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#03 本業で評価されてれば、世間も評価してくれるという思い込み Career Journal #03

自分は会社から評価されているということが、僕を勇気づけた。会社を変えても僕のスキルは通用する自信があった。

自分で言うのもなんだが、僕の学歴と職歴はまずます悪くないと思っていた。転職も少ないし、教員経験もある。社内では評価を受けてて、昇給昇格も早かった。後輩からの評価も良く、慕われている。社内研修などでも同格のメンバーより良い意味で目立っていた。社内では若くしてマネージャーになったのも自信につながった。長いビジネス経験から僕にしかできないことがあると信じていた。

コーチングを学び再び教育の楽しさを思い出す

2022年から会社の研修の一環で、マネジメント研修を受けた。研修ではコーチングを学び、学びが楽しかったし、スキルアップしていることも肌で感じた。

研修内容の大部分がコーチングによる部下とのコミニュケーションだった。コロナウイルス蔓延で、在宅勤務が増えたことにより1on1が流行った。とりあえず、同じ部屋に2人で入りなんとなく雑談しても、良いマネジメントはできない。高度経済成長を支えたトップダウン式のマネジメントは、正しい答えを上司が持っていて、それを部下にやらせるヒエラルキー型のマネジメントだった。経営環境が不透明になるVUCA時代だからこそ、マネージャーはWHYとGOALをチームメンバーに示し、メンバー一人ひとりが考え行動するようにしないと組織は成長しないという考えに基づいている。メンバーと対話するためには、マネージャーは意図を持った質問をしなくてはならず、メンバーに考えさせて行動させなければならない。これを繰り返すことで、チームメンバーを人材ではなく人財と捉える人的資本経営をして企業は成長できる。

会議のファシリテーションも学んだ。短いミーティング時間で いかに有意義な話し合いにするかが大切である。チームメンバーが意見を出し合い、目的を持って合意形成することが大切である。この研修で、スキルが高まった手応えもあった。実践するとチームメンバーの成長とともに成果を出すことができて楽しかった。教員の頃を思い出し、再び人材育成で活躍したいという気持ちが高まった。

転職先の業種・職種の選定

エネルギー業界でのセールスマンというのが私のキャリアの大部分だった。燃料油・潤滑油業界は狭いから、きっと転職しても同じ人たちと仕事をすることになるだろう。それでは、転職したのに環境変化が小さいので、異業種への挑戦、いわゆるキャリアチェンジを選んだ。

マネージャー経験と教職経験から人をまとめる力は評価される自信のがあった。マネージャーとして10人のセールスチームをまとめていたし、コーチングのメソッドも駆使していたのでチームマネジメントはエピソードも多かった。私のキャリアと掛け合わせれば人材開発系のコンサルタントや講師ができると思っていた。

業務改革や情報管理システムの導入などのプロジェクトリーダーもしており、コンサルタントもやれると思った。業務分析をしたり、要件定義をしたりしてきた経験と、事業会社で導入する立場だった経験は、コンサルタントとして評価を受けるだろうと思った。太陽光をはじめとしたクリーンエネルギー系の仕事でもキャリアが評価されると思った。

2023年3月に転職サイトに登録し、私のキャリアは進み出した。

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