見出し画像

救世主がカナンの地(パレスチナ・イスラエルおよびその周辺)に既に降臨・再臨されていれば、キリスト教福音派のアメリカ人がイスラエルを支持する理由の一つはなくなりますが . . . メシヤ(教祖と総裁)は現在の北朝鮮に降臨(旧統一教会)

長くなり過ぎた一つ前の記事『推定・年200億円超 / 累計1兆円超が半世紀に渡り国外へ流出、1970年代中頃には既に月20億円 / 年240億円 - 献金の推移(旧統一教会)』から分離しました。



Noel, Noel, Noel, Noel,
Born is the King of Israel.

ノエル、ノエル、ノエル、ノエル、
イスラエルの王がお生まれになった。


旧統一教会に手玉にとられた数多くの政治家の中でも、東京佐川急便事件で晩節を穢した故金丸信氏の愚行は憲政史の汚点として末永く語り継がれそうです。

1984年にアメリカで有罪判決を受け収監された結果、日本へ入国することがより一層不可能になっていた文鮮明教祖は、故金丸信氏が主導した超法規的措置(?)によって1992年3月26日に無理矢理来日しました。

国内での日程を終え、教祖ご一行がご満悦で帰国の途に就かれた数ヶ月後、日本からテレビ・新聞・週刊誌の記者が大挙して取材に押しかけた国際合同結婚式がオリンピック・スタジアム(ソウル)で開催された前日(1992年8月24日)(実際には、韓国内の4~5ヶ所で7月上旬)に文鮮明教祖は自らがメシア(ギリシア語 χριστός (chrīstós) を経てキリスト)・救世主・再臨主であると宣言しました。

尚、この年、旧統一教会に関する話題がテレビのワイドショーや週刊誌の誌面を席巻しましたが、メシア・救世主・再臨主宣言について言及されることは殆どありませんでした。

また、父・母・義父・義母より遥かに大切な真のお父様、真のお母様、真のご父母様(True Father, True Mother, True Parents)という表現は60〜70年前から使用されているようです。


(前略)

神様が私をメシヤとして立てられて、今日まで救いの摂理をされてこられたからです。私は再臨主であり、救い主であり、真の父母として使命を果たしてきたのです。時が来たので、このことをこの場で宣布するのです。

(後略)

1992年7月6日から7月9日まで韓国全土を四地域に分けて開催された世界平和女性連合の大会における御言

韓国ソウル市の会場で韓国語で講演

(前略)

今年の七月の初めに、韓国の五大都市で開催された「世界平和女性連合」指導者大会で、私と私の妻である韓鶴子総裁は、『私』が人類の真の父母、救世主、再臨主、メシヤであることを宣布しました。

(後略)

第一回「世界文化体育大典」合同祝賀晩餐会
(1992年8月24日)

(abridged)

In early July, I spoke in five cities around Korea at rallies held by the Women's Federation for World Peace. There, I declared that my wife, WFWP President Hak Ja Han Moon, and I are the True Parents of all humanity. I declared that I am the Savior, the Lord of the Second Advent, the Messiah.

(abridged)

Leaders Building A World Of Peace, Reverend Sun Myung Moon
August 24, 1992, Little Angels Performing Arts Center, Seoul, Korea

(abridged)

Today I declare to all heaven and earth that my husband, the Reverend Sun Myung Moon, is the one who has devoted his entire life to pioneering the way of the Messiah and of the True Parents. Despite ruthless persecution and torment from the evil world, he has worked to pioneer the future of humanity. He has done this by letting the world know about God’s purpose of creation and by discovering the truth concerning the original sin committed by the original human ancestors.

All the world’s major religions teach that their original founders will someday return to this world. According to the Unification Principle, which are the teachings of my husband, the return of these figures, that is, Buddha, True Man, Confucius, and the Second Advent of Jesus, will be fulfilled through the return of one Messiah, one True Parent, for all of humanity. All religions are to be unified through this person. Despite what some Christians believe, this Messiah, or True Parent, will not be the same Jesus who died two thousand years ago, returning on a cloud in the sky. Instead a new person who has inherited Jesus’ mission is to be born on this earth. The country in which this person is born is the Republic of Korea. The Messiah, the True Parent of all mankind, is a Korean whose principal language is Korean.

