松田浩和
簡単なまとめ記事をアップしていきます。
永禄2(1559)年-元和9(1623)年 生国は京都で舞楽宗家・加納與助の子として生まれる。名は與三郎といった。8歳のときに叔父の寂光寺開山・日淵に弟子入りする。法名は日海。師の日淵は顕本法華宗の高僧で、安土宗論に参加したことでも知られる。学問・仏教を修めることが目的だったと考えられる。 どのような経緯でかは不明であるが、日海は囲碁でも才能をみせて仙也に師事して腕を磨いた。仙也は当時の第一人者として知られているが、堺出身であることぐらいで詳細はわからない。この時期
昨日の「かけつぎ」の検討の反省。インストラクターと高段者の対戦から。高段レベルになってくると、なかなか難しい。 右下は白の動きが重く、黒がペースをつかんだ。 実戦の白10(2間開き)では、よくあつ白5までの処理がよかっただろう。もっともkatagoは白5を手抜きするように言ってくる。その辺りの感覚はよくわからない。 実戦の黒35~43は明らかな誤算があったようで、白が優勢に。黒35でのkatagoの推奨図が以下の通り。 これで黒が5目程度のリードだという。し
相変わらず研究会の集まりは悪いが、それでも細々と続いている。今日は私は観戦にまわった。その後をkatagoで検討してみたのだが、その一部を公開したい。 (多分)コミなしの碁。 黒17は22に伸びるのがよいようだ。白22の叩きが大きい。22に伸びる手は先手になりそうなので黒がここを手抜きする理由はあまりないようだ。 黒23の場面でもkatagoは13上のツギを推奨してくるが、手を抜いた人間としてはなかなか打てない手だ。ここで接ぐならもともと伸びていそう。
昨日の「かけつぎ」でのひとこま。 定先の碁。黒番(三段)の参加者からここでどこが大きいかと問われた。 やはり気になるのはこのキリだ。滅茶苦茶でかそうである。正直この場面より早く打ちたい。少なくとも・・・ 実戦黒29のマゲを打たずにノゾキを利かして切る。これが第一感である。 「滅茶苦茶でかそう」では理由にならないので、でかい理由を言語化すれば次の通り。 キリの価値は白の下がり(本図白2)との出入りを考えてみればよい。 2図は黒が隅で実利を得、さらに白全体
今日は運営している碁会所の月例会(月一の大会)の日だった。熱戦だったA級の決勝の碁を少し振り返ってみる。0.5点差で先番コミなし。 白が左下の黒に迫っている場面。 白94と目を奪いながら切断を迫り、黒95、97の活きに白98と5子を切断した。5子を切断すれば一応白の攻めが決まったようにも見えるが、いろいろ難しいらしい。 katagoはノビキリを推奨してくる。 勢いで(?)切断すると黒3、5が良い反撃のようだ。白4子はむしろ軽く、左辺を切り崩しながら活きを得れば黒
昨日は藤風会だった。 最近は詰碁研究の方が盛り上がって、対局はやや下火な感じ。 私の白番。 黒3といまどき珍しい高目。 黒5に白6、8は白23のシチョウ有利を主張した。このシチョウが有利だと悪い分かれになりにくい印象がある。 黒25は当然シチョウアタリになっている。これには素直にシチョウを解消するのがよかったようだ。 白26はシチョウアタリを受けず、白3子(白4、6、10)を捨てる含みもあって打った。黒31は意外で、白32と抱えては厚い感じがした。 kat
土曜日の「かけつぎ」から。 「かけつぎ」では複数の検討をこなさないといけないので、いろいろ気が付いたこがあっても流しがちになる。そこを自分の反省も含めてちょこっと振り返ってみよう。 高段者対戦で左下の定石的な変化からの攻防が問題になった。検討ではこれ以後の変化の話になったのだが、ここまででも少し違和感がある。 這っていくタイプの定石選択をするなら、ハサミは広い方がいいだろう。白1の3間バサミやAの割打ちなど。 1間バサミでカケられたら勢いデギることになりそ
仕事柄、教材づくりのために詰碁を作成することも多い。創作というほどのものを作る才能はないが、上級~低段向けのつまらない問題(よくある問題)は膨大に作った。 簡単な問題でもなかなか難しくて、気をつけていててもミスがでる。特に同じ筋の問題を複数作ろうとするときによくやってしまう。筋を変えずに形を変えたいのだが、影響がないつもりが大違いというパターンである。ある意味勉強になる。 最近igoyasuさんの問題(動画)でミスを見つけて指摘したのだが、作製の苦労を想像すると切な
最近、インストラクターをしているネット碁会所で(正確に言えばそこで行われている囲碁のオンラインコミュニティで)局後の手直し(検討)の様子をまとめた動画を作成することになった。 まだとりあえずの録画をして、編集されるのを待っている状態だが、自分の話す姿を見るのはなかなか辛い(恥ずかしい)ものだ。見直すだけでも結構苦行だが、それがオンライン上で公開されると思うと気が遠くなる。 ただこの辛さは、普段本当の意味で自分を顧みることをせず、自分を知らずにのほほんと日々を過ごして
ずっと気になってはいた。だけど無意識にか、あるいは意識的にかそれを考えることを避けてきた。避けるというよりも、あたかもそれを考えるという行動に思いつかないようなふりをしていたというべきか。 それに、それはあまりに唐突で不可解な事件で、考え始めたとしてもすぐに息詰まるのは目に見えている。取るに足らない、自分には関係ないことだ。 最近、その事件に関してすこし真剣に考えてみようかという気持ちが芽生えている。でもまだためらっている。それが何かを書かないのはそのためだ。
気になった図形をメモ。 対局者は両者気が付かず。 何が最善かは難しい。黒1と放り込まないで黒3、5と行くのもありそう。この図の黒7で一路左に下がりで打っても白5子を取ることはできる。 上の図の意図は黒7に白がコウを避けて白B3なら手を抜いて頑張ろうというもの。黒の形勢の悪い碁だったのでこのコスミで打ってみたい感じがしました。
今日から仕事。休み明けはだるい。 今年の目標を考えていないから、それを考えながらだらだらと仕事。今年も変わり映えのしない1年になるかもしれない。 緊急事態宣言は、出しても出さなくてもたいして意味がなさそうで、未だにそういうセレモニーを行うかどうかが政治的課題になっている時点で日本は終わっている。欧米の数十分の一の感染者数で医療がひっ迫するという現象が何故起こるかを考えれば、どこに課題があるかは明白なのに全く改善されない。大体メディアがそこに突っ込まない時点で終わって
以前はネットで発信することが楽しくて、かなり熱心に取り組んでいた。 一番初めはホームページ作りで、自分の趣味に関していろいろと情報発信して楽しんでいた。初期はソフトウェアを使って作成していたが、途中からはHTMLを覚えてテキストエディタで作成したりもした。 そのうちブログがはやり始めて、ホームページを作るのが面倒になり始めたこともあってブログに移行した。 TwitterとかFacebookも出てきて(その前にmixiをやっていたけど)、そちらにも手を出した。