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無関心な国民

結局、すべては、日本の国民が無関心なことが原因な気がします。国や政治に対して相当無関心ではなかろうかと。今回の森会長のゴタゴタをみるにつけ、改めてそう、思うに至りました。さあ、誰が新しい会長になるのか。小谷さん? 橋本さん? 室伏さん? 鈴木大地さん? 本命は安倍さん? さあ、誰になるのでしょうか? しかし、国民の大半は興味がないでしょう。

開催はむずかしい

前提として、僕は、今回の東京オリンピック2021開催に賛成でも反対でもない

選手、コーチ、関係者の気持ち、そして、年齢的にもラストチャンス、かつ、自国で、東京で、を目指してきた選手、関係する国民、ボランティア・・・そういう人たちの気持ちを考えたら「開催してあげたい」。

ただ、特に、スポーツなので、フェアな環境で開催出来ないならば、やるべきではないと思います。たとえ強引に実施して、メダルを取ったとしても「あの東京大会のメダルは、出場選手やコンディション含め、価値がない」と言われるぐらいならやらない方がいい。その状態が今回のテニス全豪オープンで可視化されました。

・現地入りしてから試合までの間、普通に練習ができる選手
・陽性者発生の飛行機にたまたま同乗したため、2週間ホテルの部屋に缶詰の選手

後者の選手は、ようやく試合前日にコートで練習したが、筋肉痛になってしまった。プロの世界トップランカーが、である。こんなことが起きてしまったら、もう、純粋にスポーツで競う場じゃなくなる。そんなオリンピックはオリンピックじゃない、と言われたら「そうですよね」と言うしかない。

というリスクがまだこの夏まではありそうだ、ということに加え、やっぱり、パラリンピックのことが気になる。絶対にかかれない重篤な障害を持つ選手にとって絶対に行きたくないでしょう。移動したくないでしょう、今は。中止にしてくれたら、ほっとするパラアスリート、たくさんいると思います。

そして、今や「オリパラ」とセットで語られるのが当然にまでになったパラリンピックを、オリンピックと時期を分離して開催するという判断も難易度が高い

と、いう状況を鑑みると、「延期」あるいは「中止」が妥当かと。

呪われた、とかじゃなく、東京五輪というのは、もはやそういう運命にある。
「いだてん」の田畑さんのときと同じく、何年、何十年後かに延期開催されるものだと解釈して、前向きに、そして、昭和39年のそれは日本の新しい門出のシンボルだったわけで今回もそうすればいい、そうなればいい

僕はそんなふうに思います。今のていたらくな日本が、世界にもう一度誇れる国になるための出発点として、12年後に開催する。これが、今のオリンピックに関する、僕の考えです。

女性/若者、では無理な理由

さて、会長候補ですが、次世代型グローバル人材/女性/若者、と、候補者はもちろん、そうした層にもいると思います。実務的には会長ができる人、は、山ほどいるでしょう。

ただ、この国はまだ、昭和の日本です。ご存知の通り。国政マネジメントシステムが昭和、の日本国なのです。この国で組織委員会の会長をやるということは

・二階さんをはじめとする、政界に巣食う主にジジイたち
・安倍さんを中心とする、招致に関わった、うるさい大人たち
・菅さんをはじめとする、現閣僚の主にジジイたち
・大枚をはたいている、五輪スポンサーの皆さん
・競技団体を率いている、昭和の爺さん婆さんたち(老害的協会トップ)

を、まず「その存在だけ」で黙らせられる必要があります。今の日本にいますか?そんな人。しかし、これは必須要件。これがない人がなると、上記の方々を御すための時間と労力が事務方の皆さんへの負荷としてものすごいかかる。不条理を押し付けられ、深夜まで働く「ブラック霞ヶ関」のような方々が、また、この課題を解決するために、大勢でます。これは間違いなく言える。それはかわいそうすぎる。

それらの面倒ごとを、存在だけで、電話一本で、切り返しの発言で「黙らせられる日本の御仁」というと、今は、この瞬間は川淵三郎しかいない、というのが、僕の持論。

川淵三郎、一択。

森さんの発言が出た直後、僕は「後任は川淵さんしかいない」と思い、実際そうなりかけて、メディアも応援しかけて「まあ、みんなそう思うわな」と。同時に「これでやっと俺も東京五輪、応援する気になった」と、前向きな気持ちになりました。「三郎さんがやるなら、日本は少なくとも恥をかかなくて済む」と。

・まさかの1年延期になった東京五輪
・今も、世界では8割がた「実施はナンセンス」と思われている東京五輪
・日本国民も世論調査で「8割が開催を反対」している東京五輪
・組織委員会の会長が世界に向けた大失態を犯してしまった東京五輪

という、開催にこれほどない逆風が吹き荒れまくっている案件。

普通に考えて、後任になりたいと思う人がいない。火中の栗を拾うどころのレベルじゃない。そして、残念ながら、年の功がいる。それもだいぶ中身の濃い「功」が。それは「老益」のある人しか持ってない。

老人であるが故の知恵と見識、肝の座り方、かつ、踏んできた場数がものをいう役割もある。それが、この、2021年に延期されてしまった東京五輪、過去に類を見ない逆風、難局になってしまったオリンピックのマネジメント総責任者

普通に延期されずに、予定通りやる大会の委員長だったら、もっと若くても、それこそ、室伏広治さんのようないろんな意味でグローバルな人材、と、伊達公子さんのような世界も認めるプレイヤーかつ、知的、かつ、言わずもがなのグローバル人材の二人が共同CEOみたいなコンビでやるっていう方法もいいでしょう。それは、あくまで、通常の、世界からの応援や支援があることが前提のいつものオリンピック

