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ガンダムとスターウォーズとトロンボーンが好き

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最近の記事

『Gのレコンギスタ』って富野由悠季監督の『ONE PIECE』読書感想文なんじゃね?ならばその威を借りてワンピ考察をしてみなさいよ!

新潟国際アニメーション映画祭の富野由悠季監督と出渕裕さんのトークでもあった通り、やはり富野監督は『ONE PIECE』という作品が日本のカルチャーにおいてエポックメイキングであったと認識している様だ。 僕も『劇場版Gレコ』が完結して改めて振り返った時に、(これは富野版ワンピースなのでは⋯?)という思いが湧いた。 そこで、『Gレコ』と『ワンピ』の類似点を考察することで、富野由悠季という天才から見たワンピースを想起し、その頭脳を借りてワンピ考察ができるのではないか、という試行

    • 『哀れなるものたち』の空を考察

      背景画なのかCGなのか被写界深度なのかもわからない背景美術。 単に美しいから良いというだけでなく、単純な心象表現技法を超越して、感情に直接作用してくる。圧倒されてしまった。 撮影技法を想像するに、背景画にしろグリーンバックにしろスタジオでの撮影になるはず。 言い換えれば「箱庭内」での撮影なわけで、ベラを監禁している状態になる。 印象的だったシーン、森に出かけた時のボヤけた背景、リスボンの空、アレクサンドリアの遠景、船から見る海と空。 このデフォルメはベラから見た世界なのか

      • エマ・ストーンのビーチクを観に行こう

        『哀れなるもの』 どうやらすごい映画らしいので、予告もあらすじも見ず、エマ・ストーンのビーチクが観れるらしいという前情報のみで観に行ってきた。 むっちゃくちゃにグッサグサに刺された。 途中からこれはフィクションの皮をかぶったあるある探検隊だと思った。 感想文を書こうにも、それは自分の過去や現在の残虐性に直結してしまい、向き合いきれないと思った。内省に留め置く他ないと。 ただ、自分のこの感情をテイよく美化した感想を追い求めてざっとツイッター(現X)を巡っても、自分とは真逆

        • キラ・ヤマトという自己矛盾男に結論を

          本題に入る前に、まずよかったところを一通り列挙するよ。 変わらないもの、佐橋俊彦。前作前々作の引用もたまらん。 ネイビーハロや ズゴック草 『Meteor -ミーティア-』ほんま草。笑い泣きが止まらんかった。 デュートリオンビーム照射とか隠者の頭突きとか設定回収ありがとう そうなんよSEEDは艦隊戦なんよ 他にもキャラ間の掛け合いとかお前生きてたんか元気そうやな!とかファンサービスの嵐。普通にエンタメ映画としてのパワーがたまらんかった。Vシネクストで痛い目見てる

        『Gのレコンギスタ』って富野由悠季監督の『ONE PIECE』読書感想文なんじゃね?ならばその威を借りてワンピ考察をしてみなさいよ!

          真綾さんのライブは復習が効く

          1月3日に振替となった坂本真綾さんのライブ『記憶の図書館』行ってきました。 ライブ中、色んな気持ちがぼんやり浮かんでぶぁ〜っとしたまま、放っておくとスルッと忘れてしまいそうなので、急いでiTunesでセトリのプレイリストを作りました。 すると不思議なことに、そのプレイリストを再生するだけであのライブ会場の景色が思い出されていきます。帰ってから急いでAppleMusicで買った『Latest Train』が真綾さんの声で再生されるくらいに。 やはり坂本真綾さんのライブは復習が

          真綾さんのライブは復習が効く

          『碧の仮面』でブッ刺さった岩手県イースターエッグ

          ポケモンSVのDLC前篇『碧の仮面』、キタカミの里の田舎感が素晴らしすぎる! 子供の頃「次はトウホク地方でないかな~」って思っていたらニューヨークに行ってしまったあの無念がついに晴らされました。ありがとう株ポケ。ありがとう増田大明神。にしてもこんなに岩手県凝縮するかね。 感謝の想いを込めて、個人的にブッ刺さったど田舎要素をまとめておきたい。 ストーリーネタバレは一切ないです。 電柱ポケモン世界はおそらくエネルギー問題が爆裂に解決されていて、送電線なんていうダサい物は必要な

