フィリピンでぼったくりにあった話
ここ最近の涼しげな気候は、フィリピンのバギオシティというところに2年前に滞在していた思い出が蘇る。
そこで今日は、フィリピンで現地人と旅に出た時にぼったくりに遭遇し、そこからの学びを書こうと思う。
厳密にはぼったくりというか、ただのお金の揉め事なのかもしれないが、わかりやすくぼったくりという言葉を使っております。
マニラへの遠征
自分がダンスをやっているという繋がりから、バギオという街でも何人かの友達ができた。
コミュニケーションツールは英語とダンス。ダンスがあったからこそ、3ヶ月間という短い滞在期間でもかなり多くの友達ができた。
そこで、首都のマニラに現地の友人5〜6人と深夜バスに乗って遠征に行くことに。
比較的、お金がない人も多く、2泊の旅なのに、2Lのペットボトルに水を入れて、それで旅中を過ごすと決めている人もいた。
宿泊先は、マニラにいる現地の友達を紹介してもらい、そこにお世話になることにした。
朝までイベントで遊んだ
最終日には夕方の18時〜朝までお酒が飲み放題で、音楽がガンガンにかかってて踊り放題のパーティーイベントがあった。
そこに友人たちと参加したわけだけど、全員お酒もたくさん飲んでたし、何より朝まで踊り続けているわけだから、もうクタクタ。
早く家に帰って寝たいところだけど、せっかくだしということで朝ごはんを近くのローカルな店で食べることになった。
ぼったくり発生
そのローカルなお店で朝ごはんを食べ終わり、いざお会計となったところで、なにやら友人たちと店の人たちが揉めている。
(普段は英語を使ってくれているけど、現地人同士の会話は全てカタログ語なので全く俺には理解できない。)
10〜15分ずっと言い合っている。
朝まで飲み明かして寝ていないこと、そして朝食をいい具合に食べたから眠気がMAXなこと、色々な理由が重なり、早く帰りたかった。
ぼったくりの金額
ぼったくられてるのはいくらかと聞くと、1人あたり日本円でも300円かそこらだったと思う。
(日本人の観光客相手ならもっとふっかけるのかもしれないけど、なんせ現地人の集まりの中に自分一人いるだけなので、完全に現地の人と思われたはず。)
正直大した金額ではないし、全員分を自分が払ってでも、長々と揉めるよりは早く帰りたかった。
「もう俺が全員分払うから帰ろうよ」
というも、普通に友達に怒られた。
金額の問題ではなく、こういうことを許しているとフィリピンがいつまでも良くならないと。そして、この金額は決して私たちには安くないと。
お金でなんでも解決してやろうとか思ってるわけでもないし、300円という金額をバカにしていたわけでもないけど、なんとなく反省した。
みんなこういうところで国を良くしようとしてるんだなと。
もちろん、あまりにも揉め事が大きくなって、身の危険があるようならお金を払ってでも逃げたりする必要はあるかもだけど、こういうのは外部の人間がお金で簡単に許していいもんじゃないと学んだ。
短い期間だったフィリピンでの滞在中でも、なんか印象に残ってるお話。
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