今の私ならきっと

転職活動の合間に
私は過去の体験を
まとめる作業をしている。

この作業は実は
はじめてではない。

就労移行支援事業所を
利用していた頃
プログラムの一環として
過去の体験を発表するために
まとめたこともあった。

講演会やイベントの場で
過去の体験を
お伝えさせていただくために
まとめたこともあった。

ただ今回は
また別の理由で
この作業に取り組んでいる。

実は先月
約2年前の私が書いた
遺書を見つけたのだ。

あのときの感情。
あのときの思い。
家族へのメッセージ。
自分へのメッセージ。

まるでその遺書は
今の私に
見つけてほしかったかのように
スッと現れた。

見つけたときなぜか私は
この遺書をなかったことにして
破って捨てることができなかった。

この遺書の中の
あのときの私を
ぎゅっと抱きしめてあげたい。

そんな気持ちに駆られた。

だから私は
過去の体験を
もう一度まとめようを
決めたのだ。

あのときの私を
今の私なら受け止められる。

そんな根拠のない自信もある。

この作業を終えたら
もう大丈夫だよって笑って
遺書をお見送りしよう。

きっとできると思う。

今の私ならきっと。

※公開するかは未定です。
書きあがったときの私の気持ちに
委ねようと思います。