シェア
土橋 悠宇(dobashi yuma)
2020年6月6日 12:30
「Sain'o O」波の音がする。聴き覚えのない言語で何か話している声が聴こえる。妙に心地いい。砂…じゃない。土の感触を背中に感じる。まだまだぼーっとした頭で、ようやく目を開けると太陽の光が穏やかに、脳を覚醒させていく。声の主たちは思いの外近くにいるようだ。その声には、どこからともなく聴こえてくる歌のような心地よさと、耳元で語られる絵本のような温もりを感じた。身体をよ