日本の国家安全保障2000年代 126


#多様性を考える



第1章 東アジア各国の戦力 アメリカ合衆国太平洋軍(現・インド太平洋軍) 



2000年代 27

合衆国海軍 12






1970年代に建造された原子力推進水上戦闘艦は2000年までに退役し、

巡洋艦はタイコンデロガ級巡洋艦のみとなって高度な防空能力を維持している。




東アジア、西太平洋を担当する第7艦隊

には

1986年にタイコンデロガ級巡洋艦CG-52「バンカー・ヒル」、

1987年にタイコンデロガ級巡洋艦CG-53「モービル・ベイ」が配備された。

21世紀に入り、

日本に配備されるタイコンデロガ級巡洋艦



後期建造型で防空能力の向上した

タイコンデロガ級巡洋艦CG-62「チャンセラーズヴィル」、

タイコンデロガ級巡洋艦CG-63「カウペンス」

に変更され、戦力を向上させている。




また、退役したスプルーアンス級駆逐艦の代替として、

タイコンデロガ級巡洋艦の初期建造型であるタイコンデロガ級巡洋艦CG-49「ヴィンセンズ」が配備され戦力を向上させた。


その後、

タイコンデロガ級巡洋艦CG-49「ヴィンセンズ」



初期建造型の特徴であるMk26発射機装備のため、

RGM-109トマホーク巡航ミサイルが運用できず、

さらにミサイル複数同時発射が不可能であることから早期に退役し、

Mk41垂直発射システム装備の

タイコンデロガ級巡洋艦CG-54「アーティンタム」、

タイコンデロガ級巡洋艦CG-67「シャイロー」

が配備されることになった。



 またアーレイ・バーク級駆逐艦はステルス船体を取り入れ、イージス・システムも能力向上型にされたものであるが、

第7艦隊

には

アーレイ・バーク級駆逐艦4番艦DDG-54「カーティス・ウィルバー」から配備が始まった。




 潜水艦は、

グアム島のアプラ港を母港とする

ロサンゼルス級攻撃型原子力潜水艦SSN-705「シティ・オブ・コーパス・クリスティ」

のみが東アジア配備であったが、

ロサンゼルス級攻撃型原子力潜水艦SSN-711「サン・フランシスコ」、

ロサンゼルス級攻撃型原子力潜水艦SSN-713「ヒューストン」

が増備され戦力が増強された。


2007年には

ロサンゼルス級攻撃型原子力潜水艦SSN-711「サン・フランシスコ」

に代わり

ロサンゼルス級攻撃型原子力潜水艦SSN-715「バッファロー」

が加わった。

 横須賀基地を母港とする第7艦隊

には、

核アレルギーの強い日本を考慮して、

通常推進型の空母が配備され続けてきた。

また歴代、

空母CV-41「ミッドウェイ」、

空母CV-62「インディペンデンス」、

空母CV-63「キティ・ホーク」

と最古参の空母が配備され続けてきたが、

メンテナンス、改修工事は充実しており、能力は高く保たれてきた。



空母CV-63「キティ・ホーク」以降



空母CV-64「コンステレーション」しか通常推進空母は建造されていないため、

横須賀基地配備の空母の動向が注目されていたが、

結局

原子力推進の空母CVN-73「ジョージ・ワシントン」が配備されることとなった。





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