おとうさん

52歳・男性会社員。新卒で入社したサービス業の会社にずっと居続けて28年。サラリーマン…

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52歳・男性会社員。新卒で入社したサービス業の会社にずっと居続けて28年。サラリーマンの悲哀やあるあるを書いています。

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    仕事での経験や、日常で触れたことで、思うことをつらつらと書いて、ためていく場所です。

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    Webや本から学んだ、ざっくりとした基礎知識。

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    生きる上でのヒントを、日々の経験や出会いの中から記録。どうしても忘れちゃうし、習慣づけできないので、スマホで何度も読む。何とかして、行動や意識の癖を変えることにチャレンジ。

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最近の記事

支配と成長

喜んで受け入れる 「企業と従業員の関係が変化している。社員は生活の安定と引き換えに、異動や処遇で会社の『支配』を受け入れてきた。だが、若手や中堅が会社に求めるのは安定よりも自分の成長に変わった。」 今朝の日経1面記事に書かれていたワンフレーズ。表現はキツイですが、とても腹落ち。 「支配」を喜んで受け入れてきた我が身。だから「成長」という言葉に抵抗感があるんだな、と、妙に納得してしまいました。 ここ2年ほど、急に叫ばれる「リスキリング」。50を過ぎたオッサンであって

    • 会社がつまらなくなる理由

      どうも、うちの会社、つまんなくなってきたなあ〜。と、思ってたら、その理由を新聞紙上で発見した。8月17日の日本経済新聞で、京都大学の若林直樹教授が解説していた。 市場で複雑かつ急激な変化が起きたとき、企業が顧客のニーズと将来像を中心に考える企業文化を持っていれば、経営者や社員が対応しやすくなる。 顧客志向的な企業文化が強いと、経営会者や社員の思考方法、意思決定や行動はそれに影響され、市場や外部を意識したものになる。 そうそう。我が社も、ポリシーとして「For the C

      • 安心・納得を生む情報発信のお作法。

        正確に、隠さず伝え、目処しめす。 結果を急いで、闇雲な指示をするから、目的地に到達できない。「ああしろ」「こうしろ」を思いつきで言う輩は、社長/組織を率いるリーダーに向いてない。 担当者/専門家の意見を収集した上で「それぞれの話はわかった。その上で、全体を見渡して考えた場合には、こうすべきだ」という針路を示すのが、社長やリーダーのおしごと。 大きな見取り図を持ち出し、どこが目的地かを定める。そこからは、各担当者に権限移譲してコトを進める。担当者たちは、専門家の知恵や技を借

        • 根拠なき「楽観主義」はダメでしょ。

          悲観的より楽観的がいい。それはそうなんだけれども「根拠がない楽観主義」で思考停止するのは、やっぱりマズイ。ホントはもっと考えて対策を考えねばならないのに「大丈夫だいじょうぶ」って言って思考停止。ただ、運を天に任せてる。人事を尽くしてないのに天命待ってもダメだよ、そりゃ。 この話は、戦時中とコロナ禍が似てるバナシ、で出てくる。菅総理「結果的にやってよかったと言われる大会にしたい」。これは、根拠なき楽観の典型である。「その根拠は?」。あるとすれば、日本人およびメディアの「手のひ

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        記事

          権力を集中させると、組織はダメになる。

          日経新聞、2021年8月12日の社説から、いい示唆が得られた。 1:権力の集中+人事権の掌握=「忖度」という悪しき土壌2:結果的に、組織にとって都合の悪い情報が集まらなくなる3:若者は去り、モノ言えぬ組織が残るのみで、いずれ崩壊すると、いうことが以下、日経の社説に書いてあり、とても説得力がありました。 <社説の抜粋>激動の時代に対応するには、政府の意思決定を集権化し、スピードアップする必要がある。その担い手は政治が望ましいとされてきた。 意思決定の集権化は、選挙制度を改

          権力を集中させると、組織はダメになる。

          日本は「言ったもの勝ち」。手のひら返しもOK。瞬間消費の「いいね」社会。

          その場の空気に沸くのが日本人。 SNS社会では、情報が瞬時にめぐり消費されていく。SNSは、書いた1秒後に反応があり「いいね」の数で評価が決まる。「いいね」の多寡が発言の価値になるので、少し前の発言との矛盾は誰も気にしなくなる。小池都知事はその典型。1年前に「五輪中止や無観客はあり得ない」と言ってたが、今はぜんぜん違うことを言ってる。そのことを問題視する人は少ない。(辻田) 日本人がその場の空気に沸くのを知ってるから、メディアも、それを煽る。以前なんて言ってたかは、割と関

          日本は「言ったもの勝ち」。手のひら返しもOK。瞬間消費の「いいね」社会。

          組織を殺す忖度、死ね。の意味

          この物騒なタイトルはヤクザ映画かと見紛うが、なんのことはない、サラリーマン社会における悪習の話である。まあ、忖度はある意味チャカ(=拳銃)のようなものかもしれない。会社の中で、そこら中でブッ放されているからだ(笑)。そうするとどんどん会社の壁が穴だらけになって、倒壊する・・・ まあ、だいたいにおいて、サラリーマン社会では「忖度」が横行する。これは、いわゆる「現場」と呼ばれる営業部門や開発/生産部門よりも、総務や人事、企画、経理などの間接部門で見られることが多く、レイヤーが上

