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ポール・サイモン, S&G解散後 第1作 〜 Paul Simon 全曲聴き倒し, 3曲(+)歌詞和訳つき

以前から note しようと思ってたこのアルバム, つい先日たまたま2020年改訂版の Rolling Stone 誌による "The 500 Greatest Albums of All Time" の425位に本作がランクイン(は和製英語です, 笑)しているのを知り, そろそろ自分の note に載せたくなった。

S&G解散後のソロ第1作, 1965年の「ポール・サイモン・ソングブック」から数えてソロ2作目となる, 地味に見える(聞こえる)が実はかなりの傑作アルバム 「ポール・サイモン」 〜 1972年1月リリース

この章の以下の本文, 飛ばして全然OK, つまり本章の本文は読まなくて, 本章見出しのあと直ぐに, 次章に進んでいただいて構いません(笑)。

しかし長い見出しだな(笑)。とりあえずリリース日は謎。Wikipedia だと英語版では "Released January 24, 1972",

ところが日本語版では「リリース 1972年1月14日[1]」で, 

その注釈のリンク先を見ると, 確かに "Released January 14, 1972",

でもこういうのって絶対に信じていいかというとそうでもなくて, 以前, この "Official Site" に掲載の英語歌詞を見ていて間違いを発見したことがあって(誤植程度のものというより, あれこれは別ヴァージョンではといったレベルのものだったような気が, でもだいぶ以前なので今は詳細についてはうろ覚えの記憶), 絶対的に無謬と思ったらそれはそれで誤り。「絶対的に無謬」だと固く信じて書いてある通り, もしくは言われた通りにやって時には人殺しまでしてしまうのが「宗教」というものの深刻な問題(このワン・センテンス, とんでもなく脱線, 笑, 笑えない話題か)。

ここまでリリース日についてだけで文字数使い過ぎ, さらば国分寺書店のオババ, あ違った, もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵(椎名誠の著作タイトルを書いただけなのであった)。

章を改めて 〜 「ポール・サイモン」(ポール・サイモン, ソロ2作目, 1972年リリース) 〜 いやその前に, Rolling Stone 誌の「歴代最高アルバム」ランキングについて

書き出したら, それほど重要ではないリリース日だけでスペース取り過ぎてしまったので章を改め, さてさて, 

本 note の冒頭で触れた Rolling Stone 誌による "The 500 Greatest Albums of All Time" とはこれで(500位から始まっている), 

同誌が最初にこの企画(とその結果)を発表したのは2003年で(2003年版の上位100位分翻訳版を2004年にロッキング・オンの SIGHT が出していて, 当時それを買って読んだりした), その後, 2012年に小振りな改訂のみの新版が出ているけれど, 上掲リンク先の2020年版は17年ぶりと言っていい大幅な改訂版。人が決めたものなんだから, そりゃ中身はよく見りゃいろいろ文句言いたいところは出てくるんだろうけれど, 今(でもあれは既に2020年「現在」!)の感覚もしくは批評眼でオールタイム・ベストをやるとどうなるかというわけで, 音楽ファンとしてそのランキングそのものを受け入れるかどうかは別として(自分の場合は全面的には受け入れない, というか「全面的には」といったら殆どの人がそうなんだろうが), この種の企画, それなりの意味はあると思う。一例を挙げれば, その時々の「今」もしくは「現在進行形」の批評眼・批評耳みたいなもので何年かごとでも10年, 20年ごとでも「歴代最高アルバム」「歴代最高ソング」といったランキングを作ってみると, 少なくとも時代の変化, 社会のムードの変遷, 時には広く社会で注目を浴びた問題, 議論や政治の世界の動きまでも感じ取れたりするわけだし。

ただここでひとつ言いたいことは, それって 選者を誰にするかで結果はだいぶ変わってくる可能性があるよね, という至極当然なこと。

今回の選者は以下リンク先のリストに挙がっている "more than 300 artists, producers, critics, and music-industry figures" というわけで, 

