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ヨーロッパ に入った 1983年5月11日 〜 BGM は サンタナ, 邦題 「哀愁のヨーロッパ」

前日までいた当時の 「ソ連」って 「ヨーロッパ」 だった?

それは「ヨーロッパ」を地理的に捉えるのか, あるいは文化的に, あるいは政治的に捉えるのかで微妙に違ってきたりするのかな。ともあれ, 前日 1983年5月10日の夜までいたロシアは, 当時はソ連だった。「ヨーロッパ」の定義は諸説あるけれど、あのころ多くの人にとってソ連には何というか「ソ連はソ連!」(笑)という特別な位置づけがあって(だからこれはもう地理的な「位置」づけとは別の世界), 一方でソ連ではないがソ連の支配下にあった国々(つまり当時のウクライナのようにソ連に組み込まれていた国以外の, ポーランド, ブルガリア, ハンガリー等々の諸国)については東欧諸国, 他方で東西冷戦で対立する反対側ヨーロッパ(ってのは地理的にも政治的には「西側」だったわけだけど)に関しては西欧諸国, という捉え方になっていたように思う。

今のヨーロッパはこんな感じかな。しかしトルコについてはもしもヨーロッパに入れるとしたら(地理的なおおよそ)西側半分であって, 東側はアジアと言った方がしっくりくるね。それはトルコという国に 2回行って, その西端から東端までトータルで 1ヶ月半くらい旅した [その後は陸路国境を越え, イランを旅した] 人間としての実感でもある。もっとも「アジア」の概念も微妙と言えば微妙で, 例えばイラン(昔のペルシャ!)のとりわけ西側など, アジアかヨーロッパかの二択だったら後者にも感じられるところがあって。他にも例えばジョージア(日本では以前「グルジア」と呼んでいた国)とかカザフスタンなども, けっこう微妙な位置(地理も文化も)だったりするんだろうか。まぁこれは「ヨーロッパ」をどう定義するのかという, その前提条件次第なので、今日のところはこれ以上は突っ込まない!

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前日までいたソ連, つまり「ソヴィエト社会主義共和国連邦」, Union of Soviet Socialist Republics, 略して U.S.S.R.

ユーラシア大陸を回ろうとして, 日本を出たのだ。

それは札幌に住んでいた頃に計画した旅。

1983年5月11日 〜 フィンランド・ヘルシンキに到着

1983年5月10日, 2泊3日したモスクワの滞在先ホテルを夜8時半ごろ出て、

午後10時ジャスト(モスクワ駅)発のフィンランド・ヘルシンキ行き夜行列車に乗って, ヨーロッパに向かったのだった。

以下 4枚の写真のうち 3枚は, 翌 1983年5月11日に途中停車した駅で撮った写真で、最後の写真は筆者の 1983年5月10日夜から, 翌5月11日にかけての旅日記の写し。 

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3) 何だこれ? .. いや, ここにも日本車かよ, と思って撮った写真。当時の日本経済はほんと(少なくとも表面上は)強かった。まぁ38年後の現在でも例えばクルマに関して言えばこの写真のトヨタ車などは依然として「強い」んだろうけど、日本経済全体は当時と比べれば凋落傾向だね。あの頃は Time だったか Newsweek だったか忘れたけど "Arrogant Japanese", 「傲慢な日本人」なんて見出しの特集記事が組まれるくらいで、日本人の態度もけっこうデカかった(幸いソ連・ヨーロッパ辺りを旅していて, 態度がデカい嫌な日本人に会うことは稀だったけど、それでも場所はたまたまだろうけどだいぶ後にギリシャ・アテネで会った, 滞在中のフランスから休暇とって来ていた日本人などは, 当時の典型的「傲慢」日本人の一人だった, ああ長い括弧, いずれにしても「祗園精舎の鐘の声, 諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色, 盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず, ただ春の夜の夢のごとし。たけき者もついにはほろびぬ, ひとえに風の前の塵に同じ」、なんだ何だ, どんどん括弧が長くなってしまった, 笑)。

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Europa (Earth's Cry Heaven's Smile) 〜 Santana 〜 Moonflower

ヨーロッパの大半の言語で、発音こそ違えど綴りは Europa であるが、英語・フランス語では末尾音が脱落し、Europe となる。

ともあれ, 「ヨーロッパ」を当時の「リアルタイム」の(前々章の冒頭で書いたような)捉え方で見るなら, 今日 2021年5月11日は拙者にとって, ヨーロッパの「皆の衆」からしたら「極東」に位置する国・日本を旅立って半月後, 初の「ヨーロッパ」入りをしたその日から数えて, ちょうど 38周年に当たるのだった。

