評価の低いレビューに対するレビュー。ホラー映画「ラム」 #映画感想文
わからん。
映画を見終わった瞬間に出た言葉が、この「わからん」です。
アイスランドの雄大な牧羊地にて起きる、ある出来事。
羊から生まれてきたのは、羊ではない「何か」。その何かの正体が気になって仕方のないホラー映画です。
ということで今回の映画感想文は、
ノオミ・ラパス主演のホラー映画「ラム」
です。
アマゾンプライムビデオで見ましたが、レビューは★2.9(最大★5)
しかもレビューで一番多いのが★1。
頭の中で、
「明らかにハズレじゃない?」
「呪術廻戦にしとけば?」
と囁かれましたが、見てみたわけです。
率直な感想としては・・・
普通におもしろかったと思いますよ。俺は。
レビューで★1にした人は、もうちょい広く考えれば楽しめるはずだったと思います。
ということで、今回は「アマゾンプライムビデオ」で★1にレビューした人の感想から、俺なりの解釈と捉え方を書いてみます。
ホラーなのに全然怖くない
いや、冷静に考えよう。
怖いだろ。
羊から「頭が羊で体が人間」の生物が生まれてきたんだぞ。
確かに、
女の子がブリッジしながら階段ドタドタ降りてくるシーンはないし、ホッケーマスクの殺人鬼が斧を振り回してないから、インパクト的な怖さはないです。
でも「普通に考えてあり得ない"何か"」がいる、というあの環境が怖いじゃないですか。あの夫婦の受け入れ方も怖いし、誕生の理由も最後まで明らかにならないから余計に不気味。
あの羊の子供「アダ」が可愛いから怖さも感じにくいと思いますが・・・
逆を想像してみてください。
人間から「頭が人間で体が羊」の生物が生まれてごらんなさい。
「お前のひざ、大人のおもちゃか」ってぐらい震えますよ。
B級映画のようなオチ
これはあのヴィジュアルのせいでしょう。
頭が羊で体が大人の人間の、いわゆる「羊人間」が出てきたことにより、『なんだあれは』『B級映画みたい』と言われてしまっていましたね。
しかしあのオチを想像できた人いましたかね?
俺は全然想像できませんでしたし、あの羊人間が出てきた時も、
『父親いたんかーい』チーン
って髭男爵みたいにツッコミましたからね。
犬が殺されるので最低
それは100%同意。
とにかく意味不明
これは確かに説明がされていないので、「結末の意味は見る人が考えてね」という投げっぱなし映画でした。
これに対して不満があるのもわかりますが・・・
つまりは「復讐」だったのですよね?
「アダを産んだ親の羊をノオミ・ラパスが銃で殺してしまった。そのため、夫の羊男が彼女にとって大切な人を同じ方法で殺した」という。
羊からしたら我が子を奪われ、殺されたわけです。人間の夫婦は多くの動物を飼育していましたが、人間だって動物。
対等なんだ、というメッセージの映画だと思いましたね。
とはいえ、もちろん色々気になりますよ、俺も。
なんで羊男がしばらく経ってから登場したかもわかりませんし。
そもそもあの羊男の存在に対する説明もありませんし。
あとは・・・
『ノオミ・ラパスと義弟の不倫関係、必要あんのかーい』チーン
とかね・・・
※毎週日曜日の夜に投稿していた「映画感想文」は、今後しばらく土曜日の夜に変更してみます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?