「プロ野球選手とビジネスパーソンの一流の証「3割バッター」の理由とマインド」
こんにちは。良ちゃんこと良平です。
平成元年世代。人生100年時代に仕事もプライベートも挑戦し続け、多くの人に貢献しながら多くの仲間とそれぞれのやりたい事をコミュニティ化し「村」を創るというビジョンを掲げています。
このアカウントでは自身の転職エージェントの活動や自分の実体験、職業紹介という観点でプロスポーツ選手の紹介から、転職活動中の方への情報提供と、日々の仕事やプライベートに活かせる気づきを書き起こしています。
有難いことに、以前、「リーマンの処世術」にマガジン登録いただいたり、最近、出し始めている有料記事や自己紹介記事がNoteから表彰されるなど、少しずつですが内容や文章力でご評価を頂いています。
いつもご覧いただきありがとうございます。
前回、前々回と公務員からの転職シリーズで多くのスキを頂くことができました。
プロ野球の開幕シーズンが近づいてきました。
私はプロ野球観戦が小学生時代から大好きで、父親の影響で巨人ファンです。
今年から阿部慎之助監督となり、個人的にはどんなジャイアンツになるか楽しみです。
今回は、自身のエージェントとしての成約率や世の中のプロ選手、特に私が好きなプロ野球選手の「打率」など、結果を出す「確率」が3割以上であるのではないかという仮説を立てました。
そう感じた根拠、それが私たちの日常にどう活かせるかを今回は紹介させていただきます。
1.野球には過去にたくさんのルール改定あり
結論、世の中はある分野の人が一人勝ちしないようにルールが改定されているものが多いようです。これを機に野球の歴史も少し調べてみたところ、「ゲームが面白くなるように」少しずつ細かなルールが定められてきたようです。
例えば、野球だと下記のように考える要素がたくさんあります。
バットの種類、アウトカウント、バッターカウント、マウンドからホームベースまでの距離などです。
これらは100年以上の歴史の中でかなり調整が入っていて「投打のバランスがとれてゲームが面白くなる」ように設計されています。
打ちまくっても面白くないし、全然点が入らなくても面白くないですよね。
その他にも、塁間(バッターが1塁に到達するまでの距離)を短くすれば
打率はかなり上がるでしょうし、逆に長くすれば下がるでしょう。
野球は現在のルールでは野手の人数が9人ですが、
8人であれば安打(それも長打)が多すぎて、10人だと外野に飛ばしたら終わりになってしまうと思われます。もし木製でなく金属バットだったらみんなホームランバッターになってしまいますよね。
このように、さまざまな要因が絡み合って、生まれた数字が「3割」だったのではないでしょうか。
もし4割バッターや、大谷翔平のような二刀流プレーヤーが出てきたら、それはルールを作ったちの想定を著しく上回る能力の持ち主と言えますね。
実際に本当かどうか分かりませんが、一時期「飛ばないボール問題」が話題になりました。異常にホームランが出すぎて、ボールの飛距離に関連する反発数を調節し、ホームランが少なくなるシーズンがありました。
「打高投低」「投高打低」という言葉もあるように、このバランスが取れるように調整されています。イニング数も、9イニングではなく7イニングだったり、昔は試合終了まで行ったりしてましたが12回延長で引き分けルールが適用されたりルールが少しずつ変わっています。試合時間を短くしていくという時代の流れに合わせての理由もあるでしょう。
野球以外にも、サッカーも交代枠が昔は3人だったのが今は5人だったり、延長戦が減り90分勝負で勝ち点制が進んだり
バスケットボールも30秒ルールが24秒ルールになったりするなど、
スポーツ界は挙げればキリがないほどルールがどんどん変わり、進化しています。
ここでお伝えしたいのは、ビジネスの世界もスポーツと同じ事が日々起こっているという事です。
2.「自由化」や「規制」で競争を生むようにしている
昔はインフラサービスにおいて
電気は「東京電力」だけでしたし、インターネットは「日本電信電話(NTT)」だったり、郵便なら「日本郵政公社」のみでした。
しかし今は「自由化」が起こり、価格・サービスの競争により低価格になり、みんながより使いやすくなるよう市場が活性化・最適化に向かっています。
最近始まっているインボイス制度も、フリーランスになる人が増え、その中にはリテラシーの低い人の割合も増えてしまい、規制が入った形ですよね。
独占や寡占と呼ばれる「業界の一人勝ちの状態」「極端に有利なルール」を崩し、サービス向上や適正価格(需要と供給のバランスが取れるポイント)で世の中に流通されるようになっているという事です。
ここで言いたかった事は、次の話にもつながりますが
スポーツ選手やビジネスパーソンで結果を出し続ける人たちは、
この「ルール改正」や「ルールの中での有利な部分」を見極め、勝つ確率を高める努力をし続けているのです。
3.3割バッターは「10割全て打つ」つもりでバッタボックスに立つマインド
話が戻りますが、野球においてはルールや駆け引きなどの要素が入り交じり「3割」が高い打率であるとされています。
では、実際に一流バッターはどんな心構えや姿勢で野球に取り組んでいるでしょうか?