だから 何だ と言われても, それから更に半年以上経過後に旅したインドのあの美味しいパンを食ってもらうしかないのだが(ナンだ!)、とりあえず記念として ♫

(以下のクリップ, 音楽は 0:09 辺りから)

Europa (Earth's Cry Heaven's Smile) 〜 from Santana's seventh studio album "Amigos", released on March 26, 1976 ♫

ところで, サンタナの音楽って, こういう雰囲気(この下の方でござる!)にものすご〜くマッチする曲がわりとありますね(1960年生まれの筆者の世代やその上の世代のように昔々のまだまだガキの頃, 自分の部屋からこっそりテレビが鎮座していた部屋に降りてきて暗がりの中で当時, 大橋巨泉や藤本義一が司会してた 11PM を観ていた人はみんな, 分かるでしょ, 拙者が言ってる意味?)。

雰囲気で言えばこういう雰囲気なんですが、念のため言っておきますとこの人は当時の 11PM とは全く関係ない, 現代のウクライナのモデルさん, Bryunetka Ann さん(ウクライナって筆者がソ連を旅した 1983年当時は「ウクライナ・ソヴィエト社会主義共和国」でソ連の支配下にあったから, 本 note 投稿の冒頭で書いたような趣旨からすれば「ソ連はソ連!」という時代で,「ヨーロッパ」とは別の世界に組み込まれていたような時期だったわけだけど、ソ連が崩壊した 1991年以降は, 1917年のロシア革命の 2年後1919年から 70年以上続いたソヴィエト連邦の属国時代が終わって歴とした独立国「ウクライナ」に, だから今の時代, Bryunetka Ann さんは European .. ということでいいかな? 「.. いいとも!」という平日昼の番組も今は昔の話となりました, またまた長い括弧だったなぁ)。

では, ここで, European の Bryunetka Ann さんに、海に向かって走っていただきましょう。これって Black Sea, つまり 海 かな?

Bryunetka Ann さんには "Europa" だけでなく, "Flor d'Luna (Moonflower)" もお似合いなので ♫

"Europa (Earth's Cry Heaven's Smile)" from Santana 1976 album "Amigos" ♫ & "Flor d'Luna (Moonflower)" from Santana 1977 album "Moonflower" ♫

Bonus track 1: "Black Magic Woman" 〜 Fleetwood Mac / Santana

ではでは Black Magic Woman, いやいや南側で Black Sea, 海を臨む国「ウクライナ」のモデルさん, 前章でも登場していただいた現代の European の一人, Bryunetka Ann さんに再び登場してもらいましょう, 何となくこの曲にも似合うので ... 特に彼女が持ってる小瓶, この中の薬を振りかけられると Black Magic にかかります, 皆さん気をつけましょう(スワイプして 4枚目でよりはっきりするけれど, この小瓶に貼ってあるラベルには "GYPSY WATER" とあり, そして下の方の Santana カヴァー・ヴァージョンの方は Gábor Szabó の 1966年インスト曲 "GYPSY Queen" とのメドレー ♫)。

Black Magic Woman 〜 Peter Green / Fleetwood Mac ♫

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.2 加筆/削除/編集)。

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Black Magic Woman/Gypsy Queen 〜 Santana ♫

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.2 加筆/削除/編集)。

Bonus track 2: "Black Magic Woman" 〜 Ayla Tesler-Mabe

ヨーロッパじゃなくて北米大陸のカナダのギタリスト, Ayla Tesler-Mabe さん, 2017年2月のアップ, このとき彼女, まだ 15歳, 恐るべし天才ギター少女のサンタナ喰い ♫

Black Magic Woman/Gypsy Queen (Santana version) 〜 Guitar-cover by Ayla Tesler-Mabe (then-15 year-old-girl!!) ♫

Ayla Tesler-Mabe とはこの人!

Bonus track 3: "She's Not There" 〜 The Zombies / Santana

今日は徹底的にウクライナの Bryunetka Ann さんに登場してもらいましょう。

Don’t look at me, pls

She's Not There 〜 The Zombies (1964) ♫

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.2 加筆/削除/編集)。

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She's Not There 〜 from Santana 1977 album "Moonflower" ♫

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.2 加筆/削除/編集)。

ではでは, 今日のところはこれにて 〜 「哀愁のヨーロッパ」

邦題「哀愁のヨーロッパ」だったんだよなぁ。原題 "Europa (Earth's Cry Heaven's Smile)" なんだから, もっともっと洒落た邦題を考えても良かったと思うんだけど ♫


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