When is this Messiah to come? According to the Unification Principle, the Last Days are the time in which this sinful world is brought to a conclusion, and the Messiah is to come during the time of the Last Days. The Last Days refer to an approximately eighty-year period between World War I and the conclusion of the twentieth century. This corresponds to the transition period in world history in which the True Parent of mankind is to be born in the Republic of Korea and carry out his program for building a world of freedom and peace to take the place of today’s world, filled with evil and war.

(abridged)

True Mother’s speech during the speaking tour on June and July 6, 7, 8 and 9, 1992 (in Chungju, Busan, Gwangju, and Seoul, Korea)

文鮮明教祖(現在の北朝鮮生まれ)


韓鶴子総裁(現在の北朝鮮生まれ)

https://www.facebook.com/watch/?v=1259812844945375


昨年半ばまで旧統一教会をよいしょしていた右派の政治家や論客の方は必見



上述した通り、旧統一教会では(一般にはメシアと呼称されますが)メシヤ(当初は文鮮明教祖のみ、教祖の聖和(逝去)後は韓鶴子総裁も独生女・再臨主(トクセンニョ・チェリムジュ)として追加)が朝鮮半島に再臨したとされています。

(※ 正教会では神の独り子であるキリストを独生の子・独生子とも表現します。)

(※ 詳細については『原理講論』を参照する必要がありますが、この記事の末尾に『朝日ブックレット(49)追及ルボ 原理運動』(1985年)に掲載された短い梗概を引用しました。)

詳しくは後述しますが、救世主が既に再臨されていれば、(ユダヤ系アメリカ人は人口の 1/50 前後を占めるにすぎない)アメリカの政治家にとって巨大な票田であるキリスト教福音派の信徒がイスラエルを支持する動機の一つが失われ、停戦や和平が近づくかもしれません。

(※ 教祖の聖和(逝去)後、息子さん達を追放した夫人もメシヤを冠したことでジェンダー平等を志向しているように見える一方、引き続き天照大神をはじめとする日本の神々(間接的に皇室)は否定されています。(半世紀以上に渡って旧統一教会およびその関連企業や友好団体を支持してきた右派の政治家や論客は不勉強にも程があります。)また、多神教である仏教やヒンドゥー教(ヒンズー教・ヒンヅー教)とも親和性はありません。霊感商法で(1995年に韓国で初めて世界遺産(文化遺産)としてユネスコに登録された慶州市にある)仏国寺多宝塔(国宝)を模したミニチュア・レプリカ(石彫模型)、数珠・念珠、善霊堂(石彫模型)、弥勒菩薩像(石彫・木彫)他を暴利で売り捌いたことからも、仏教(および大和朝廷が仏教を輸入して以来、神々と仏が遍在する日本)を蔑む片鱗が窺えます。)

2022年9月19日 河北新報 1頁

河北春秋

▼ 正月は神社へ初詣に行き、クリスマスにはツリーを飾る。結婚式は教会で挙げ、葬式はお寺で行う。宗教的な観点に立てば、節操がないと驚く外国人もいよう

▼「日本には宗教のオーソドキシー(正統的な信仰)がない、つまり基準となる背骨のような宗教がなく、信教の自由の幅が大きい」。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)などの被害者支援に取り組む弁護士の紀藤正樹氏が著書で指摘している

▼ 韓国で創設された旧統一教会の信者は世界各国に広がるが、日本の信者数は他国に比べて異様に多いという。氏はこの背景に日本の宗教への「寛容さ」があるとみる。もちろん信教の自由は憲法で保障されているが、仮に反社会的な集団に付け入る「隙」を与えているとしたら話は別だ

▼ 安倍晋三元首相の銃撃事件を機に国会議員らと旧統一教会との接点が次々発覚した。教団関係者から組織的な選挙支援を受けていたケースも判明。客観的な立場で必要な対策を講じるべき議員が隙だらけでは、国民の安全など守れるはずもない

▼ 岸田文雄首相は自民党所属議員に「しがらみを捨てる」よう指示した。「しがらみ」は漢字で「柵」と書く。元々は川の中に打ち並べたくいに竹などを渡して流れをせき止める道具だ。よどみのない清流を一日も早く。


多宝塔
数珠・念珠
善霊堂
弥勒菩薩像

https://六マリアの悲劇.com/川瀬カヨと「天運教」


日本では、「天照大神」という女性神を崇拝しています。世界的に見て、女性を代表として立てて誇る国が正に日本です。それで、世界の男性たちが、「日本はおんな(女性)だ」と言うのです。事実は、世界的に堕落するにおいて、最初に選ばれた悪なる国だというのです。

