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大切なのは私

髪の毛の先から
指の先まで
すべてあなたなんだよ。

あなたの領域の中に
他人がどこまで入っていいかは
あなたが決めるんだよ。

心がざわざわしたら
嫌だと断っていいんだよ。



心の中の
小さな私が聴いていた。



小さな私は泣いた。



もっと早く
この言葉に出会いたかったと。

もっと早く
こんな大人に出会いたかったと。



先日、とある講演会に
参加させていただいた。

その方は
保健師であり産後指導士として
活躍されており
以前お会いした際にも
「自分は大切な存在」なのだと
私たちに語りかけて下さった。

優しくしなやかな印象の中に
燃えるような心を
持っていらっしゃる方だった。



そんな方のお話を
じっくり聞いてみたい。

そんな気持ちで
今回参加させていただいた。



小さな私を
迎えに来てくれたような
言葉たちだった。



私は今まで
我慢をして押し殺して
私の感情に蓋をしすぎた。

そうすることでしか
私は周りと一緒に居られないと
思い込んでいた。



あの人に叩かれたときも
あの人に大切な物を壊されても。

あの人に笑われたときも
あの人に髪を切られたときも。

あの人の言葉に傷ついても
あの人の態度に傷ついても。

私は怒らなかった。
私は笑った。



そうじゃない。
そうじゃないんだよ。

嫌と言っていい。
逃げてもいい。
怒ってもいい。



素直な私でいていい。

そう小さな私に
語りかけて下さった気がした。



もっと早く
この言葉に出会いたかった。

もっと早く
こんな大人に出会いたかった。



でも今出会えてよかった。



小さな私が救われたように
きっとこの方の言葉に救われる
大きな人や小さな人はたくさんいる。



届いてほしい。
たくさんの人に。

私も届けたい。
「自分は大切な存在」なのだと。

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