見出し画像

メンターの「あんちょこ」# 3 理論をまなぶ

ダイアリー式メンター Hara が主にメンタリングにまつわる小ネタを
あれこれときどき発信するシリーズ。どうぞごひいきに!


 理論をまなぶ


私は対人援助職=メンタリング/コーチングを生業にしているので、多少なりとも他者(メンティ/コーチィ)の生活/人生へ影響を与えているかもしれません。

その責任を全うするためにも、メンティ/コーチィの方たちが健やかに、合理的に、自由にキャリアライフを過ごせるよう支援するためにも、「安全運転」に徹します。

「安全運転」とは、脱線、暴走、クラッシュをしないことです。


安全運転


「安全運転」のために基本つまり複数の理論をしっかり学びます。(もちろん理論だけではありません)

一方、机上で終わらせないために

基礎と構造を固め、自分事として捉え、当事者研究のように学んだ理論を自ら実践し、腐葉土を作るかのように撹拌かくはんしたり寝かしたりしながら、自分のことばややり方にまで熟成させられるよう努めています。

理論は等しく読んだ/学んだ人たちのフィルターを通るわけですから、改変・変異していくのは自然なことだと考えます。


カウンセリング・スキルの骨子(一部)

ロジャーズはカウンセリングを教える人間は複数の理論を教えなければならないと言っていたそうです。それは、ひとりの教授が1つの理論しか教えなかったら学生は、無理やりにその理論を使おうとして自分の人生観とか自分の性格に無理な使い方をするので、複数の理論を語れば、学生は自分の性格とか自分の人生観に合うようにそれを修正して使えるだろうと。

(故)國分康孝氏 (Ph. D)  カウンセリング・サイコロジスト


理論やスキルを自分のことばややり方(フレーム)にまでなじませながら、
メンターとかコーチとかカウンセラーとかのポジションからよりも、
「一人間としてわたしは今この人と対話している」(國分康孝氏)
の意識/感覚は自分も相手も自然体になれます。

大切に実践していきます。


皆さんにとってはいかがでしょうか?


次回もお楽しみに!(何かヒントやきっかけになればうれしいです)


with all of my thanks and friendship


用語の説明

・メンター=人が学び、成長するためのアドバイザーでありカウンセラー
・メンタリング=タスクの熟達に重点を置くと同時に、仕事面でのサポートを提供していたとしても単に業務上のことだけではなく、メンティの学習能力が向上するように、私的な側面との相関的な点にも双方に重点を置きます。(R.B.ディルツ氏)
・メンティ=メンタリングを受ける人(ご相談者)


ライフサイクル論など理論についてご興味のある方は下記3つの記事をご参照してみてください。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?