見出し画像

妻と一緒にコナンカードゲーム始めたけど最近のTCGやった事ないから何が強いか全然わからん

生まれた時から名探偵コナンを愛してやまない妻と一緒にコナンカードゲームを買ってみました。
2人で対戦して結構楽しいのでデッキ構築を考えてみたのですが、ノウハウが全くわからないので困っています。
私のTCG歴は子供の頃にポケカ(旧裏)とデュエマ(1~6弾)、後にMtGを少々、初期ハースストーンとボドゲを色々やって⋯とつまみ食いは多いのですが、コナンTCGに近いシステムのカードゲームを触ったことが無かったので、いかんせん何が強いのか弱いのかいまいちピンと来ません。
ネットにもまだ情報がないので、とりあえずゲームシステムを理解するべく思考してみます。

1:単純化したモデルで最速勝利を考える

プレイヤー両者がお互いに妨害をせず、毎ターンLP1のキャラを出し続け、ひたすら捜査する場合を考える。

先攻1T:捜査1回(合計証拠1)(※1)
後攻1T:レベル2キャラをプレイ、捜査1回(合計証拠1)
先攻2T:レベル3キャラをプレイ、捜査1回(合計証拠2)
後攻2T:レベル4キャラをプレイ、捜査2回(合計証拠3)
先攻3T:レベル5キャラをプレイ、捜査2回(合計証拠4)
後攻3T:アシストからレベル7キャラをプレイ、解決編、捜査2回(合計証拠5)
先攻4T:アシストからレベル8キャラをプレイ、解決編、捜査2回(合計証拠6)
後攻4T:捜査3回、事件解決

※1のターンはレベル1キャラがいない為。
1Tにアシストからレベル2キャラをプレイした場合の証拠の数は
0→2→5→8
と推移する。解決編へのアシストの関係で勝利ターンは変わらない。

いずれにしても後攻4Tが最速勝利となり、先攻4Tまでに何らかの妨害をする必要がある。

1-1:単純モデルで証拠へアクションさせる

上モデルのキャラプレイ数を踏まえて、全キャラ証拠にアクションし、ノーガードで受ける。

先攻1T:捜査1(先攻証拠:1)
後攻1T:捜査1(後攻証拠:1)
先攻2T:捜査1(先攻証拠:2)
後攻2T:アクション1、捜査1(先攻証拠:1)(後攻証拠:3)
先攻3T:アクション1、捜査1(先攻証拠:3)(後攻証拠:2)
後攻3T:アクション2、捜査0(先攻証拠:1)(後攻証拠:4)解決編
先攻4T:アクション2、捜査0(先攻証拠:3)(後攻証拠:2)解決編
後攻4T:アクション3、捜査1(先攻証拠:0)(後攻証拠:6)
先攻5T:アクション3、捜査1(先攻証拠:4)(後攻証拠:3)
後攻5T:捜査3で事件解決

決着が1T伸びたが後攻勝利。
直前にプレイしたキャラがガードできる為、現実的ではない。

1-2:先攻1Tでアシストからレベル2キャラをプレイする場合

先攻1T:捜査0
後攻1T:捜査1(後攻証拠:1)
先攻2T:アクション1、捜査1(先攻証拠:2)(後攻証拠:0)
後攻2T:アクション1、捜査1(先攻証拠:1)(後攻証拠:2)
先攻3T:アクション2、捜査1(先攻証拠:3)(後攻証拠:0)
後攻3T:アクション2、捜査0(先攻証拠:1)(後攻証拠:2)解決編
先攻4T:アクション3、捜査0(先攻証拠:5)(後攻証拠:0)解決編
後攻4T:アクション3、捜査1(先攻証拠:2)(後攻証拠:3)
先攻5T:アクション4、捜査1(先攻証拠:7)(後攻証拠:0)
後攻5T:アクション4、捜査1(先攻証拠:3)(後攻証拠:4)
先攻5T:捜査4で事件解決

ようやく先攻が勝利することができた。
しかし、先攻3Tで先攻のレベル2キャラ&レベル3キャラがアクションするにも、後攻にレベル4キャラが構えている為、AP補正が必要になると考えられる。

1-3:直前にプレイしたキャラがガードできる

ガードを考慮に入れる。
相手のアクティブキャラ以上の枚数でアクションすればアクションが通ると単純化すると、キャラ2体でアクションできれば1体は通ると考えられる。

キャラ2体でアクションできる最速ターンは、
・1Tにアシストした場合の先攻3T
・後攻3T
・先攻4T
のいずれかである。
それまでは1の例と同じ動きになる。

証拠へのアクションを通した場合、1-1、1-2共に勝敗の結果は変わらず、事件解決が1ターン早まる。

2:後攻のメリット

以上より、
①事件解決ターンが速い(最速4T)
②2キャラ同時アクションできるターンが速い(3T)
の2つの有利があると考える。

先攻は
①対策:アクション、除去能力のあるカードのプレイ
②対策:1Tアシスト&AP補正
により対策しなければならないと考えられる。

3:先攻のメリット

除去能力のあるカードがレベル8に多く、先攻は4Tに解決編へのアシストを兼ねながらレベル8キャラをプレイできる。

つえ~

先攻4Tでレベル8キャラによる除去でアクティブ状態のキャラをどかし、アクションで後攻4T事件解決を阻止する必要がある。
その為、このゲームはレベル8カードだけ異様に強い。
その後、次ターンで事件解決へ向けてネクストヒントを使うこともできる。

以上から、後攻4T事件解決を巡って序盤~中盤のプレイングを考える事を一つの指針にする。
後攻の事件解決を1Tずらし、先攻5Tに事件解決を目指す。先攻は5Tに証拠が7枚あればいいので、上モデルではキャラをアクションに回す余裕が2~3回分ある。