          『碧の仮面』でブッ刺さった岩手県イースターエッグ

          “主人公の成長”ってやっぱノイズなんかなぁーっていう

          『君たちはどう生きるか』観てきました。 シンプルに楽しかったです。 人生初の“初見映画館ジブリ”をさせてくれる今回のプロモーションは純粋にとてもありがたい。ジブリといえば内容全部知っててリビングで観るやつみたいなところがあって、「このお話はどういうお話なんだろう⋯」ってジブリ映画を観られる体験自体が貴重。 なんだけどタイトルで煽りつつ内容も見せないプロモーションで観る側にガッチリファイティングポーズ取らせておいて、強すぎるメッセージがあったり説教臭かったりするわけではなか

          “主人公の成長”ってやっぱノイズなんかなぁーっていう

          チュチュの手合わせお辞儀考察したら石投げられてて悲しい事件だなって話

          今日の現場はここです。 恐らくここまで拡散されるつもりではなかったろうに、アルゴリズムの波に乗ってしまいビューが増えた過ぎた結果、RT5000人超えると~の法則に従って多くの誤解を引き寄せてしまったのだろうと感じる。 ツイ主さんの本筋は本当に素敵な考察のタネだったろうに、ちょっとした表現の食い違いが大きな悲劇を産んでしまっている。ツイ主さんにチューニングを合わせて素敵な考察をリプしている人もいれば、ツイ主さんを何かしらの警察だと判断し以下のような画像を送っている人もいる。

          チュチュの手合わせお辞儀考察したら石投げられてて悲しい事件だなって話

          昨今の映画音楽業界は僕が思っている以上にトロンボーンのことが嫌いなのかもしれない

          中学でトロンボーンを初めてはや19年も経ってしまいました。僕はアマチュアとしては珍しく“希望して”トロンボーンパートに所属したタイプで、周りのトロンボーン吹きに話を聞くと“トランペット希望者が多かったから譲った”とか“なんでもいいって言ってたら”みたいなパターンが多いらしい。 12歳の当時トロンボーンを希望した理由は元々アマチュアで吹奏楽をやっている両親の影響と、その両親がリビングでかけていた米米クラブのライブレーザーディスクに映る「びっくほーんずびー」とやらがカッコよかった

          昨今の映画音楽業界は僕が思っている以上にトロンボーンのことが嫌いなのかもしれない

          「絶対エヴァオマージュだけはやんねえからな!」って決めて25年守り通してきた男が遂に繰り出したセカイ系映画

          やっと観てきました『ONE PIECE FILM RED』 おだっちって本当に連載前に作ったシナリオ通りにワンピースを描いているんだなと、改めて思い知らされました。 この映画にはワンピース連載開始から今までで流行ったモノの内、物語取り入れれるには重すぎるためオマージュできなかった、けどいつかやりたかったんだろうなというエッセンスがてんこ盛りすぎると、予告を見た時既に感じていました。 ボカロ・V・歌ってみた等のネット文化、テニプリやマクロス等のアニメ漫画とミュージカルの融合

          「絶対エヴァオマージュだけはやんねえからな!」って決めて25年守り通してきた男が遂に繰り出したセカイ系映画

          ハイエボ3回目 色々見つけた小ネタ、思い直した小ネタ

          3回観ても号泣するアラサー一般男性。3回観て発見したこととか、3回観てええなあって思ったところについて書き下し。 移民船内トラパー濃いのおかしくね? 白ラグナが飛んでくるシーン、リフしながら飛んでくるんだけどなんでトラパー密度が濃いんだろうか。宇宙空間にはトラパーがないらしい。スカイフィッシュが舞うのはアイリスがスカブ作ったあと。 エウレカセブン内で生まれたものだからトラパーが充満しているのか、EUREKAの能力がプチ復活したのか。 アイリスが最後スカブを作るシーン

