見出し画像

アカリク向け企画!研究と長期インターンの両立について博士と修士で座談会|札幌の長期インターンシップインタビュー

大学院生向け採用媒体のアカリク向け企画記事です。弊社の長期インターンシップに参加した大学院生の感想を座談会でインタビューしました。

大学院生でインターンシップに興味がある方に是非読んでもらえればと思います。


座談会の趣旨・目的

長期インターンシップに参加中の修士と博士をお呼びして、大学院での研究活動とインターンシップをテーマにお話してもらいました。

平 翼玖さん(北海道大学大学院 理学院 博士2年)

炭素材料の熱物性に関する研究。昨年夏に参加時はPython/Djangoを利用したシステム開発に従事。現在は社内監査システムの開発業務でインターンシップに参加中。

大上 公輔さん(東京大学大学院 工学系研究科 修士2年)

太陽電池に関する研究。先月まではPHP/Laravelでのウェブサイト開発に従事。現在はPython/Djangoを利用したデータフィード生成システム開発に参加中。

右田 幹さん(北海道大学大学院 情報科学院 修士2年)

深層学習を用いた衣服のコーディネートに着目する研究。昨年秋の参加時はPython/Djangoを利用したシステム開発に従事。現在はnote記事の執筆業務でインターンシップに参加中。

大学院での研究活動について

研究で意識している点

右田:深層学習とファッションを組み合わせた研究をしています。日頃のコーディネートを組むことが好きで、これをAIにやらせたいと思い始めました。そのため、研究を楽しむことを特に意識しています。また、論理的な説明を心がけ、極力抜けや漏れが出ないように気をつけています。

大上:地道に進めることが大切だと思っているので、とにかく手を動かすよう意識しています。また、誤った情報を伝えることがないように、言葉の伝え方にも気をつけています。

平:基礎の徹底を気にしています。基本となる理論の深い理解が無ければ、研究を進めることができないからです。また、発表で結果を出すために、スケジュール管理もきちんと行っています。研究は専門性が強く、伝わりづらい部分もあるため、右田さんや大上さんと同じように、論理的かつ正しい表現で伝えることを意識しています。

研究を行う上でのコミュニケーション

大上:基本的に学生間で話すことが多いです。雑談はもちろん、研究を行う上で分からない点は学生の中で完結できるように進めています。准教授や助教と話すことが多いです。

右田:同じような感じです。学生間で話す内容は、研究の背景や目的と通じる部分が多く、ファッションにおける興味や課題などについて聞くことがあります。

全員:研究室によってかなり変わってきますよね。

インターンシップと大学院の活動について

ITに興味を持ったきっかけ

平:元々教育系の大学に在籍しており、その中で物理を専攻していたため、コンピュータ計算に触れる機会が多かったです。時代の流行が組み合わさり、ITへの興味が増しました。

大上:平さんと似ており、ITの知識があることで自分の幅が広がると思ったことがきっかけです。また、森博嗣の「すべてがFになる」にも影響されました。周りの友人の中でプログラミングに励んでいた人が多かった点も大きかったです。

研究とインターンの両立をするメリット

右田:研究室のみのコミュニティだと、似た人が集まるため思考が固まりがちですが、インターンを通して様々な人と関われるため、視野が広がったと感じています。対話する時間が多いため、コミュニケーション能力が鍛えられます。

平:自分もインターンを通してコミュニケーションが取れるのは良い点だと思っています。研究室は良くも悪くもクローズドなコミュニティであるため、自分に集中しすぎてしまいがちです。また、インターンを通して技術的なスキルがつくのも良いです。

大上:2人の仰る通りです。付け加えるなら、有給な点は大きいと思います。奨学金で生活をやりくりしているため、スキルを身につけながらお金を頂けるのは学生にとっては大変ありがたいです。

インターンに参加するデメリット

右田:インターンの時間が増えるほど、研究に費やせる時間が限られてくるため、スケジュール管理をきちんとしないといけないです。ただ、限られた時間を大切にする意識が芽生えることで、より集中して研究に臨めるため、この点はメリットにもなり得ると思います。

平:修士で専攻を変えたため、物理学の勉強を内部生以上にやる必要があり、時間が取られていました。これに加えてインターンがあったため、当時はよく疲労感を感じていました。ただ、現在は勉強も落ち着いてきて、前よりメリハリをつけて両立できています。

大上:時間の話はやはり出てきますね。限られた時間の中で成果やプロジェクトへのコミットメントを求められるので大変です。最初に配属されたチームでは週5のフルタイムであったこともあり、体力的にきつかったです。

インターン活動が研究へ影響した事

平:業務を通じて、プログラミングへの耐性がつきました。そのため、新しい言語に対しても抵抗なく取り組めるようになりました。

右田:平さんと同意です。これは僕に特化した話ですが、オシャレなスタッフが多いことなどから、一時期薄れていた衣服へ興味が蘇り研究のモチベーションアップに繋がりました。また、現在の業務を通じて文章を書くことが多いため、論文や資料を作るスピードが向上したと感じています。

研究活動がインターンへ影響した事

大上:論文を読む機会が多く、これを通じて養われた忍耐力がインターンシップや働くことに活きています。

平:論理的思考力は研究を通じてひたすら養われます。仕事をする上でも大切な力であるため、この部分には自信をもって業務に取り組めています。

右田:研究に取り組んでいることもあり、他のインターンシップ参加者の研究の話が出ても付いていける点は大きいです。


アカリク・大学院生向け座談会は以上です、平さん、大上さん、右田さん、ご協力ありがとうございました!

インターンシップに興味をお持ちの方へ

募集要項や応募選考フローや良くある質問などの情報を長期インターンシップ募集サイトにまとめました。興味をお持ちの方はリンク先をご確認下さいますようお願いします。

もっとインターンシップ内容を知りたい方へ、インターンシップ参加者インタビューをまとめました。参加者の感想や実施内容をより詳細に知ることが出来ます。

ダイアモンドヘッドの公式LINEアカウント

LINEアカウントを友達登録すると、チャットを利用しての個別相談や採用イベントのご予約ができます。以下リンクから友達追加が可能です。

以上となります。ご拝読ありがとうございました。