かなり幅広い選者によって, ということではあるけれど, これでも当然, プロとして(何を持って, あるいは何処からが「プロ」なのかも難しいけれど)音楽を語れる人たちの数と言えばこんなもんではないのだから, 偏りみたいなものを排除するのは極めて難しい。というか, 厳密には不可能。

そもそも上掲リンク先の選者自体, それはどういう基準で選ばれたのか ... ん? それも何処かに書いてあるのかな。まぁいずれにしても, こういうことを言い出したらキリがないわけだけれど, それでも, 要するにそういう点を踏まえつつ, 選者の顔ぶれなども出来る範囲で眺めたりしながらであれば, こういうもののランキングとかランキングの時代の流れによる変遷などを見ることには, わりと意義, 意外と(ふと思う以上には)意味はあるかもしれないなと思っている。

因みにこちらの note ではこのランキングの意味について同 note 著者の思うところが書かれていて, 筆者(=オレ)はここに書かれている内容には殆ど同意する。 

上掲リンク先 note を読んだのは 2, 3日前だったと思うけれど, それはたまたま note のホームに流れてくる「おすすめ」の中に以下 note を見つけて読んだから。

上のリンク先 note に掲載された翻訳文の原文は こちら

因みに, 上の note がまとめてくれているところによると, ポール・サイモンのアルバムでランクインしているのは, 425位(前回2012年版では 268位)の本作 "Paul Simon" の他には 46位(同上 71位)の "Graceland" なんだけれど, この辺り, 半世紀にわたるポール・サイモンの音楽の大ファンとしては "Graceland" はまぁ当然なんだろうけど, "Paul Simon" を入れて(それはいいけどね!), "There Goes Rhymin' Simon" や "Still Crazy After All These Years" は入らないのかよ, と文句の一つや二つは言いたくなる。

ただね, 上記の傑作アルバム 2枚, どうやら以前の版でも 500枚の中に入ってなかったようだけど。2枚とも, とりわけ "Still Crazy" は売れ行きも当時のいわゆる「批評家」さん達の評も "Paul Simon" よりだいぶ上だったはずだが, まぁこういう現象は確かに面白いと言えば面白い。

それから, Paul Simon と言えば Simon & Garfunkel のアルバムはどうなのかということも多少なりとも, いやこれも当然のように, 気になる。で, "Bridge Over Troubled Water" を 172位のところで見つけたのだが, これは最初の版, つまり 2003年版では 51位だった。"Bookends" も入っていてほしいけれども, どうなのかな。まぁ入っていないのかもしれない。

というわけで, 何はともあれ, Paul Simon 1972年リリースのアルバム "Paul Simon" は今回の Rolling Stone 誌による「歴代最高アルバム500」で前回より順位を下げ(次回があれば圏外になってしまう可能性もありか), S&G 時代の "Bridge Over Troubled Water" も順位を下げ, 一方で "Graceland" は上がって「歴代最高アルバム50」以内に入っている。

こういう変化を見るだけでも面白いと言えば面白い。で, 至極当然ながら, ってか言うまでもなく, 一人の音楽ファン, 音楽愛好者としては, この種のランキングに左右されることなく(しかし時には「勉強」させてもらい), これからも自分の好きな音楽を聴いていくのだった。 

小5か小6の時から聴いてるポール・サイモン S&G 解散後のソロ第1作 "Paul Simon" 〜 2002年3月23日, 41歳の時に書いたレヴューもどき

2002年3月23日に, 自分のホームページ上にアップした, 本作レヴューもどき。そこでは「(S&G)デュオ解散後に制作された本作を事実上のソロ第一作とみることに大方の異論はないだろう」なんてエラソーに書いてるけど(筆者=オレが!), でもやっぱ, その前に言及している, S&G時代のソロ, 1965年の "The Paul Simon Songbook" がポール・サイモンのソロ1作目ではあるよなぁ(その 1965年のソロアルバムに関して「2004年にCDで復刻しました」[本 noteに転載にあたり太字強調] と注釈を入れているところは, 2004年にその CD を買った時にホームページ上で編集・加筆した箇所)。

