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メンターの「あんちょこ」# 4 あこがれ

ダイアリー式メンター Hara が主にメンタリングにまつわる小ネタを
あれこれときどき発信するシリーズ。どうぞごひいきに!


あこがれ 


ひとりのメンター/コーチとして、人間としてあこがれるお二人をご紹介します。


故 ビル・キャンベル氏


お一人目は、故 ビル・キャンベル氏 (1940 – 2016)

キャンベル氏のコーチングで特徴的なのは、ビジネスに愛を持ち込んだこと。

「人を大切にするには、人に関心を持たなくてはならない」という信条をもとに、どんな人にも敬意をもって接し、名前を覚え、温かい言葉をかけていました。

私はしょぼくれた時、夜空を見上げる。彼は私の“北極星”




ひだまり


お二人目は、

NHK ドキュメント72時間「1円パチンコに哀歓あり」(2018年 6/8 放送)に登場された“10年前から働く清掃スタッフの女性

東日本大震災で大きな被害を受けた石巻市にあるパチンコ店が舞台。家にも居づらくて、行く場所も娯楽も少なくて、みんながいる所に集まる、ご高齢者も多い、そんなお店。地方は娯楽が少ないし、被災地であればなおさら・・

清掃スタッフさんは、

・お客様に常に明るく声をかけている。
・震災後、一般的に考えれば、遊んでいる場合じゃないと思う人が多 いだろうとは思う。
・だが、本当にひどい状況の中で、パチンコ屋でだけは違う世界を味わって楽しんでもらいたいと思っていた。

NHK ドキュメント72時間「1円パチンコに哀歓あり」(2018年 6/8 放送)

と語りました。


何より私の目を釘づけにしたのは、彼女の声をかけたり話したりするときの雰囲気、空気。そして“間”


お二人とも、常に敬意をもって、明るく、温かいことばをかけていました。

人を安心させる存在


お二人について書いているうちに、ずいぶん前に読んだあるコラムを思い出した。確か筑波大学医学部精神科の教授?が書かれたような。

「テクニックを使った我々カウンセリングの専門家よりも、もしクライアントにたった一人でも“気にかけてくれる人”がいれば、たとえ粗野な対応であっても、回復する可能性は高い。」 こんな主旨だったかと。

このコラムを読んだとき「へぇ~」と傍らの“気にかけてくれる人”を見ました。

受容? 共感? 自己一致?

ない!?ない!?と思わずクスッと笑って。

コラムの記憶は私に“謙虚さ”をと、示唆しています。

大切にしていく想い。プロフェッショナルメンターとしての終点のない旅。


皆さんのあこがれの人は?


次回もお楽しみに!(何かヒントやきっかけになればうれしいです)


with all of my thanks and friendship


用語の説明

・メンター=人が学び、成長するためのアドバイザーでありカウンセラー
・メンタリング=タスクの熟達に重点を置くと同時に、仕事面でのサポートを提供していたとしても単に業務上のことだけではなく、メンティの学習能力が向上するように、私的な側面との相関的な点にも双方に重点を置きます。(R.B.ディルツ氏)
・メンティ=メンタリングを受ける人(ご相談者)





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