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(new)ズボンズ・ツアー2あれこれ。

 (new)ズボンズで短いツアーをやってきた。いつもながら、ツアーやることでバンドは得るものが多い。今回とても思い出したくない個人的事故はあったけれど(うー)、トータルではとても良いツアーであった。来てくれた皆さん、どうもありがとう。

 ボクにとって今回のツアーは、新曲を組み込むという意味で大きなチャレンジであった。新曲なんてただやればええやん、という人もいるかと思うが、ズボンズのライブはエネルギーの流れ込みが肝心であり、セットの一曲々々がエネルギーのバトンを次に渡していき、螺旋の階段を出来るだけ高く上らせていくように配置されていなければならない。その中で、まだ役割や表情、効果の分かってない新曲の組み込みは、ボクにとって賭けでしかない。(今でこそ最後にやる場合が多いMo’Funkyですら、1998年のリリースツアー時には中盤に配置されてたなー、そういえば)

 今回加わった”Flaming Funky Lady”と”Tropic”の2曲は、掘り出し曲のFunky Movin’から渡されたバトンを受けて、上手いこと新しいセットの中核になれたように感じれて良かった。これら新曲は、仮の録音は終えていて、要請もあるので早めに発表することになるかも知れません。

 大阪・三国ヶ丘Fuzzでは、当初ズボンズ、コロコロボンボンズで2ステージずつと提案されていたのだけど、上に書いているような理由でズボンズは2ステージやるのは難しいため、大阪の仲間を集めて(The Black Dolphinsとミーガールー)ニセズボンズを作ってもらい、最初のステージでは彼らの選んだ選曲でのライブをやった。1-2-3、Don’t Diddley, Bomb the Bomb などは、もうずっとやってなかった曲だったが、なかなか楽しかったな。いつもながら大阪のお客さんは、やる方をいい気分にさせてくれて、本当にありがたい。その余波もあって、名古屋でも良いライブとなった。

 他のある程度歳のいったミュージシャンがこのようなことを言ったりしているのを見ると「バカな、そんなことあるもんか」と憎まれ口を叩きたくなるボクであるが、隠さず言ってしまうと、どうにもこの歳になってバンドの今が一番良い状態だと感じている。その上新曲もかなり良い気がしているが、これらはただの思い込み/思い上がりなのか、ある種の認知的な症状なのか…。夏に本格的にアルバムレコーディングが始まるが、曲は揃っており、これまたどれも…。まぁ、完成するまで黙っておいた方が身のためですよね。はは。

 さて、ズボンズの次のライブは東京・荻窪Top Beat Clubである。対バンがまたゴツイので、頑張ってやらんとなー。皆さん、ぜひエネルギーを受け取りに来てくだされ!

6/19 水@荻窪Top. Eat Club
Alt-Takes #2
【出演】
M.J.Q(クハラカズユキ、山本久土)
貝生比良KAI-NAMAHIRA
(下山淳/武田康男/岡本雅彦 /梶原幸嗣)
(new)ズボンズ

【前売】3,800円 (+1D)
チケットはこちらから↓
イープラスeplus.jp/sf/detail/4104…
Peatix peatix.com/event/3946377

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