(以下, "Armistice Day" までは LPレコードでは A面, 残り6曲は B面)

Paul Simon - Paul Simon (2002年3月23日, 記)
1. Mother And Child Reunion
2. Duncan
3. Everything Put Together Falls Apart
4. Run That Body Down
5. Armistice Day
6. Me And Julio Down By The Schoolyard
7. Peace Like A River
8. Papa Hobo
9. Hobo's Blues
10. Paranoia Blues
11. Congratulations
ポール・サイモンが、S & G (サイモン・アンド・ガーファンクル)解散後に発表した記念すべきソロ第一作(1972年)。これ以前に、S & G の初期にポールがイギリスで発表した THE PAUL SIMON SONG BOOK というタイトルのソロ・アルバムがあるが、そちらは当時ポール自身によって短期間のうちに回収されており(したがって今となっては幻のソロ・アルバム、しかし日本では少なくとも何年間も発売されていて田舎の我が家にもそれはあった-大体の曲は S & G でも歌ってた曲だったと思う-、あれってどこ行ったんだろう? もっとも今も容易に入手出来るのかも? この辺りはちょっと調査不足です、あー長いカッコだった ・・・ 2004年にCDで復刻しました)、デュオ解散後に制作された本作を事実上のソロ第一作とみることに大方の異論はないだろう。
1 や 6 はシングルでもヒットした曲だが(前者は確かビルボードの 1位か 2位、あと 2 もシングルヒットしてたかも)、とりわけ 1 はジャマイカはキングストンでレコーディングされたもので、おそらくはジャマイカ以外のメジャーなアーティストがレゲエを取り入れた最初の曲であって、ポール・サイモンの音に対する貪欲さ、斬新な感覚を象徴する曲の一つと言っていいと思う。しかもレゲエのリズムを使いながら、単にレゲエの曲を作るのではなく、まさしくポール・サイモンの音楽になっているのが彼の偉大なところ。つまり、レゲエっぽくはなっていない(別になってたっていいんだけど、笑)。レゲエを取り入れて、新しいポール・サイモンの音楽を作ったわけだ。
後にあの GRACELAND の制作でポールが急にワールド・ミュージックの達人になったかのように思った人もいたかもしれないが、ポールは何もその時突然変わったわけではなくて、以前からそういう感覚を持ったミュージシャンだったってこと。本作のポールにもそういうところがあるし、S & G 時代だってそうだった。ちなみに、2 では S & G の El Condor Pasa (If I Could) でも共演していた LOS INCAS がバックを務めている。
9 は同曲のヴァイオリン奏者の STEPHANE GRAPPELLI との共作で、他は全てポールのオリジナル。ヒット曲、名曲といった趣よりも、佳曲がズラリといった内容。で、この際、佳曲は必ずしも名曲よりも劣るものではないと言ったら、ニュアンスは伝わるだろうか。とにかく一曲一曲がイイ。って言ってしまうと、もともとポールの曲はみんなイイんだけど。詩もいいんだよな。仮に音楽が無くとも詩だけで十二分に作品として成り立つのはポール・サイモンならではのこと。この人は 本当に Artist Of Artists なんだ。

* 筆者のホームページ上では以下のリンク先。ただし, 2001年8月に本を買ってきてHTML独学してそのHTML基礎知識だけで立ち上げたウェブサイトで以降一切仕様を変えておらず、現在スマホから閲覧しようとするとOS次第で文字化けする(パソコンであればどのブラウザからも問題なく閲覧できると思う, たぶん!)。