『日本には主人がいません。天皇が日本の主人ではありません。天照大神という女性神を崇拝し、八百万の神を崇拝する雑神教です。唯一神教ではありません。雑多な神を好むのです。そのような意味で価値がありません。そのような日本が発展することができたのは、西洋文明を盗んできたからです。西洋文明をそっくりそのまま盗んできました。自分でつくったものは一つもないのです。

『日本は、島を中心として一つになることができる運勢をもっているのですが、日本自体が韓国を支配したのです。四十年間です。それはサタンが支配したのと同じです。天照大神、女性神に仕えている日本の国がアダムの国を四十年間支配したのは、四千年歴史をサタンが支配したのと同じです。この過程にあるので、一時、アダム文化圏を支配し、西欧文明圏をすべて受け継ぎ、西欧と通じることができる道を築きました。ですから、日本文化圏はイギリス文化圏です。イギリスのすべての文明制度を移植したのが日本です。アジアにおいてイギリスのような国、イギリスを中心として世界を制覇したそのような時代を再び蕩減復帰したのです。それを再現させるための形態が日本だというのです。』

世界基督教統一神霊協会 編著『神様の摂理と日本』光言社(2004年3月)

二千年以上も前から世界中で数千人〜(歴史の片隅に消えた事例も含めれば数万人〜)がメシアを自称したそうです(イエス(キリスト)もユダヤ教徒にとっては自称メシアの一人にすぎません)が

ユダヤ教の正典(神ヤハウェが選民イスラエルを如何に導いたか示す律法・預言・諸書)でもある旧約聖書(キリスト教)に依れば、救世主は、おそらく、パレスチナ・イスラエルおよびその周辺に現れます。また、新約聖書(キリスト教)に依れば、イエス(キリスト)は、おそらく、パレスチナ・イスラエルおよびその周辺に再び現れます。

イスラエル - 危険・スポット・広域情報 (外務省・海外安全ホームページ)
イスラエル - 危険・スポット・広域情報 (外務省・海外安全ホームページ)

パレスチナとイスラエルとの間で戦闘が始まって以来、ユダヤ教、キリスト教、およびイスラームの歴史についてテレビやラジオや新聞や雑誌で目に・耳にする機会が増えましたが、キリスト教徒以外にも広く知られているように、イエス(キリスト)は二千年余り前(生年月日は不詳)にベツレヘムで生まれ、ナザレで育ちました。3年ほど宣教した後に、30代でエルサレム(ゴルゴタの丘)で刑死しました。両親(ヨセフとマリア)ともダビデ王の末裔であったと伝えられており、史的にはユダヤ人でした。

【 降 誕 】

ルカによる福音書 2:1-7 そのころ、皇帝アウグストゥスから全領土の住民に、登録をせよとの勅令が出た。 これは、キリニウスがシリア州の総督であったときに行われた最初の住民登録である。 人々は皆、登録するためにおのおの自分の町へ旅立った。 ヨセフもダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。 身ごもっていた、いいなずけのマリアと一緒に登録するためである。 と | Seisho Shinkyoudoyaku 聖書 新共同訳 (新共同訳) | 聖書アプリを今すぐダウンロード そのころ、皇帝アウグストゥスから全領土の住民に、登録をせよとの勅令が出た。 これは、キリニウスがシリア州の総督であったとき www.bible.com
マタイによる福音書 2:1-23 イエスがヘロデ王の代に、ユダヤのベツレヘムでお生れになったとき、見よ、東からきた博士たちがエルサレムに着いて言った、 「ユダヤ人の王としてお生れになったかたは、どこにおられますか。わたしたちは東の方でその星を見たので、そのかたを拝みにきました」。 ヘロデ王はこのことを聞いて不安を感じた。エルサレムの人々もみな、同様であった。 そこで王は祭司長たちと民の律法学者たちとを全部集めて、キリストはどこに生 | Colloquial Japanese (1955) (JA1955) | 聖書アプリを今すぐダウンロード イエスがヘロデ王の代に、ユダヤのベツレヘムでお生れになったとき、見よ、東からきた博士たちがエルサレムに着いて言った、 「ユ www.bible.com

【 受 難 】

さて、ユダヤ系アメリカ人が人口の 1/50 前後を占めるにすぎないアメリカがイスラエルを一貫して支持してきた背景にイスラエルの回復がイエス(キリスト)再臨の要件であると考える(人口の 1/5~1/4 を占める)キリスト教福音派(福音(吉報を意味する古代ギリシア語 εὐαγγέλιον エウアンゲリオン(中世ギリシア語ではエヴァンゲリオン)、ラテン語では Evangelium、英語では Gospel、イエスの贖罪を信じる者を救う神の力)を信仰の要とするプロテスタント教派)の存在があげられます。

