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長編純愛小説【東京days】

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#優しい温もり

長編恋愛小説【東京days】8

この作品は過去に書き上げた長編恋愛小説です。

そして板をはめ込んでいく。
奈美はドリルで釘を刺して、ベニヤ板を床面に固定させている。

暑がりの僕は大量に身体中から放出される汗をぬぐう。

奈美が気を遣って扇風機のスイッチを押してくれた。

奈美は本当に優しいんだなとそう思った瞬間、奈美は突然、扇風機のスイッチを切った。

僕には奈美の行動の意味が理解出来ずにそれとなく聞いてみた。

『富川さん

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長編恋愛小説【東京days】6

この作品は過去に書き上げた長編恋愛小説です。

耳に力を込める。
奈美が歌い出す。激しい曲だ。

ロックでもかなりコアだ。マニアックすぎる。
奈美の違う一面を垣間見た気分だ。
でも、可愛くてたまらない。

楽しい気分に心は躍動する。
歌っているときの奈美は一点集中だ。

おそらく僕の姿も、部屋に飾られた風景画も、テーブルの上の焼きそばとドリンクも存在していないのだろう。

最初から最後まで同じ状態

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長編恋愛小説【東京days】4

この作品は過去に書き上げた長編恋愛小説です。

数日後、奈美がやって来た。
はい、と言って僕にレポート用紙を数枚差し出した。

『書いてきたから読み終えたら感想を聞かせてほしいの』
『時間を少しくれないか?』
『うん』

僕たちの関係がジェットコースター並みの速さで、この先をどんどん加速していく。

僕は奈美のことを何一つ知らない。
それともう一つ後々に判明するのだが、僕を新進気鋭の作家だと思い込

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長編恋愛小説【東京days】3

この作品は過去に書き上げた長編恋愛小説です。

奈美は平然としている。
黙って次の言葉を待っているのが本当に伝わってくる。

僕のほうが緊張している。ずっと見つめられて恥ずかしさで顔が赤くなっていく。

どうやら奈美のあどけない表情や自然と発する言葉に魅了されて恋心を抱きつつあるようだ。

僕が奈美に一目惚れされたのに。

苛立ちを隠せず、待ちくたびれたお客様に気づく。

『お客様、大変申し訳あり

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