Mother and Child Reunion ♫

前章に転載した, 2002年3月23日付の筆者のレヴューもどきから, この曲についての箇所を再度, 以下に。

ジャマイカはキングストンでレコーディングされたもので、おそらくはジャマイカ以外のメジャーなアーティストがレゲエを取り入れた最初の曲であって、ポール・サイモンの音に対する貪欲さ、斬新な感覚を象徴する曲の一つと言っていいと思う。しかもレゲエのリズムを使いながら、単にレゲエの曲を作るのではなく、まさしくポール・サイモンの音楽になっているのが彼の偉大なところ。つまり、レゲエっぽくはなっていない(別になってたっていいんだけど、笑)。レゲエを取り入れて、新しいポール・サイモンの音楽を作ったわけだ。
後にあの GRACELAND の制作でポールが急にワールド・ミュージックの達人になったかのように思った人もいたかもしれないが、ポールは何もその時突然変わったわけではなくて、以前からそういう感覚を持ったミュージシャンだったってこと。本作のポールにもそういうところがあるし、S & G 時代だってそうだった。

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

Duncan ♫ 〜 歌詞和訳つき(聖書とセックス, 安宿の壁)

2020年8月25日の note ♫ 真面目な話から仏音, いや, キリスト教の「聖書」の話だった, 仏音だ じゃなくて, ぶっ飛んだ 話まで, 色々書いた(色々, 何しろ 8月下旬, 地球温暖化時代の日本の残暑はまだまだ猛暑, 要するに, とてもとても HOT な日だったのだ)。

翌日 2020年8月26日の note ♫

歌詞和訳の注釈については上掲リンク先 note にて。

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

..............................

隣りの部屋のカップルは
賞金でも狙ってるんだろうか
彼ら、オールナイトで延々と続いてるんだ
僕はちょっとでも眠ろうとしてるんだけど
このモーテルの壁はどうにも安っぽくてね
ところでリンカーン・ダンカンというのが僕の名前なんです
それで、これが僕の歌、僕のことを歌った歌なんです

父は漁師で (*1)
母は漁師の女友だちでした
それで、僕は彼らの退屈しのぎの中で生まれたのです
それと、チャウダー(寄せ鍋)の中で
だから僕は盛りの頃、つまり青春とか呼ばれる時期を迎えると
マリタイム (*2) の家を出て
ターンパイク (*3) を通って、目的地に向かったのです
ニューイングランド (*4) に、憧れのニューイングランドに

僕の自信は穴ぼこだらけ
ジーンズの膝にも穴が開いていて
ポケットには1ペニー硬貨すら残っていませんでした
おお、僕はもう子どものように無一文 (*5) だったのです
指輪でもしていればよかったなと思ったほどでした
そうすれば質屋に入れて少ししのげたのに

駐車場で見た若い女性が
群衆に向かって説教をしていました
聖歌を歌い、そして聖書を読み聞かせながら

それで、僕は彼女に言ったんです
僕は自分を見失ったみたいですと
そうしたら彼女は僕に話してくれたんです
聖霊降臨 (*6) についての全てを
僕には彼女が、僕がこれから生き続けるための
道筋のように思えてきたのでした

I know, I know, I know, I know, I know, I know (*9 これは訳しません。)

その同じ日の夜
僕は懐中電灯を片手に彼女のテントをこっそり訪ねました
そうして僕は長い罪なき (*7) 時代、童貞の時代に別れを告げたのです

そうなんです、彼女は僕を森に連れて行きました
何かがやって来るの、そうしたらとても気持ちよくなるのよ
と言いながら
そうして僕は犬のように可愛がってもらったのです、犬のように (*8)

おお、おお、なんて夜だろう
おお、ここは歓喜の庭に違いない
今もあの甘美な思い出は消えないのです

I know, I know, I know, I know, I know, I know ... (*9)

僕はギターを弾いていました
満天の星々を見上げて横たわりながら
ただ神に感謝しながら
僕にこの指を授けてくれたことを
ギターを奏でるこの指を

...........................................