絶対に全ての打席でヒット以上は打つうもりでバッターボックスに立っているでしょう。その全力プレーや真剣勝負の数と、その振り返りを日々、1打席、1球ごとにデータを分析し、改善し、実践しているはずです。
ビジネス用語でいう「PDCA」を高速で回しているのです。
また、スポーツ選手の場合は日々健康にプレーできるようにするために
トレーニングやケアを欠かしていません。
イチロー選手や大谷翔平選手は絶対にお金(コスト)や時間、労力(トレーニング量)を全て野球に注ぎ込んでいるから、あれだけの圧倒的な結果を長い間、出し続けているのです。そして彼らは絶対に1打席1打席、全て打つつもりでプレーしているはずです。
では、私たち社会人、ビジネスパーソンはどうでしょうか?
惰性やラッキーヒット、宝くじが当たるのを願うようなマインドになっていないでしょうか?
飲みすぎで遅刻したり、勤怠が悪かったり、体調管理をおざなりにしてたりしないでしょうか?顧客のために、仲間のために全力で関わり、ベストを尽くせているでしょうか?
私は約10年、BtoBの法人営業をしてきましたが、
様々なデータ、率を見る機会が多くありました。「アポイント獲得率」「商談成立数」「ペンディング率(案件化)」「成約率」「粗利率」「売上」「売上前月比〇〇%」「インセンティブ率」などです。
もちろんタイミングや運などの要素も絡んでいましたが、基本的にはこれらの数字の原因と改善にこだわっている人がトップセールスでしたね。
そして私は現在、転職エージェントにおいても初回面談(自己分析MTG)から応募MTG、面接対策MTGまでのご登録者のサービス利用率、離脱数、その結果の原因、そして上手くいった要因、そして成約率と向き合っています。
正直、まだまだです。一流のエージェントの自社での決定率(成約率)はおよそ、2~3人に1人です。転職活動をクローズしたり、他社にて承諾をしたりなど、1人の成約を達成する事は甘くはありません。
また、人材業界は転職後の早期離職が業界の永遠の課題です。
3か月以内に離職すると、返金規定があり、エージェントは採用企業へ成約手数料を返すペナルティがあるのです。早期離職率が高いと、これはロスです。求職者にとっても、採用企業にとっても大きなマイナスです。お金だけでなく信用も、自信も失いかねません。
本質は「1件1件、結果にこだわりベストを尽くし、次の機会では1%でも1ミリでも改善に繋げてよい結果にしていく努力」です。
私は上手くいっている時ほど、次のようなを確かめるようになりました。
「手の内で、上手くやろうとしていないか?」「横柄な態度になっていないか?」「思い込みや変なプライドが邪魔していないか?」「求職者の目線に立てているか?」「押しつけでなく、説得でなく、納得を得られているか?」
いい転職エージェントである前に、いいビジネスパーソン、手本となる存在を目指さないといけないと考えるようになったため、今回このテーマで書かせていただきました。
書いたからにはもっと結果にこだわり、そのために求職者や採用企業のマッチングに全力で取り組んでいきます。
ぜひ、皆さんも色々な思いや背景があるかと思いますが、一瞬一瞬を全力で、最善を尽くす働き方、そして転職活動をしていただきたいです。
次回は「20代の「ハードワーク」が30代の「ワークライフバランス」につながる理由」について綴っていきます。お楽しみに。
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