だいすけ

釣り好き海外駐在員。バンコクに嫁さんと子ども(4歳男の子)とじゃこまる(6歳猫男の子)…

だいすけ

釣り好き海外駐在員。バンコクに嫁さんと子ども(4歳男の子)とじゃこまる(6歳猫男の子)と暮らす30代半ば。 コルクラボ6期生、とは言えオンラインでしか参加したことはない。 海外駐在で感じるもの、コミュニティ、魚釣り、子育て、そんな徒然を書いていく。

最近の記事

マグロと僕の物語 #9 〜縁と運〜

上着を脱いで後40m。 根競べ。ザキさんの檄が飛ぶ! あと20m、夏を思い出す。 夏は魚が外側を向き、ここで100m走られて、糸が切れた。 腰も痛い、ここで止めたい。その為に体を作ってきた。 さあ勝負じゃい!! おおお、 おおおおおお! うおぉおおぉぉぉおおおおおおおおおおお!!! この10年、この瞬間を待ってたんや! 余裕の100kgオーバー! 船上推定150オーバーのクロマグロ!!! ついにやったぞ!!! 恥ずかしげもなく、僕は船上で泣いて、ザキさんと抱擁

    • マグロと僕の物語 #8 〜.ょ〜

      2023年10月28日 少し冷えるが、思っていた程は寒くない。 天気は曇天。今にも降り出しそうだ。 宿から港までも約1時間。 ここ数日の出来事に思いを馳せる。 自分でも信じられない。今、自分が本州の北端にいることを。 5時半、 港に到着、道具を積み込みいざ出船。 昨日までのポイントに船を走らせる。 岬を回ると、大粒の雨が降り出した。 足元が寒い。サンダルだし。 ポイントについてあたりを見回すが、気配はない。 しばらくして、ザキさんが「遠くの鳥の下で1匹はねた」と姿を確

      • マグロと僕の物語 #7 〜チェックメイト〜

        ついに話がここまできた。 23年10月23日 KL経由でバンコクに戻り、セイルを釣行を友人にメッセージをしたところ、友人は明日から青森に行くという。狙いはもちろんクロマグロ。 友人の名は木下真さん、正直いうと友人というのもおこがましい、マグロ釣りの大先輩、スーパーアングラーだ。 なんだかんだで10年以上の付き合いになる。 そういえば、九州で大きなマグロを初めてかけて、変わってほしいと泣き言を言った時にも、木下さんは同船していた。 縁を感じる。 2023年10月24日、

        • マグロと僕の物語 #6 〜遂に海に立つ、師匠の船で〜

          23年、もう同じ轍は踏むまいと考えていた僕は7月の1週目、4日に予約を取ることにした。 どれだけ規制がかかりそうでも、この日なら100%大丈夫。そして魚はやはり丹後方面で釣れている。 僕は満を持して鳥取の師匠に連絡した。 師匠は「わかった、4時半出船,この日はイカの予約はとらない。日が暮れるまでやる」と気合を見せた。 僕もそれに応えるべく、その日に合わせ身体を作った。 当日は最高の凪。 遂に、遂に、舞台に上がった。 僕が船のルアー釣りを始めた鳥取。 何より、師匠の船。 怖

        マグロと僕の物語 #9 〜縁と運〜

          マグロと僕の物語 #5 〜同じ轍2022〜

          2021年を逃した僕は2022年を待った。 去年の轍を踏むまい、と22年は早めに段取りした。釣行予定日も去年より1月ほど早く組み、身体も夏に向けて地上げ、コロナの心配もなく、万全の体制。 だがしかし、まさかのノーマークエリア、山陰京丹後まわりでマグロが連日大フィーバー。アベレージもでかい。見る見るうちに採捕量は膨れ上がり。。。 釣りの4日前に禁止になってしまった。。。 うそん!思いっきり同じ轍を踏んだ! これだけ準備してもまだ足りないのか。。。 22年は2年連続である

          マグロと僕の物語 #5 〜同じ轍2022〜

          マグロと僕の物語 #4 〜バンコクにて耐える鍛える日々〜

          僕は2018年からバンコクに駐在になった。 結局,それまでにも通いまくったが、大きなマグロは釣れなかった。 19年夏、バンコクで僕は少し変な人と出会う。某コンサルの筋トレマニア、Kさんだ。 K:だいすけさん、なんかやりたいことあるんすか? 100kgのマグロ釣りたいんすよね。でも昔かけた時には腰が痛くて,次はもちろん頑張るんですけど。K:あー背中ですね、デッドリフトですね。 はぁ。あと波風ある中で投げなきゃ行けないんですけど、どうしても緊張して明後日の方向に投げちゃうん

          マグロと僕の物語 #4 〜バンコクにて耐える鍛える日々〜

          マグロと僕の物語 #3 〜因縁というか、縁-後半〜

          まさに見知らぬ天井。 僕は脇から腰骨の辺りまでちくわのようなギプスをし、壱岐市民病院で1週間ほど、その後大阪に(寝たまま)移動して約70日間寝たきりで過ごした。 ベッドでは誘ってくれた船長に申し訳ない気持ちが何度もあふれた。もはや私に釣りをする資格はない、そうも思っていた。 退院した僕は,その足で船長に挨拶に行った。 釣りを続けないにしても、これはケジメだと思った。 船長は,怪我もさることながら、相手の対応をすごく気にしていた。相手は「保険を適用するからタクシーも飛行