以下は, Paul Simon が 1974年にリリースしたアルバム "Paul Simon in Concert: Live Rhymin'" に収録されたライヴ・ヴァージョン ♫

歌詞和訳の注釈については上掲リンク先 note にて。

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

..............................

隣りの部屋のカップルは
賞金でも狙ってるんだろうか
彼ら、オールナイトで延々と続いてるんだ
僕はちょっとでも眠ろうとしてるんだけど
このモーテルの壁はどうにも安っぽくてね
ところでリンカーン・ダンカンというのが僕の名前なんです
それで、これが僕の歌、僕のことを歌った歌なんです

父は漁師で
母は漁師の女友だちでした
それで、僕は彼らの退屈しのぎの中で生まれたのです
それと、チャウダー(寄せ鍋)の中で
だから僕は盛りの頃、つまり青春とか呼ばれる時期を迎えると
マリタイム (*1) の家を出て
ターンパイク (*2) を通って、目的地に向かったのです
ニューイングランド (*3) に、憧れのニューイングランドに

僕の自信は穴ぼこだらけ
ジーンズの膝にも穴が開いていて
ポケットには1ペニー硬貨すら残っていませんでした
おお、僕はもう子どものように無一文 (*4) だったのです
指輪でもしていればよかったなと思ったほどでした
そうすれば質屋に入れて少ししのげたのに

駐車場で見た若い女性が
群衆に向かって説教をしていました
聖歌を歌い、そして聖書を読み聞かせながら

それで、僕は彼女に言ったんです
僕は自分を見失ったみたいですと
そうしたら彼女は僕に話してくれたんです
聖霊降臨についての全てを
僕には彼女が、僕がこれから生き続けるための
道筋のように思えてきたのでした

Just later on the very same night
She crept to my TENT with a flashlight
And my long years of innocence ended

その同じ日の夜
彼女は 懐中電灯を片手に 僕の テントをこっそり訪ねました
そうして僕は長い罪なき (*5) 時代、童貞の時代に別れを告げたのです

<< この Shemy, 実はスタジオ・ヴァージョンでは I her >>

彼女は僕を森に連れて行きました
何かがやって来るの、そうしたらとても気持ちよくなるのよ
と言いながら
そうして僕は犬のように可愛がってもらったのです、犬のように (*6)

おお、おお、なんて夜だろう
おお、ここは歓喜の庭に違いない
今もあの甘美な思い出は消えないのです

I know, I know, I know, I know, I know, I know ... (*7)

僕はギターを弾いていました
満天の星々を見上げて横たわりながら
ただ神に感謝しながら
僕にこの指を授けてくれたことを
ギターを奏でるこの指を

脱線トピック 1 〜 ポール・サイモンの歌と「聖書」やキリスト教

さてさて, たまたま 3日前のこの note に書いていたことなんだけど, 

上掲リンク先 note の自分の文章を下に引いておくと, 

というわけで, 実は(「実は」ということでもないけれど)ポール・サイモン, 彼の「宗教」上の信条はよく知らないが(ユダヤ系アメリカ人とはいえ, おそらくユダヤ教の信仰者ではないと思うが, しかし他方, クリスチャンなのか, あるいは無神論者なのか正確には分からない, ポール・サイモンの音楽のファンになってから半世紀という筆者ながら!), わりと「聖書」に絡む歌は歌っている(比率的に多いというわけでは決してないが)。

上掲リンク先, 2021年6月5日付 note で BGM として取り上げた Simon & Garfunkel 時代の "The Boxer" もそうだけど, 他にも例えば, 

やはり S&G 時代の "Blessed" ♫

因みに以下の曲, Paul Simon ソロ3作目(S&G解散後だと2作目)の "There Goes Rhymin' Simon" に収録された "American Tune", この曲, この歌は「聖書」に絡むというより, アメリカ合州国(「アメリカ合衆国」)の建国神話に絡みつつ, 併せて キリスト教に(も)絡む 内容が含まれる歌 ♫