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          EUREKA 2回目鑑賞メモ ホランドの魅力・ドミニク考察・ハンドル考察

          2回目観てきました。また号泣。違うシーンで号泣。やっぱホランドカッコええわ。 2週目ラジオを聴く前にちょいちょい気になったとこを雑多に吐き出し 結局、ホランドのかっこよさって何? ホランドは今に生きる人。長期的プランニングは苦手なんだけど、夢に向かって今できる事に全力を尽くしてないと居ても立っても居られない。不器用だけど熱心なところにカリスマがあるから、みんなが手を貸したくなるリーダーとして人望がある。ホランド本人はかっこいい自分が好きなナルシスト気質もあるんだけど、ホ

          EUREKA 2回目鑑賞メモ ホランドの魅力・ドミニク考察・ハンドル考察

          “涅槃の案内人”、数々のオマージュ、推しキャラの扱いが雑で怒る人々

          『EUREKA/EUREKASEVEN HIーEVOLUTION』感想文を読み漁っています。ベタ褒め感想文にうんうん言いつつアンチ感想文にもうんうん言って楽しんでいます。 僕個人の総括と考察はこちらを是非読んでほしいです。 今回は作中引っかかった3つのポイントについて考察します。 ・涅槃の案内人デューイたびたび発言する「涅槃の案内人」、僕はこのワードの意味がよく分かりませんでした。というのも、「涅槃の案内人=エウレカ」を指していると認識していた為、涅槃とは程遠い所にいる

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          HI - EVOLUTIONとは何だったのか

          公開初日のレイトショーで観てきました『EUREKA/EUREKA SEVEN HI -EVOLUTION』 中盤で涙腺が決壊。自分は随分おっさんになってしまった。 #エウレカセブンで検索する限り賛否真っ二つの本作品。パンフの京田監督インタビューを読み込む前にファーストインプレッションを吐き出しておきたい。 ネタバレ注意です。 世界観考察あくまで個人的な考察です。 :マルチバースの発生『交響詩篇エウレカセブン』(以後TV版と呼称)の最終回にてレントンとエウレカはスカブ

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          10月27日放送『有吉の壁』“おもしろ童話選手権”かもめんたる&蛙亭コント「魔女」の考察

          かれこれ1週間頭から離れない、たった数分のコントに何故こんなにも悩まされるのか、う大先生には大変畏れ多いながらも言語化を試みてみようと思う。 TVerではまだ観られるようなので是非観ていただきたい。 https://tver.jp/feature/f0087322 ネタの大筋子供(かもめんたる槇尾さんと蛙亭岩倉さん)にいびられる魔女(蛙亭中野さん)は「魔法で毒蛙にするぞ〜」と言って子供を追い返すが、屋敷から出てきた男(かもめんたるう大さん)に慰められ屋敷に帰っていく。

          10月27日放送『有吉の壁』“おもしろ童話選手権”かもめんたる&蛙亭コント「魔女」の考察

          人生初テニスの『リョーマ!』観てきた日記

          前置き僕のゴリ押しで『閃ハサ』観に行ってくれた先輩が「さあ!君も!テニスを!読むんだ!」とゴリ押し返しをしてくれているのですが、ところでこの夏映画館で幾度となく予告を観た『リョーマ!』が気になって気になってしゃあなくなっていました。話したこともなかった子が、気がつけばいつも目で追ってるみたいな感覚。 そんなに気にすることでもないんだけど妙にへこんでしまう仕事ミスをしてしまい、気にすることもない筈なのにずるずるとひきづっていました。どうやら『リョーマ!』を観るととても元気にな

          人生初テニスの『リョーマ!』観てきた日記