僕らは長く生きるほど好奇心を感じなくなる
僕たちは子供の頃、好奇心の塊のような生き物だった。
道端にどんぐりが落ちていたら、拾って投げてみた。
下敷きで静電気を作って髪の毛を逆撫でた。
何かのシールをもらったら、場所など気にせず貼りたくなった。
そう、何もかもが遊び道具だった。
でも、そんな好奇心は徐々に衰えていく。
昔は道端で見つけた花の蜜を吸っていたけれど、今はそんなことしようとは思わない。
泡で出てくる石鹸を、何度もプッシュしたりもしない。
この理由は、「慣れ」にある。
人は毎日何かしらの経験をする。
そして、何事においても、経験する回数に反比例して、興味関心が薄れていく。
つまり、好奇心は歳を重ねるほど失われていく。
僕は好奇心は生きる原動力だと思っている。
何かに興味関心を持ち、
それを見たい!知りたい!やってみたい!
と思う。
これが幸せな人生を送るための必要条件だと考えている。
そうだとしたら、好奇心が年々失われていくということは、歳をとるほど幸せじゃなくなるということを意味しないだろうか?
僕はそんな人生は嫌だ。
僕はさっき、好奇心は歳を重ねるほど失われると言った。
しかし、これはあくまで受動的に生きていた場合の話。
よって、やり方次第では、好奇心を失わない、もしくは活性化させることができると思っている。
①挑戦する
これは、何も難しいことを成し遂げようとすることを意味するのではない。
ただ、「したことのないことをしてみる」ということ。
人は慣れていないことに好奇心を持つ。
だから、慣れてないこと、つまりしたことのないことをする習慣をつければ、好奇心が損なわれることはないのである。
デザインの勉強をしてみよう!
スマホじゃなくてカメラで写真を撮ってみよう!
だし巻き卵を作ってみよう!
こんな単純なことでも、好奇心が湧いてくる。
2. 環境を変える
これは、何も引っ越しをしろと言っているわけではない。
旅行でも、散歩でもいいから、「普段とは違う環境に身を置く時間をつくる」ということ。
たしかに家にいるのは落ち着く。
でも、慣れた環境にずっといると、好奇心を持ちづらい。
知らない場所に行って知らないものを見つけると、間違いなく好奇心が湧く。
そうした時間が僕らには必要なのである。
まとめ
多くの大人は、週5日で会社と家を往復するルーティンの中にいる。
そして、慣れた仕事やいつも通りの家事をこなす日々を過ごしがち。
だけど、その生活を受け入れるだけでは、年々好奇心は失われるし、幸福度は下がっていってしまう。
だから、何かに挑戦してみよう。
環境を変えてみよう。
少し意識するだけで、きっと人生はわくわくするものになる。
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