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対人不安や対人恐怖があっても

フラッシュバックって
どんな感じなんですか。

最近出会った方に
こう尋ねられた。



過去を思い出すこと自体は
誰でもよくあることだ。



例えば
アルバムをめくれば
子どもの頃を思い出したり。
大学の近くのコンビニを通れば
失恋を思い出したり。



じゃあフラッシュバックって?



それは
海難事故にあった人が
海を見ただけで
事故を思い出し
不安や恐怖に襲われるように。

過去の感情に飲み込まれて
あのときを追体験するような。
そんな感覚だ。



頭ではわかっている。
海岸から見る分には安全だし
今とあの瞬間とは違うということは。



それでも
それがわかっていてもなお
自分の努力とか工夫とかが
及ばない領域で
不安や恐怖は襲ってくるのだ。



それが
フラッシュバックだ。



感情の追体験。
それもオートマティック。



これが恐ろしい。
だから
その状況や場面を
避けようとするのだ。



このことを冒頭の方に伝えた。
その方は納得してくれた。
話は続いて…



あなたはどうやって
克服しようとしているのですか。



不安や恐怖を感じる場面に
私は自分をさらしています。

でも一人でじゃない。
助けてくれる方と一緒にです。



自分の状況を客観視してくれる人と
自分の感情に共感してくれる人と
そして
自分を励まし応援してくれる人と。



助けてくれる人がいる。
理解してくれる人がいる。
寄り添ってくれる人がいる。

そう思える人の存在が
私を強くしてくれるのです。



…なるほど。
そんな人と出会うには
どうしたらいいのですか。



まずは絶対的な安全な方の所へ
自分の身を置くことです。
それが私にとっては
リワークスクールでした。

そこで
心をフラットでオープンにする術を
少しずつ覚えていきました。

フラットでオープンで…。
そんなマインドで人と関わることで
相手と信頼を築けることを学んだのです。

信頼関係のある人は
私にとっては先ほどの言ったように
自分を強くしてくれる存在に
なっていくのです。




フラッシュバックの克服。
簡単じゃない。
とっても苦しい。

だけど
私はそれでも
「人が好き。」
そんな自分の本音を
大切にしたい。

だから
対人不安や対人恐怖があっても
もう逃げない。

私は一人じゃない。
そう思えるから
私は大丈夫。きっと。

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