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【外泊中】うつ病入院生活 58日目(番外編?)


【4:37 今の気持ち】


夢を見た。


休職のきっかけになった上司が出てきた。


なぜか立場は上司が社会の先生で
私が生徒になっていて
特別に個人授業を受けているような内容だった。


教えてくれたことが分からなかったり
答えが分かったりすると
2人で笑い合って時間を過ごしていた。

私は上司とのわだかまりを
一個も感じていない様子だった。


何が言いたいのかというと



休職して以来夢に出てくる上司は
ずっと後ろ姿だった。


復職してみんなに歓迎される中
上司だけ、俺は認めんとばかりに
後ろを向いて黙々と仕事をしていた。


この夢は何度か見た。


怖かった。


入院していても思い出す上司の姿は
怒っている時のものばかりで
楽しかった時のことは忘れていた。 



でもさっきの夢を見て
そんなこともあったな、と思い出した。



これまで身バレが怖くて
仕事を明かしていなかったが
私はテレビ局の報道部で働いている。


入社してから記者として働いていたが
配置換えでディレクターになった。


私の会社では報道配属となる若手は
記者もしくはアナウンサーとして働く。

しかし、会社の方針で
ディレクターが必要ということになり
私がその役務を担い、
その育成を上司が担当する形になった。


そのため仕事中はほぼ2人で過ごした。



上司は勤務地から自宅が遠かったが
朝が早い取材でも同行して
現場での進め方を教えてくれた。

背中で学ばせるタイプが多い部署で
それまで映像の見せ方を
ほとんど分かっていなかった私に
魅力的な映像の撮り方や編集の方法を教え
視聴者をいかに惹きつけるかを学ばせてくれた。


勤務時間についても厳しかったが
今思えば休みをちゃんと取るようにとか
残業をあまりしないように一緒に考えてくれた。


企画が放送されるたびに
よかったところ、悪かったところを挙げ、
視聴率の分析をして
次に活かすための提案をしてくれた。

休む直前はその上司の声や姿にまで
怯えてしまうようになったが
それだけずっとそばで指導をしてくれていたのだ。



あれ?

いい人やん。

なんか忘れてたぞ、あの人のいいところ。


というか、見えてなかったんだ。


忙しすぎて、しんどすぎて
目の前の仕事をこなすことに必死になりすぎて

上司がどんな想いで声をかけてくれているか
そこまで考えることができなくなっていた。


もちろん、私の認知の歪みをのぞいても
上司が上司としてやるべきではなかった
言動はあるのだけど

それだけではなかったことを
たった今思い出した。




あれ?

こんな時間に
すごいことに気付いてしまったのかもしれない。

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