日日自炊自足【休みの食事 と 休みのこと】
金曜日、仕事終わりにヘアカットへ行った。
note に何度か書いているように、もう何年も職場近く1000円カットに通っている。
年季の入ったこの店には、入店してすぐ自動精算機で支払い・・という今時のシステムはなく、まずは「3」と書かれた黄色の札をとり、順番待ちの席に座る。
が、わたしの前に座るふたりもわたしと同じ札を持っている。
「長くかかりそうだな。」と思うものの先週から切りたかったのを見送っての今日なので、おとなしく順番がくるのを待つしかない。
先ほどとったのは指名札で、わたしたちは同じ美容師さんが空くのを待っている。
これを美容師さんに見える位置に持って、指名希望がない客が来れば即カット台に案内されるシステムだ。
そしてこの「3番黄色のお姉さん」は店の一番人気。
施術中でもなく、順番待ちもない状態のほうが稀なのである。
ようやくわたしの番が回ってくると、恒例のお出かけ報告会が始まる。
去年は姉と、今年「だーさん」と日帰りバス旅行に出かけたのは、このお姉さんの影響によるものだった。
前回「GWにひたち海浜公園のネモフィラを見に行くんですよ」と言ってあったので「どうでしたか?」と聞かれたことから始まり、お姉さんが同じ場所へ行った時の話を教えてもらって「あーそうそう!」となったり、お姉さんが旧芝離宮恩賜庭園のライトアップイベントに出かけたという話を聞いたりした。
こういうのを探すのがすごくうまいんだよなぁ。
そして旦那さんとお休みが合わないようで(休みを合わせて出かけることもある)、ひとりで出かけることに躊躇がない。
わたしは「3番黄色のお姉さん」を心の中で「お出かけ師匠」と呼んでいるのである。
土曜日は某所で時々開催されている「某こと」に参加する予定でいた。
「某こと」開催に気が付いたのがその前日で、本来ならジムの定期カウンセリングに出かける予定だったのだけど、キャンセルし日程を変更してもらった。
そうまでしたのに・・その「某こと」に参加するということへの覚悟がなかなか決まらない。
大した会ではなく、参加は自由の行き当たりばったり。
だがしかし、コミュニティスペースがベースになっているので「常連さんばかりだったらどうしよう」とか「そんな遠くから来たんですか?」などと言われることが脳内で勝手にシュミレーションされて、気持ちが重たくなる。
強制ではないのだから「じゃぁ行かない?」と自問すると「ジムの予約を延期したのに?」と思考が罪悪感を煽る。
そこに娘からLINEが届いた。
「今日〇〇行ってくる!」
それは数週間前にわたしが教えた「某国フェスティバル」だった。
それまで重たかったものが、身体ごと軽くなる。
娘の旦那さんが仕事で留守なので、ひとりで子供をふたりを連れて行くという。
「おかあも行こうかな・・。」
指が勝手に動いていた。
某所の「某こと」は定期的に開催されているし、気持ちが乗った時に行こうと思うとすっかり気持ちが軽くなった。
ふたりの子育てでうつうつとしていた娘が、子供ふたり連れて外に出ようとしたことに「チャレンジのじゃま」をしているような気にもなったのだけど・・娘にそう言うと「何が?」と返された。
先週母と姉と出かけた日、姉に「娘がうつうつとしていてね」というと、男女を年子で育てた経験から「下の娘なんてさ、上の息子を追いかけるのが必至で、幼稚園に入るまで抱っこ紐。歩かせられなかったよ。」と言った。
女の子ひとりしか育てたことのないわたしが娘にそれを伝えると
それが娘に効いたようで「まだ抱っこ紐!?とか、2歳で抱っこ紐なんてかわいそうって思われるとか考えちゃってたけど、いいんだね。」と納得がいったようで、それが今回の某国フェスティバルへのお出かけに繋がったようだった。
別々の路線でイベント最寄り駅で合流すると、上のお孫様がわたしに気づいて「ぽっぽー(お孫様からのわたしの愛称)!」と叫びながら両手を広げて駆け寄ってくる。
それを見た下の子も兄をまねて駆け寄ってくる。
100点満点の歓迎ぶり。
暑い中、某国の料理を食べるも子供たちが食べられる味付けのものはなく、早くも「女の買い物に付き合ってらんねぇ!」気質な5歳男児は「かえりたいー!あそびたいー!つかれたー!あついー!」を連発。
下の女児は兄の飲み物を奪ってみたり真似をするたび、兄の遠慮ない制裁を食らう。
あー、こりゃ大変!
出かけても地獄、家にこもっても地獄。
娘よご苦労さん。。。
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