旧統一教会は聖書(旧約聖書・新約聖書)を部分的に重用(いいとこどり)しているようですが、ユダヤ教徒とキリスト教福音派の信徒にとって、救世主が降臨・再臨される場所はパレスチナ・イスラエルおよびその周辺であって、朝鮮半島ではなさそうです。(既に朝鮮半島に再臨されたと世界中の教会が認めれば、アメリカの政治家にとって巨大な票田であるキリスト教福音派の信徒がイスラエルを支持する動機の一つが失われ、停戦や和平が近づくかもしれませんが...)

(前略)

イエスが十字架で亡くなられてからのちのイスラエル選民は、いったいだれなのであろうか。それは、とりもなおさず、アブラハムの信仰を受け継ぎ、その子孫が完遂できなかったみ旨を継承してきた、キリスト教信徒たちなのである。...したがって、「再臨されるメシヤのための基台」を造成しなければならないイスラエル選民とは、アブラハムの血統的な子孫をいうのではなく、あくまでもアブラハムの信仰を継承したキリスト教信徒たちをいうのだということが分かるのである。

(後略)

原理講論・再臨論


アブラハムの宗教の系統樹
セム的一神教の系統樹




資料

朝日ブックレット(49) 追及ルボ  原理運動
(朝日ジャーナル編、1985年(昭和60年)3月15日)

原理講論から

キリストは韓国に再臨される


◆すべての植物は各々雄しべと雌しべとによって存続するし、また、すべての動物は各々雄と雌とによって繁殖生存するのである。人間についての例を見ても、神は男性のアダムを創造されてのち、「人がひとりでいるのは良くない」(創二・18)と言われ、その対象として女性のエバを創造なさったあと、はじめて「はなはだ良(善)かった」(創一・31)と言われたのである。

◆罪を犯す前、アダムとエバは、裸でいても恥ずかしく思わなかった。しかし、彼等が堕落した後には、裸でいることを恥ずかしく思い、無花果の葉をもって下部をおおったのである(創三・1)。もし善悪の果という或る果実があって、彼等がそれを取って食べて罪を犯したのだとすれば、恐らく、彼等は手か口を隠したはずである。

◆善悪の果を取って食べたということは、一体何を意味するのであろうか。我々が何かを食べるということは、それをもって自分の血肉とするという意味である。(中略)彼女はサタンを中心とする悪なる愛をもって悪なる果を食べ、悪なる血と肉を受けて悪なる血統を繁殖し、罪悪の社会をつくったのである。

◆人類歴史の終末には、サタン側も天の側もみな世界を主管するところまでいかなければならないので、民主と共産の二つの世界が両立するようになる。そして、この二つの世界の最終的な分立と統合のために世界大戦が起こるようになるのである。このように、第一次、第二次の大戦は、世界を民主と共産の二つの世界に分立するための戦いであり、この次にはこの分立された二つの世界を統一するための戦いがなければならないが、これが即ち第三次世界大戦なのである。

イエスは、アブラハムの血統的な子孫達に再臨されるのではなく、彼等の遺業を相続して実を結ぶ国に再臨されることを我々は知り、また、実を結ぶ国は、東方の国の中の一つであることも知った。古くから、東方の国とは韓国・日本・中国の東洋三国をいう。ところがそのうちの日本は代々、天照大神を崇拝してきた国として、さらに、全体主義国家として、再臨期に当たっており、また、以下に論述するようにその当時、韓国のキリスト教を過酷に迫害した国であった。(中略)そして中国は共産化した国であるため、この二つの国はいずれもサタン側の国家なのである。従って端的にいって、イエスが再臨される東方のその国は、即ち韓国以外にない。

イエスが再臨される韓国は神が最も愛される一線であると同時に、サタンが最も憎む一線ともなるので、民主と共産の二つの勢力がここで互いに衝突する一線が即ち三八度線である。即ち、韓国の三八度線はこのような復帰摂理によって形成されたものである。

◆再臨の主を父母としていただく、一つの大家族による理想世界がつくられるとするならば、当然言語は統一されなければならないのである。(中略)イエスが韓国に再臨されることか事実であるならば、その方は間違いなく韓国語を使われるであろうから、韓国語は即ち、祖国語(信仰の母国語)となるであろう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?