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スペックを上げる。

 韓国での子供の教育競争が、やたらと厳しいという話。良い大会社に入るために、良い学校を出てなければならず、その為に子供の頃から大変に勉強し、習い事もし、それらすべてが子供の「スペック」を上げるためだということが常識なのだそうだ。

 子供達は(当然)塾に通い、夜遅くまで勉強した後に、習い事をやりに行く。水泳だとか、バイオリンだとか。もちろん、夜はとんでもなく遅くなるが、朝になると一応学校には行かなければならないため、その役に立たないと考えられている授業中に寝るのだそうだ。先生もやってられない事だろう。以前書いたように、ボクもブラックバイトをやっていた頃は授業中に寝るしかなかったけれど、所詮大学生である。小学生からそのような過酷な訓練をやることで、一体どのような情操が身につくのだろうか。

 韓国ほどひどくは無いものの、ボクの周りの小学生たちも、いつもとても忙しい。やれ塾、やれ習い事と、全然ぼんやりする暇なんて無い!そうだ。そんなキリキリやってないで、子供なんだからもっと楽しく遊ばないとなーなんて言うと、それ親に言ってよね!と言い返される始末である。うむー。

 子供の頃からギューギューに勉強等し、「スペック」を上げて良い会社に入って、社会に出てもギューギューに働くことになるのだが、それでも人生を素晴らしいものだと実感出来るということか。むむ。

 よく「老後はゆったりと旅行などして楽しんで」なんて言ってる人いるけど、実際老後は老化してるので旅行も疲れるし、面倒臭くなって行きたくならない可能性、あるよなー。やはり、やりたい時にやりたい事をやっておかないと、人生損をしてしまうのではなかろうか。と、ボクは思うなぁ。

 そうそう、音楽なんかも同様で「今は家族の為に働いて、余裕が出来たらまたやろう」なんて考えてても、余裕が出来た頃には見た目も悪くなっていて、勢いもないしで、思ったようにはならないのではなかろうか。やはりここは「全部どうにかやっていく」をオススメしたい。

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