![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38626042/rectangle_large_type_2_39aef5130e7b1e06f08aaebf7ca487d9.png?width=800)
俺たちのイギリスを取り戻せ!!ブレグジットの導火線着火!
ファイナンシャルプランナーが語る
イギリスとEUのごたごた、ブレグジットバトル!!
今回は何故、イギリスが離脱する事になったかを語っていきます。
大きな理由を結論的に言うと
イギリスはEUの中でも最強キャラになってしまい、EUというチームの中だと、イギリスのポテンシャルが最大限に発揮できなくなってしまったからです。
そもそも、今のEU(欧州連合)は
ECSC(欧州石炭鉄鋼共同体)という組織から始まりました。
1951年にこのECSCができた訳なのですが、このECSCの初期メンバーにイギリスは入っていなかったんです。
何故かというと、このECSCはドイツなどの第二次世界大戦の敗戦国が中心となって結成されているため
イギリスは勝戦国ですので、加わる必要性はあまり無かったんですね。
しかし、時が進んでいくにつれて、イギリスの経済は衰退してしまい
ECSCができてから、約30年後
ECSCに加盟して、サクッと利益をもらって経済を立て直しちゃおう!
という感じでイギリスも加盟する事になります。
案の定、イギリス経済は回復していき、ECSCもEUに変わって規模も大きくなっていきます。
EUの加盟国が増えれば、EU全体の運転資金も増える事になります。
イギリスのように巨大国家としての歴史が長い国も加盟していれば、経済的な力を持っていない国もEUに加盟している訳なので
巨大国家であるばかりに、EUに対する運転資金の提供額は膨らんでしまいます。
イギリスが経済的に衰退して、EUの皆から助けてもらう時の為に、運転資金を提供するのは、合点がいく所でしょうが
経済が発展し、経済基盤が盤石なイギリスは、他の小国に比べて、助けてもらう状況に陥ってしまう確率は低いので
与えているばかりで、お金がもったいないのではないかという声が、イギリス議会の中でも、国民にもチラホラ出てきたのです。
こういう経済的な話だけに限らず・・・
EUに加盟している事で、移民が大量にイギリスへ流れ込んでくる状況を、よく思っていない人が多かったのです。
EUの加盟国である限り、人の移動の自由(国境間の移動の自由)と物の移動の自由(関税ゼロ)の自由には従わなけれいばいけません。
イギリスにとっても、利益があるルールではあるのですが
人の移動において、小国からすると、栄えているイギリスに移動して、イギリスにて生活したいと思う所です。
そういう層が、イギリスに移動してきて、すでにイギリスに住んでいる人の雇用枠を奪う事になってしまうと
移民に対するイメージは悪くなってしまいます。
イギリスのような超大国がチームに所属し続ければ、他のチームメートから頼られ続けるので
いっその事、チームを飛び出し、EUに使っているお金をイギリスだけに使った方がいいんじゃないか
というのが、ブレグジットに至る基本感情です。
しかし、もう40年ぐらい、欧州の連合体に属しながら国家を運営してきた訳ですから
急にスタイルをガラリと変更するのは、大きなリスクを伴うのも事実。
EUを離脱して、資金をイギリス国内に集中する
しかし、それにはリスクが伴う・・・
こんな風に、国民の不満と議会の不満が溜まっていき、ブレグジットという戦いが始まる事になるのです。
次回からは、この火種が、ブレグジットという大爆発に繋がるまで、どういう経緯で導火線を進んでいったのかを説明していきます。
youtubeも見てくださ~い。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?