          組織を殺す忖度、死ね。の意味

          60歳がゴールじゃない。

          副題:人生は4×100メートルリレーに似ている。 昔:人生80年(現役60年)。今:人生100年(現役80年)。昨年「80歳までは現役第一線で活躍できる」話をしました。 となると、これからは80歳までの生き方が大事になってきます。人生は人それぞれですが、陸上の人気競技「4×100mリレー」に置き換えると味わい深かったので、お話しします。 0〜19歳:第一走者 20〜39歳:第二走者 40〜59歳:第三走者 60〜79歳:第四走者 80〜終身:ウィニングラン 1走

          60歳がゴールじゃない。

          無関心な国民

          結局、すべては、日本の国民が無関心なことが原因な気がします。国や政治に対して相当無関心ではなかろうかと。今回の森会長のゴタゴタをみるにつけ、改めてそう、思うに至りました。さあ、誰が新しい会長になるのか。小谷さん? 橋本さん? 室伏さん? 鈴木大地さん? 本命は安倍さん? さあ、誰になるのでしょうか? しかし、国民の大半は興味がないでしょう。 開催はむずかしい前提として、僕は、今回の東京オリンピック2021開催に賛成でも反対でもない。 選手、コーチ、関係者の気持ち、そして、

          無関心な国民

          「ドーダー」と「ハッタリ」と「しゃべくり」と

          先週『IT&MARKETING EXPO 2021春』という3日間のイベント(オンライン)に参加し、全30講演中20講演以上を視聴した。最後のほうは意地になって見てた感があるが、だいぶ疲れた。 マーケティングテクノロジーを中心に、行動工学など、内容は参考になるものが多かったが、何より感じたのは登壇するプレゼンターのハンパない自然体っぷり。これがすごく心地いい。こちらも構えないから、話している内容がすーっと入ってくる。 これは10年以上前から感じていたことだが、プレゼンテー

          「ドーダー」と「ハッタリ」と「しゃべくり」と

          資本主義

          人間は「生き物」。 生き物は「欲望」を持っています。 その欲望は、本来「自然の摂理を超えない範囲」で満たされます。 「高度な知能」が諸悪の根源ところが、人間には「高度な知能」が備わっています。 欲望に「高度な知能」が掛け合わされると、自然界の物質を組み合わせて、人間が快適と思う「モノ」を創り出すことができます。(化学・工業製品、電気・・・) それらのモノが知らぬまに自然を破壊していく(海、山、オゾン層・・・)。 だから、人間の欲望が、どんどん自然を破壊していく。

          画一的で全員同じ宿題

          宿題が苦手私は、小学校時代、宿題をほぼ1回もやらなかった。理由は特にない。真っ暗になるまで外で遊び、帰ってきて晩ご飯を食べ、テレビを見て、風呂に入り、寝てしまう。宿題が出ていることは認識している。ただ、どうしてもやる気が起きないのだ。「宿題はないの?」と言う母親の声に「今やってるよ」と、学習机で漫画本を読みながら答える毎日。 殴られても翌日、学校で先生に殴られる。立たされる。しかし、それでもやらない。計算ドリルの宿題が出た翌日、授業中に答え合わせ。私は答えの書いてない真っ白

          画一的で全員同じ宿題

          真面目なヤツが損をする世の中

          「堀川は、真面目だよね」 よく言われるのだが「はて?」となる。自分自身は真面目だという自覚はない。どちらかというと不真面目に入るんじゃないかと思っている。「まとも」ではありたいと思うが、マジメにはなりたいと思ったこともない。 しかし、この「真面目」という言葉。どうも意味が曖昧な気がする。そこでグーグル日本語辞書に聞いてみた。 1:本気であること。うそや冗談でないこと。 2:まごころをこめること。誠実なこと。 他の辞書でもだいたい同じだ。日常的に使われているニュアンスと

          真面目なヤツが損をする世の中

          少数意見を軽視してしまう姿勢②

          前回は、司会者Xの会議さばきを会話形式でお届けしました。少数意見の取り扱いが見事でした。 満場一致は「ありえない」と考える会議などで物事を決めるプロセスでは、複数の多様な価値観がぶつかります。よって、参加者全員が納得する結論が得られるとは限りません。むしろ得られないほうが普通。 満場一致は、よっぽど単純でシンプルな解の場合か、各人の価値観を超越した余程優れた解の場合。多くは前者の場合でしょう。 そこで「意見の確認プロセス」が重要になります。特に「根拠の確認」が大事なのは

          少数意見を軽視してしまう姿勢②

          少数意見を軽視してしまう姿勢①

          私は仕切るのが好き。会議は合理的に進め、時間を短く終わることを是としています。多少強引でも、チャキチャキどんどん進める方が良いと考えるタイプ。 会議での合意形成も、大多数の意見を中心にまとめます。多数派からまとめて、結論を導く。その方が効率が良く会議の時間が短くできるので、参加者にも喜ばれると思っていました。 もちろん、だからといって乱暴に結論を出そうとしたり、議論をせずにというわけではありません。あくまで「合理的かつスマートに」が目標。 さて、そんな私の考えを根底から

          少数意見を軽視してしまう姿勢①

          会社に対する幻想②

          つづき。 よくある幻想「俺は会社に必要とされている人間だから」は、幻想だ。ある程度の規模の会社になれば、私やアナタの代わりはいくらでもいる。仮にいなくても採用されて入ってくる。だから、自分が倒れれば、誰かがそのポジションに就いて仕事をし、少し時間が経てば、従前からそうだったかのように、何事も流れていく。 「俺がいないと、部下たちも大変に違いない」は、ただの幻想だ。これを理解するには、逆の立場になることを想像すればいい。 課長が誰であれ、自分のやる仕事に変わりはないし「ど

          会社に対する幻想②