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【スッキリ】ペンギンの誤解、解きます。

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●氷上のアイドル ペンギン雑学シリーズ

さて、「ペンギン雑学シリーズ」です🐧今回はペンギンに多くの人が持つ"誤解"を解きたいと思います


尚、過去記事も合わせてご覧ください。

●実は、足は短くない!?

ペンギンといえば、ヨチヨチ歩きをイメージする人が多いと思います。なんなら、腹這いで滑って動く方が速い、と思う人もいるでしょう。たしかに、ペンギンは氷上では腹這いで滑って移動します。


それもこれも、あの短い足が原因です。パッと見、人間でいう甲の部分しかありませんね。そこで多くの人は誤解します。「ペンギンは足が短くてかわいいな」と。


しかし、実はあの足、本当に甲の部分が身体から出ているだけなんです。。。


!?


と、思いますよね。それでは詳しく説明します。ペンギンの身体は水中での生活に適するように、泳ぎやすい流線型のフォルムをしています。そのため、首からお腹にかけてぽっちゃりしたように見えます。そのお腹の下から足の甲が出ています。


しかし、その見えている甲の部分は、足全体ではなく、それこそ足の一部なんです。では、他の部分はどこにあるのか??


答えは、お腹の中に折りたたまれています。


◎常にしゃがんでいる

ペンギンの骨格、と調べてもらえればわかりますが、ペンギンの足はしっかり膝部分の関節があり太ももの部分やふくらはぎの部分があります。しかし、それらの部分はお腹の下あたりの身体の中でに折りたたんだ状態にあります。つまり、常にしゃがんでいる状態なんです。


◎泳ぐための形態??

ここからは僕の完全な妄想ですが、それはおそらく泳ぐことに関係していると思います。ペンギンは鳥です。しかし、鳥は水中を泳ぎません。水面を掻いて浮かびます。つまり、水を掻くためには足の長さが必要です。いわゆるオール的な使い方です。水面を浮かぶカモなどは、足がそれなりの長さがあり、オールのように足を動かして進みます🦆


しかし、ペンギンは浮かぶのではなく、水中を泳ぎます。先にも触れましたが魚に近いですね。魚は泳ぐときには足を使いません。足はないからです。かわりに尾ビレやヒレを動かして推進力を得ます。


とはいえ、ペンギンは鳥なのでそのような尾ビレやヒレはありません。また、鳥なのに羽がありません。かわりに、羽のような腕、これをフリッパーといいます、があります。泳ぐときはこのフリッパーを使います。


そのとき、足はできるだけ水の抵抗を受けないように伸ばしています。そのため、長さが逆に邪魔なのではないかと思います。


泳ぎ方のイメージは、アシカに近いですね。つまり、鳥よりも海棲哺乳類に近い進化をしていると言えます。違う種類が似た形状に進化することを「収斂(しゅうれん)進化」と言いますが、まさにそのパターンだと言えます。

※収斂進化については下記の動画で説明しています。是非ご覧ください。

いかがですか?鳥なんだけど、鳥っぽくない。哺乳類っぽいけど、哺乳類ではない。そんな不思議な身体を持つペンギンは、まさに珍獣的な魅力に溢れています。


それでは今回はこれで終わりです。「ペンギン雑学シリーズ」まだまだ続きますので、是非フォローの上、次回をご期待ください!!



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