羨ましいからの卒業

久しぶりに友人と
気になっていた
オムライス屋さんに行った。

今年結婚式を挙げた彼女。
新婚旅行でフランスに
行って来た。
と楽しそうに話してくれた。

楽しかった話も
その裏話も
そのままを話してくれる。

私は嬉しかった。

幸せをおすそ分け
してもらえた感覚だった。

正直言うと
昔は彼女が羨ましかった。
私に無いものを
たくさん持っていたように
感じたから。

今は違う。

彼女が持っているものは
彼女自身が築いてきたものだと
わかったから。

それに
私は私なりの幸せがある。
私の世界の大切なものがある。
そう自負できるようになったから。

彼女には
本当に感謝している。

気遣いのできる
彼女のことだから
これまで私に
いっぱい気を遣わせて
しまったと思う。

それでも
私のことを友人だと
言ってくれて
食事に誘ってくれる。

変わらずに
接してくれる。

可愛くて愛おしい。
私の大切な友人。

彼女の幸せが
私にとっての幸せ。

そう思える今日を
迎えられて本当に良かった。

羨ましい。
羨ましい。
と思う自分を
卒業できてよかった。