見出し画像

【怒らない技術】子育て中の怒りを操るアンガーマネジメント【イライラやストレスの対処法】

イライラしがちな子育て。しかし、怒りに身を任せた叱り方は百害あって一利なし。

「でもついカッとなって酷いことを言ってしまった。」
「なんであんなこと言っちゃったかなー」

という悩みは割とあるあるです。ただそんな時は、自分の怒りをコントロールする術を知っていると非常に便利です。

怒りで失敗しないために、いま注目を集めているのがアンガーマネジメントです。

子供の態度や行動に腹を立ててつい怒鳴ってしまう。
カッとなって強引に押さつけたり、手を挙げてひまう。

そんなのは親としても後悔しますし、子供も深く傷つきます。もちろん子供に対してだけでなく、パートナーや祖父母やママ友、職場の人や顧客対応などどんな場面でも使えます。

一時の感情に身を任せて怒鳴るだけでなく、手を上げてしまうと取り返しのつかないことになりかねません。怒りは家庭や友情、職場、地位などといった信頼を破壊してしまうことがあります。破壊まで至らなくても、怒りが爆発するような環境は自分も周りも安心出来る場所でなくなり子供が健やかに育つには悪い環境となります。

そこで相手に振り回されず、上手に自分の怒りの感情を発散させる方法を紹介します。これを知っていれば周りも自分も守れます守れます。いまや人生の必須スキルと言っても過言ではないアンガーマネジメント。

今回も、科学的根拠と発達支援の現場で培った体験的スキルを元に使えるテクニックを厳選して紹介します。

↓Youtubeでも解説しています。↓

それではまずなぜ怒るのか。どんなタイミングで怒ってしまうのかという原因をお話します。原因を知っていれば怒ってしまう前に、対処が出来るので1番スマートです。怒りをコントロールする前に、怒りの状態にならないというのは大切です。

と、いうことでなぜ怒ってしまうかというと不安やストレス、悲しみ、心配といった第一感情とよばれる感情が火種となって爆発してしまうからです。

理想を掲げてあれをやって欲しい。こうなって欲しい。
親はこうあるべきだ。とかいう理想と現実が違う場合、

このギャップにストレスや悲しみ、苦痛、絶望などを感じる事があります。うちの子はなんてダメなんだろう。というストレスや失望を感じている中で、子供が突拍子も無いことを始めたらどうですか。怒りが爆発してしまいますよね。

いつまで経っても靴が履けるようにならない時には、周りの子と比べて不安や焦りを感じるでしょう。そしていつまで経っても履けない。挙句靴を履かずに遊び始めたらもう爆発です。

こういった具合にまず怒るにしても原因となる第一感情があるはずなんです。その第一感情が原因で第二感情である怒りが生まれます。

そう、怒りってまず原因があるんです。

よくある第一感情としては、疲れ、ストレス、焦り、心配、正義です。イライラを感じたらこういった第一感情をまずは探して見ましょう。疲れていたら誰かに変わってもらうか休むなり対応を工夫してみましょう。

第一感情に気づいた時点で、どうやったら解決出来るかを考えれるようになったらアナタはもう過去の自分とは比べ物にならないほどレベルアップしています。

怒らないという選択が取れるようになったからです。

実はすごくムカつくことがあっても、怒る、怒らないというのは自分で選べるものなんです。そこに気付ける。自分で選択出来るというのは自分の人生を自分でコントロール出来るようになるという事です。

素晴らしいですね。

でも、多少慣れてくると自分の第一感情に気付ける時と、瞬間湯沸かし器の如く一瞬で怒りが爆発する時。こういった波があるの事に気づくかと思います。

人は、選択するという事に集中力を使います。そして集中する力は、消耗するものなんです。

その為、沢山の選択肢を選び終えた夕方や、寝不足の日、沢山勉強した後というのは集中力が残っていません。この集中する為に必要な体力をウィルパワーと呼びます。

ウィルパワーが余っている朝なんかは根気強く子供の相手ができるし自分の第一感情にも気付けます。でも心身共にヘトヘトになってきた夕方になると、第一感情にも気付く集中力がなく手っ取り早く集中力を使わない選択肢。つまり怒りを使ってしまいます。そして瞬間湯沸し器のごとく一瞬でキレてしまいます。

こんな時はどうすればいいかと言うと、怒りの爆発する寸前で6秒間思考をストップしてください。うわぁーってなる寸前、うってところで息を止めるでもなんでもいいので6秒間無になって下さい。

怒りの爆発する時に分泌されるアドレナリンは6秒がピークです。最初の6秒を乗り越えれたらなんとかマシです。

少しでも怒る以外の選択肢が取れそうならすぐその怒りの原因から離れましょう。

物理的に離れれるなら最高です。
無理なら思考だけお花畑に飛び込みましょう。

こうやって怒りから離れて、落ち着く事をカームダウンといいます。

そして深く長い呼吸をしましょう。怒りを感じると、交感神経が優位になり闘いなどの活動をする為のモードに体が切り替わります。深呼吸をすることによってリラックスして体を休めるモードにしてくれる副交感神経を優位にすることが出来ます。

これらのテクニックを使って怒りをコントロールしていきましょう。怒るか怒らないかは自分で選ぶことが出来るということを忘れないでくださいね。

以上が非常に使いやすいオススメのアンガーマネジメントです。

最初に紹介した第一感情に気づくというのは、自己認知といいます。この自己認知は親子でトレーニングすると子供にも非常にいい影響を与えます。自己認知を鍛えると、自己肯定感という物事をポジティブに捉えるようになれる感覚が身に付きます。常にポジティブに物事を捉え、自分にYESと言える状態であればどんな困難に直面しても乗り越えていくことができます。自分は価値のある人間だ、能力のある人間だ、未来にはきっといい事がある。と信じることが出来るとなにがあっても大丈夫と思えるようになります。そして物事を積極的に取り組み成長したり、よい人間関係を築いたり、将来の成功のために努力することが楽しくなります。

そんな自己肯定感の土台となる自己認知を親子で鍛える方法を動画で紹介しているので是非チェックしてみてください。

そして、これらのテクニックも知ってるだけでは意味がなくて、使って初めて価値のあるものになります。しかし最初は使っていても次第に忘れてしまうものです。

それは習慣化の知識がないから起こってしまう悲劇とも言えます。

良い習慣を身につけるにも技術があります。この技術は、アンガーマネジメントだけでなく勉強や運動、ビジネスといったありとあらゆる場面でも使える人生を支えてくれるとても頼りになるモノです。

と、いうわけで次回は【習慣化の技術】三日坊主にならない科学的根拠に基づく3つの習慣術【if thenプランニング】についてお話していこうと思います。↓

=============

Youtubeでは、子育てに役立つ情報を発信しています。チャンネル登録よろしくお願いします。
https://www.youtube.com/channel/UCKubL--8d1hPYMvtasbR0sg

noteでは、Youtubeで発信した内容を文字に起こしています。Youtubeより発信は遅いですがフォローよろしくお願いします。
https://note.com/deve_wataru

Twitterでは、各媒体での僕の発信通知・一言でまとまる子育ての豆知識や学びを発信しています。フォローよろしくお願いします。
https://twitter.com/Deve_WataRu

科学的根拠と、児童発達支援及び放課後デイサービスでの業務で培った体験的スキルを元に、子育てや、勉強、仕事に使えるテクニックを発信しています。内容はあくまでも一説であり、その真偽を確定するものではありません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?