2020年6月9日付 note と同年7月11日付 note, 前者の頃は「拙訳」なんて自虐表現を使っていた, 今は使わない。筆者は拙者ながら, 歌詞の和訳に関しては良薬ならぬ, 口に苦くない良訳なのだ, ただし歌の歌詞そのものが言ってることは苦いことだったりする場合はあるのだ, それが歌詞なのだ詩なのだ, それでいいのだ, 筆者はバカボンのパパなのだ。 

他にも色々あるけれど, でもまぁ, 脱線トピックはこの辺で!.. と言いながら書きながら, 次章も脱線トピック。

脱線トピック 2 〜 Duncan のバックを務めた Los Incas, 彼らが共演していた S&G 時代の曲と言えば, El Condor Pasa (If I Could) 〜 コンドルは飛んでいく(歌詞和訳つき)

本 note の第3章で転載した2002年3月23日付の筆者のレヴューもどきに書いていたように, Paul Simon 1972年リリースのソロアルバム "Paul Simon" に収録された Duncan では,

S & G の El Condor Pasa (If I Could) でも共演していた LOS INCAS がバックを務めている。

El Condor Pasa (If I Could) 〜 from Simon & Garfunkel 1970 album "Bridge Over Troubled Water", featuring Los Incas

歌詞和訳の注釈については上掲リンク先 note にて。

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

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かたつむりになるよりは雀になるほうがいい
そうさ
もしなるのなら
僕はそのほうがいいよ

釘になるよりはハンマーになるほうがいい
そうさ
他になるものがないのなら
僕はそのほうがいいよ

遠くへ、そうだ、舟を漕いで遠くへ行きたいな
この辺りからいなくなってしまった白鳥のようにね (*1)
人は地面に縛りつけられて
これ以上ない悲しげな声で何かを語ろうとしている
たまらなく哀しい声で (*2)

道になるよりは森になるほうがいい (*3)
そうさ
もしなるのなら
僕はそのほうがいいよ

僕は足下に大地を感じていたいんだ
そうさ
他に何もできなくとも (*4)
僕はそうしていたいのさ

Everything Put Together Falls Apart ♫

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

Run That Body Down ♫ 〜 歌詞和訳つき(お体を大切に / へとへとになって)

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

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昨日医者に行ってみたら
女医が言うには大丈夫そうだって
彼女はこう言ったよ
「ポール、よく考えてみて
 これからどのくらい体を
 こき使えると思ってるの?」
「これまでやってきたことを
 あとどのくらい繰り返せると思うの?」
「誰を騙してるつもりなの?」

僕は家に帰ってきて床に着いたんだ
頭を休ませていたのさ
妻が入ってきてこう言ったよ
「どうしたの、どこか具合が悪いの?」
それで僕はどこが悪いか話してこう言ったのさ
「ペグ、よく考えてごらん
 これからどのくらい体を
 こき使えると思ってるの?」
「これまでやってきたことを
 あとどのくらい繰り返せると思うんだい?」
「誰かを騙してるつもりなのかい?」

若い人もよく考えた方がいいよ
これからどのくらい体を
こき使えると思うかってさ
これまでやってきたことを
あとどのくらい繰り返せると思ってるのかな?
それとも誰かを騙してるつもりかい?

Armistice Day ♫

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

Me and Julio Down by the Schoolyard ♫

最初のラップはじめ, 幾つかアルバムでは入ってないものが楽しめるヴィデオ,

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

Peace Like a River ♫

この曲, 大人になってミュージシャン, 職業音楽家になった(筆者の)兄貴が, 高校1年の時にアマチュア・ミュージシャンの合同コンサートみたいなのにデュオで出て(その時のデュオの相棒はいま某新聞社で編集委員をしていて, だいぶ前から結構よくテレビに出てる!), この曲をやってこのギター弾いてた, ってなことも含めて, 矢鱈と懐かしい曲。

Listen to ポール・サイモンのまさしく「平和が川を流れるように」そんなふうに「流れるような」文字通り流麗なギター, Paul must have been saying, "I was playing my guitar, lying underneath the stars, just thanking the Lord, for my fingers, for my fingers" ♫ (from a song called "Duncan"!!)

