旅という非日常から、日常に戻る。
旅の帰り道って、不思議な気持ちになる。
楽しかった非日常が終わってしまう寂しさ。
たくさんできた旅の思い出の充実感。
そして、日常に戻る安心感。
いろんなものが混ぜこぜになって、なんだかセンチメンタルな気分になっちゃう。
どんなに旅が好きでも、どんなに楽しい旅でも、日常に戻る帰り道はやっぱりほっとするものだ。
あぁ、楽しかった、っていう充実感に包まれているあの時間が、好きだ。
旅って、準備しているときがいちばん楽しいというのはよく言われるけど、帰り道がいちばん満ち足りた気分という説も推していきたい。
この不思議な気持ちは、家に帰ってからもしばらく続くことが多い。
荷解きをして、洗濯を回して、お土産を取り分けて。
韓国土産のハングルが、なんだか早くも懐かしい。
昨日まで視界に入る文字のほとんどがハングルだったのに。
そうだ、明日の弁当どうしようかな。
流石に韓国のりとご飯だけというわけにも行くまい。
仕事用のかばんにお土産を詰めなくちゃ。
あぁ、日常がどんどん近づいていく。
何週間も前から準備をして旅の本番を迎えるのに、終わってみれば非日常から日常に戻るときはあまりにもあっという間だ。
でも、日常に戻ってしまっても、旅の写真を整理したり、旅行記をnoteで書いたり、自分用のお土産を食べたり、同僚に土産話をしたり。
しばらくの間は、「旅の余韻」みたいなものに浸っていることができる。
この余韻の時間って、本の「あとがき」に似てるなと思う。
ファンタジーな物語の世界から、一気に現実の世界に帰ってくるのは寂しすぎる。
そんなとき「あとがき」があれば、物語の余韻に浸りながら、ゆっくり現実へと橋渡しをしてくれる。
映画のエンドロールやアニメのエンディングなんかも、似た役割を担ってくれる。
この「余韻の時間」があるおかげで、私たちはゆっくり現実世界に戻ることができるし、しばらくの間はまた頑張っていこうと思える。
寂しさと、充実感と、安心感。
でも、この「余韻の時間」が終わってしまえば、またすぐに次の旅に行きたくなってしまう。
旅ってあっという間にお金が飛んでいっちゃうから、noteを書いたり写真整理をしたりして、もう少しこの「あとがき」を楽しまなきゃ。
関係ないんですけど、今日誕生日なので、スキしてってくれたら嬉しいです。
今日くらいね。
サポートなんて頂けた日には舞い上がってドーナツ買っちゃいます。