          マグロと僕の物語 #3 〜因縁というか、縁-後半〜

          マグロと僕の物語 #2 〜因縁というか、縁-前半〜

          時は遡り、13年前の僕とマグロの繋がりから話はスタートします。 当時岡山に勤務していた僕は、鳥取沖の釣りによく通ったのだが、そこの船長は素人の僕に手取り足取り様々なことを教えてくれた。 船長は、ぶっきらぼうで、お世辞にも丁寧ではなかったが、釣りへの情熱と探求心は人一倍熱く、大きな魚が釣れていると聞けば、山口、高知、九州、、、それに海外まで自分の客を連れてどこ迄も遠征するような根っからの釣りバカだった。 いつしか僕も、船長の引率で九州迄行くようになった。平日の夜中に出発し

          マグロと僕の物語 #2 〜因縁というか、縁-前半〜

          マグロと僕の物語 プロローグ

          10月20-23の週末、僕は同僚とマレーシアのロンピンにいた。セイルフィッシュ、バショウカジキが釣れることで世界的に有名な地だ。簡単に釣れるし船も比較的快適という事で、数ヶ月前から計画して、実際僕たちは4-5匹のセイルを手にすることができた。けど、今回の主役はこのセイルの話ではない。このセイルがきっかけで始まった、ちょっとぶっ飛んだ大冒険の話。 KL経由でバンコクに戻り、セイルを釣行を友人にメッセージをしたところ、友人は明日から青森に行くという。狙いはもちろんクロマグロ。そ

          マグロと僕の物語 プロローグ

          書けなさにどう向き合うか(編集中)

          このnoteは思いっきり書きかけです。かけない僕がいつかけるようになるのか、公開することで書くことができるかもしれない、という実験です。更改していくつもりではありますが、このまま終わったらごめんなさい。 ver 1.0 2022.03.13 14:00-14:25 ―――――以下本文――――― こんなことをつぶやいた。 呟いた後、いい機会なので少し掘り下げたいと思った。もう少しアウトプットの解像度を上げることでアウトプットに向き合えればと思った。 自分は比較的よく喋

          書けなさにどう向き合うか(編集中)

          あじ。いわし。時々さばでお祭り騒ぎ。

          今日も雨なので、釣りの思い出を書こう。今日は、僕の釣りの原点の話。 小学生に入る前、おそらく幼稚園に入るより前。正確な記憶はないが、3歳ころ。 記憶がないのになぜ3歳かと言うと、「何歳から釣りをしているの?」と聞かれると、「んー、3歳くらいすかねぇ。」と答えているから。ここではっきりと3歳ということにしておく。未来が過去を変える事もあるのだ。 釣り場は大阪南港。当時の大阪南港は今のようにATCやWTCもなく、波止場には工場倉庫とデカイ船が沢山あり、トラックがビュンビュン

          あじ。いわし。時々さばでお祭り騒ぎ。

          釣りに行きたい雨の日に

          僕は釣りが好きだ。 だけども、タイもコロナで中々思うように釣りに行けない。しかも今日は夜明けから雨だ。雷もなっている。 この間、といってもひと月以上前だが、コルクラボのオンライン春合宿があった。 哲学者の苫野一徳さんをゲストに迎えて本質観取というワークショップを行った。本質観取とは、端折って端折って説明すると、、、 ある事象について様々な角度から光を当てたり、発散や集中、具体化や抽象化等を行き来して、「つまり、こういう事だよね」と物事の本質を言い当てるワークショップだ

          釣りに行きたい雨の日に

          最初から答えはあった話

          他国駐在の先輩から相談を受けた。その先輩にはいつも色んな相談をして、大変にお世話になっているのだが、いつの間にか先輩もまた、事あるごとに僕に相談をしてくれる様になっている。大変にありがたい関係だ。 さて、今回の相談は、 一人息子のお子さんがもうすぐ大学生になるらしいのだが、一人暮らしのメリット・デメリットについて問われた。どうやら家族で一人暮らしをさせるか否かについて意見が割れているらしい。息子さんは大学生になったのならすぐに一人暮らしをしたい。奥さんは基本反対。先輩は、

          最初から答えはあった話

          会社はスイミー

          先日、学習する組織マフィアを称する友人らと「なぜ(個人でなく)会社である必要があるのか」について話し込んだ。とても有意義な時間だったので、忘れないように残しておく。 因みに、学習する組織マフィアというのは、名著「学習する組織」に学びながら、経営や戦略、組織論等を語り合う、僕が所属するコルクラボ内の秘密結社(ただのグループ)を言う。 https://www.amazon.co.jp/dp/4862761011/ref=cm_sw_r_cp_awdb_imm_G9XC354J

          会社はスイミー

          本質は中心にある訳ではないかも

          月曜も友人とclubhouseで楽しくおしゃべりしました。 怪魚トーーークと題して「怪魚釣り」とそれにまつわる「エトセトラ」を友人の沖山さん@siegsigeとやぷさん@yapuzと話しているのだけれど、大体面白いのって「エトセトラ」の方。 例えば、、、 初めて行った怪魚釣行のターゲットが「ヨーロッパオオナマズ」なのに行き先は中央「アジア」のカザフスタンだった、とか。 モンゴルのガイドがマジで働かないのでイライラするのだけど、毎回ドラマチックな展開で魚が釣れてしまうの

          本質は中心にある訳ではないかも

          Clubhouseの楽しさって?

          今話題の音声SNS、Clubhouse。これが提供するものについて考えてみました。 はい、めっちゃくちゃ久しぶりです、だいすけです。 そもそも、僕がClubhouseのことを知ったのは一昨日、1月27日だったかな?ちょうど話題になった瞬間だった。僕が所属するオンラインサロン、コルクラボのメンバーからどんどん招待が広まっていきました。一昨日、昨日と聞いてみて、話してみて何となく見えてきた事と、自分の気づきの変化が嬉しかったので残しておきます。 まず一つ目。 SNSの中で

          Clubhouseの楽しさって?