世界中の有力メディアからボロボロに評されてしまった日本。体質・国民性まで。そういう意味で森さんの言動は重いが、ただ、森さんだけじゃないからね。日本の大多数の爺さんたちが、そう思ってたわけで。日本の年配かつ政界男子の本音代表だっただけだから、森さんは。

米国の有力メディアが「これで日本の差別的な国民性にもようやく光が当たる」なんて書いてましたが、本件が世界に与えるインパクトは、これまでの日本人の民俗的評価を大胆に書き換え、初めて「シェイム」って言われる事態を引き起こしたという点で歴史的。

と、いう大大逆風下で「世界と折り合いをつける」ことができないといけないんです、今回の新委員長は・・・・・以上を総合して「川淵三郎一択」が、今の日本の取るべき道。

根拠となる記事の一つを引用します。

https://www.shacyoyutai.com/bleague_kawabuti/

ゴタゴタ劇に巻き込まれ、誰もが「もう無理だと諦め」時間切れ寸前に「俺しかできない」って見え切って、見事にカタをつけ、世界から「引き続きやってくれ」との懇願を断って「老兵は去りゆくのみ」と、さっと身を引く。私利私欲のない唯一の大物。それが川淵三郎。

きっと川淵さんだったら「世界」ときっちり話をつけて、日本に希望のある形で「延期」にこぎつけてくれたはず。僕も彼のような人のもとで働いてみたい。

ボロボロになる新会長

誰が会長になるかわからないけど、きっと、ボロボロになっていくんだろうなと同情。辞めさせられた森さんが、自民党の総力を使って院政と嫌がらせをし政界全体からもいじめられ、マスコミは最初期待したくせに最後は叩く。同じように、国民も、それに煽られて、最初は「期待!」とかって言ってたけど、最後はSNSで大バッシングする。

挙げ句の果てに、「彼女/彼だったから、東京五輪は失敗した」って言われる。そんな役割、未来ある若者や女性、グローバル感覚に優れた人に、僕はやらせたくありません。。。。。かわいそすぎて。今日時点では、小谷さんに対して、そういう論調が報道されています。

組織委員会の事務方の皆さんも、川淵さん就任に期待に胸膨らませて喜んだ・・・
という報道をみて、そりゃそうだよ。そういう人なんだから、彼は。しかし「ご破算」。さぞかし皆さんがっかりしたでしょう。

まあ、川淵さんも、泥をかぶるつもりだったものの、結局オリンピックが開催できなかったら、流石にしんどい役回り。「委員長引き受けたが、中止」という可能性が高い、会長職は、彼の人生にとっては引き受けずでよかったかも。伝説のままでいられるから。

と、いうことで、唯一の希望だった川淵チェアマン就任、も夢と消えてしまいました。「政治介入」という、最悪の手段により。

日本の国民が招いている事態

全ての原因は国民の無関心です。日本の政界システムに、本気で異を唱えてこなかった私たち日本人。「やりたい人がどーぞ」「投票?うーん、暇だったら行くわ」というのが大方の感覚。政治家は勝てば官軍ならぬ「なれば先生」と呼ばれて敬われる。よくまあ、こんなにセクハラやパワハラ、法律違反など、次々と事件を起こしてくれる先生が、日本の政治家にはたくさんいらっしゃる、と呆れるばかり。

でも、そういう人たちを政治家にして差し上げてるのは、国民である私たち一人ひとり。そう、これを読んでいるnoteユーザーも全員そうです。「選挙いかねーから、俺はかんけーねーよ」って言う方、残念ですが、関係あるんです。「投票に行かない」という行動は、適切じゃない人を政治家に選出させてしまう要因の一つ、と言えるからです。

いまさらそんなこと言っても、と思いますが、ここ最近、日本の政治システムのあまりの凄まじさに嘆く回数が増えたこと、そして、禁じ手と言われた政治介入を今回、臆面もなく繰り出す日本の政治。これ、なんとかしないと、本気で未来がヤバイ。

浄化を待ってたら、腐ってしまう。

「自然浄化を待ってたけど、その前に腐ってしまった」とだけはならないように願いたい、日本の未来。国力低下、経済力低下、発言力低下、で、世界の小国になる。2100年には、日本の人口が3,000万人台と、江戸時代に逆戻りする低位推計も発表されている。まさにフリーフォール。少子化だけじゃない。日本の国政をなんとかしないと。他国に併合されるようなことが起きてからでは、遅いのです。

昭和の息がかかった政治家が一掃されるまで、計算ではあと20年かかる。失われた10年とか30年とかの比ではなくなる。失われるための20年。そうならないようにするには、国民一人ひとりが「モノを申す」社会にならないといけない。SNS上でリンチに加担して炎上させるエネルギーを、どうにかして、そちらに振り向けれないだろうか?

このへんに対する「アイデア」と「実行力」が、求められる。難易度は高いが、日本の優秀な若者が集い、テクノロジーを駆使すれば可能な気も、一方ではする。そういう行動を「祭り」として、火をつけ、推進してもらいたい。

2割の可能性の、結果を見てみたい

今夏のオリンピックは、8割の確率で中止か延期だと思いますが、残り2割の確率で、万一開催されたとしたら、どんな結末が待っているか、それはそれで見てみたい。予想を覆す、素晴らしいオリンピックになるかもしれません。僕には全く想像ができないですが、どんな逆転シナリオが待っているか、も、一方で楽しみ。

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