3-1:AP補正を付けてアクションを通す

一旦、レベル8カードのプレイ以外で後攻4T事件解決を阻止する方法を考える。

①先攻4Tにキャラ2体でアクション(証拠)
ガードされた場合カットインAP補正でキャラをリムーブする。証拠2枚減か、証拠1枚とキャラ1人減により事件解決を阻止。
ヒラメキによるスリープや6レベル以下でLP2を持つキャラで対策される。

燻し銀の性能。初弾でコスト6以下LP2はこいつだけ。

②先攻4Tにキャラ2体でアクション(キャラ)
AP補正をかけた上でレベルの高いキャラを打ち取る。
ヒラメキを考慮しなくて良い。

単体でAP補正がかけられるのは偉い。

③1Tアシストから先攻3Tで2体アクション
同じ動きを3Tにする。
相手のキャラをリムーブできた場合、後攻4Tまでの捜査が計2回減る。

単体でレベル4LP4000勢を打ち取れる。③ムーブの最適解か?

3-2:カード能力による妨害

①レベル3ミスリード
レベル3のミスリード持ちによって相手の証拠を減らす。
後攻2T、後攻3Tの2回起動のみでは後攻4T事件解決は防げない。アクションを1回通す必要がある。

各スターターに入っている。カットインAP+1000付き

②「蘭の一撃」系統
3Tに後攻のアクティブ状態キャラをリムーブし、アクション(キャラ)で後攻の場を一掃できる。
先攻のキャラも一枚減ることになるが、5Tに事件解決は達成可能。
強力な動きに見えるが、後攻に打開された場合キャラが一枚少ないビハインドがある。

コレも各スターターに入っている。

③先攻4Tにレベル8キャラの登場時除去能力
繰り返しになるが、レベル8キャラの除去能力で相手の事件解決を妨害する。

4:後攻4T以降とネクストヒント

後攻4T事件解決が阻止されると、後攻は4TでFile8枚+アシストからネクストヒントを駆使してカードがプレイできる。次ターンでもレベル8を使いたいとすれば、3枚までプレイできるだろうか。先攻5T事件解決を阻止し⋯とゲームが長引いていく。
ここから先はカードのテキストにかなり依存し、手札枚数等も考える必要があり、今回の単純モデルで考えることは難しい。

再展開に長けたカード

考察①先攻向けの能力、後攻向けの能力

とりあえず“後攻4T事件解決の阻止”にフォーカスして、各能力がいつ活躍するかを考える。

・先攻向けの能力

AP補正全般⋯アクションのみで阻止する場合、レベル差のあるキャラ≒AP差のあるキャラを倒す必要がある。

レベル3キャラのミスリード⋯相手のカットインAP補正によるアクション失敗のリスクを取らずに証拠を減らせる。というより後攻で使うことがなさそう。(なのでカットイン+1000がついているのか?)

レベル8キャラによる除去⋯最も安定した対抗手段。

・後攻向けの能力

ヒラメキ⋯証拠へアクションされる機会があるのは後攻側。ワンドローは阻止された後の打開に有効。スリープはタイミングがいい場合後攻4T事件解決が通る可能性があるが腐る場合もある。

先攻時にはアクティブ状態の相手キャラをスリープさせてアクション(キャラ)
後攻時にはヒラメキ能力で4T事件解決をワンチャン通す

カットインAP補正⋯先攻のアクション(キャラ)を防ぎ、後攻4T事件解決を通すことができる。
このリスクを考えると、やはりレベル8キャラによる除去は確実に構えていないと厳しいだろうか。

考察②後攻4T事件解決阻止後

先攻による妨害が機能し、後攻が4Tに事件解決できなかった場合、潤沢なFileを活用して戦う終盤戦へと移行する。

レベル8キャラ⋯登場時に除去、相手アクションをガード、次ターンはLP2で証拠を集める。このゲームの核。

突撃⋯アクションによる妨害を即時行い、次ターンは推理。レベル8キャラの次に優秀な終盤性能。

ネクストヒント⋯キャラを再展開し、次ターンの事件解決に王手をかける。

LP2のキャラ⋯王手をかけるの為のキャラ枚数が節約できる。

「相手の事件解決阻止」と「自分の事件解決へ王手」を同時に行いたい。
もし王手がかからない場合、相手は除去にリソースを割かずに再展開し、自分は次のターンも除去を行う必要があり後手に回ってしまう。

まとめ

以上の考察2点からデッキのバランスを考える必要がある。

①先攻時に後攻4T事件解決を阻止
・AP補正
・「蘭の一撃」系統
・レベル3ミスリード(?)
・レベル8キャラ(除去持ち)

②後攻時に①を対策
・レベル6以下のLP2キャラ(江戸川コナンのみ)
・ヒラメキ(スリープ)
・カットインAP補正

この理屈で行くとかなりの壊れカード

③事件解決が阻止された後の再展開
・ドロー系
・複数展開系
・突撃
・LP2
ここはまた後日考察し直す。

SRのレベル8は除去能力とLP2を持ち、事件解決阻止と王手を1枚でこなす

このゲームのレベル8カードがあからさまに強い理由を考察する為に単純モデルで考察してみたが、スターターを中心に各カードのデザイン理由を何となく理解することができた。
とはいえノーガード捜査プレイは明らかに欠点が多いので、また後でもう少し現実的に考察し直したいと思う。

最後に妻の考察を添えて

妻が「工藤夫妻が白カードなのは今年の映画ポスクレのネタバレではないか」と考えています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?