小説『オールド・クロック・カフェ』 3杯め 「カマキリの夢」(4)
(1)から読む。
(2)から読む。
(3)から読む。
<あらすじ>
『不器用たちのやさしい風』で明るい脇役として登場した松尾晴樹。茨城県北部の日立市から夜通しバイクで駆けてきた晴樹は、『オールド・クロック・カフェ』にたどりつく。祇園祭の山鉾を模した30番の長刀鉾の柱時計に選ばれ、時のコーヒーを飲む。「時のコーヒー」が見せてくれたのは、恋人の由真との別れのシーンだった。由真は、「祇園祭のカマキリ」という謎の言葉を残して去って行く。
<登場人物>
茨城のライダー:松尾晴樹
晴