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デゴルジェの一歩目

はじめまして、デゴルジェのあゆみです。
突然ですが、これからあたしのデゴルジェを始めていきたいと思います。
※デゴルジェ(dégorger)とは、フランス語で 〜を吐き出すという意味だそうです。


あゆみさんとは?

プロフィール

1990年代後半に生まれた20代。関西の田舎に生まれ、公立→公立→公立→国立とコスパよく大学までを卒業(幼稚園は私立であったが)。
高校以来ドの付く文系。大学では経済学部に進み、案の定数学の壁に阻まれ挫折。4年間下宿した神戸では、大学より三ノ宮で過ごした時間の方が長かったのではないだろうか。
コロナ禍が列島を蝕み始めた2020年、大学4回生となる。大学や企業採用担当がオンライン対応に四苦八苦する中、大学の卒業要件をすり抜けストレートでの卒業に成功。同時に、同級生が東京や大阪での就職を選ぶ中、ぬるっと地元企業への就職を決める。
その後は、進学・就職で友人がめっきり少なくなった地元の田舎で営業に邁進。3年弱が経過した頃に心がぽっきり。現在、しばしのお休み中。

あゆみ、こんなやつ。

自分ってこんな人間なんだと人に伝えるのは難しい。というか自分で自分を定義付けすることがそもそも難しい(と思う)。
なので、最近(?、もしかしたらちょっと前?)流行りのMBTI診断の助けを借りてみる。

あたしはどうやら『INFJ(提唱者型)』らしい。これは性格を16パターンに分類した結果であるから、完全に内面を言い当てているわけではない。その中でもあたしに当てはまりそうな特徴を抜き出す。

  • 洞察力があり状況把握が得意

  • 人付き合いは狭く深い

この2つには心当たりがある。自分がそういう性格になったのにも、なんとなく心当たりがある。

あゆみのあゆみ

あたしが育ったのは田舎の普通の核家族家庭、と高校生の頃までは思っていた。しかし、大学生となり一人暮らしを始めてから気づく。傍からは『普通』に見えているだけであることに。
国立大学までをストレートで卒業する。そこに至るまでの教育投資も含めて、それくらいには不自由のない人生をあゆんできた。これが幸でもあり不幸(は言い過ぎかもしれないが)であるような気がしている。
両親からすれば、わが子の履歴書を立派に埋めることで『両親』としての義務は果たしている。だからこそ、一見『普通』なのである。

基本的にあたしの両親は、肯定をしない。日頃の小さな提案、お願いから中学入学時の部活選びや志望校の選択、就職先の決定まで、とにかく否定をされた記憶しかない。母親は自身の期待を反映したい、父親は自身の稼ぎであたしを育てているのだから自身の価値観の中で選択させたい。きっとそういうことなのだろう。だから、この2人は結果にしか興味がない。どれだけ勉強をしようが、部活に励もうが労いの言葉などかけられたこともない。父親からは母親に対する怒鳴り声、母親からは父親に対抗するための物音やその後の愚痴を聞いてきた記憶が一番強い。

無意識の中で両親に金銭面以外で頼ることを諦めたあたしは、基本的には何でも自分で解決しようとするようになった。小さい頃の勉強はもちろん、家庭で教わったこともなかったお箸の持ち方も、給食の時間に見よう見まねで直した。とにかく周囲から学習するしかないこと、家に帰れば両親のテンション感を察して深入りしないようになったことで、周りを見る癖がついたような気がする。そんなこんなで自己完結が基本になっていく中で、周囲に頼ることを忘れていく。人付き合いが狭く深くなっていったのは、そうそう簡単に人に頼れないからである。

あたしがこんなことを考えている間も、両親は自分たちが普通の両親であることを疑わない。まさかあたしがこんなことを思っているとも思っていない。なぜなら、あたしが不自由なく教育を受け就職までしたからである。そうして、わが子の履歴書を立派に埋め『両親』としての義務は全うしたからである。いや、ここまで育ててくれたことには本当に感謝している。ただ、両親はあたしの履歴書の行間は顧みない。きっと自己PR欄にも興味はない。それが怖かった。だから今ももどかしい。

あゆみを止めてみた。

営業のお仕事

さて、時間軸を就職後に移そう。大学卒業後、地元の会社で営業をしてきた。田舎道を時には軽自動車、時には原付でかっ飛ばしながら。一応のノルマはありつつも、あたしのお客さんの気持ちを最大限に尊重しながら社内の決裁をもらいに行く。おかげで数字はあんまり良くないものの、それなりに楽しんでやれているなと思っていた。ただ、これが諸刃の剣だったらしい。お客さんとうまくいかなくなり始めたころ、当然モチベーションに変化が起きる。仕事をしていれば当然の話である。しかし、そこに追い打ちをかけるように当時の彼女(数少ない頼れる存在である)にあたしの仕事を否定される。そんなこんなで職場で過呼吸を起こしたり、号泣したり。

それでも薬で散らしながら仕事を続ける中、他人の感情で自分の感情がすべて動いてしまったことで、あたしはあたしのために仕事をしていなかったことに気づく。
気が付けば休んでいた。実家に引きこもっていた。この間の記憶、本当にあんまりない。

あっちゃぁ~~~~

あゆみの現在地

そうしてあたしはお休みに入った。仕事をしていたころにセリーグ優勝していたタイガースの日本一も、大谷のMVPもその中で見届けた。そう、まだ一か月くらいしか経っていないのである。

この期間に、仕事のことも自分のことも整理しておきたい。そのために一旦どこかに自分を吐き出したい。部屋を掃除する前には一度ぐちゃぐちゃになるようなものである。だから、あゆみはここでデゴルジェをしてみる。方向性は特にない。

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