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

脱線トピック 3 〜 "Four in the morning" と言えば 〜 Still Crazy After All These Years 歌詞和訳つき

"Oh, four in the morning, I woke up from out of my dreams..", from a song called Peace Like a River from 1972 album Paul Simon

"Four in the morning, crapped out, yawning..", from Still Crazy After All These Years from 1975 album Still Crazy After All These Years

2019年10月31日付 note, この頃は「拙訳」なんて自虐表現を使っていた, 今は使わない。筆者は拙者ながら, 歌詞の和訳に関しては良薬ならぬ, 口に苦くない良訳なのだ, ただし歌の歌詞そのものが言ってることは苦いことだったりする場合はあるのだ, それが歌詞なのだ詩なのだ, それでいいのだ, 筆者はバカボンのパパなのだ(これ, 脱線トピック 1 でも書いていたのだ, それでいいのだ, しつこいのだ, 笑)。 

これは Nataly Dawn によるカヴァー。

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

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昨日の夜、街で思いがけず彼女を見かけた
とても嬉しそうに見えて、僕も微笑みを返した
それから、昔の思い出を話しながら
しこたまビールを飲んだってわけ
今でもイカレてる
ずっとイカレたままさ

僕は付き合いのいい方じゃない
案外、慣れ親しんだやり方から離れられないかな?
ラブソングに騙されるほどピュアでもないし
・・・ 耳元で囁くようなラブソングにはね
だけどイカレたままだ
僕は今も君に夢中だよ

明け方の4時
くたびれて、あくびをしながら
僕の人生なんて消えてしまえばいいって思う
心配なんてするもんか
なんで僕がしなくちゃいけない?
どうせいつかはみんな消えてなくなるのさ

僕はいま窓際に座って
外を走る車を眺めてる
ある晴れた日、僕も誰かを傷つけるだろうか
だけど罪に問われたりしないさ
陪審員達だって僕と同じじゃないか
今もイカレてるのさ … イカレてる … イカレてる
みんなずっとイカレてるんだ

♫ ♫ ♫

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

..............................

昨日の夜、街で思いがけず彼を見かけた
とても嬉しそうに見えて、私も微笑みを返した
それから、昔の思い出を話しながら
ずいぶんとビールを飲んだわ
今でもイカレてる
ずっとイカレたままよ

私は付き合いのいい方じゃない
案外、慣れ親しんだやり方から離れられないかな?
ラブソングに騙されるほどピュアでもないし
・・・ 耳元で囁くようなラブソングにはね
だけどイカレたまま
私は今もあなたに夢中よ

明け方の4時
くたびれて、あくびをしながら
私の人生なんて消えてしまえばいいって思う
心配なんてするもんか
なんで私がしなくちゃいけない?
どうせいつかはみんな消えてなくなるのに

私はいま窓際に座って
外を走る車を眺めてる
ある晴れた日、私も誰かを傷つけるだろうか
だけど罪に問われたりしない
陪審員達だって私と同じじゃないの
今もイカレてるの … イカレてる … イカレてる
みんなずっとイカレてるのよ

♫ ♫ ♫

Papa Hobo ♫

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

Hobo's Blues ♫

本 note の第3章で転載した2002年3月23日付の筆者のレヴューもどきに書いていたように, この曲は, 

同曲のヴァイオリン奏者の STEPHANE GRAPPELLI との共作

Stéphane Grappelli (January 26, 1908 – December 1, 1997) は, フランス系イタリア人のジャズ・ヴァイオリニスト。

脱線トピック 4 〜 Hobo's Blues の共作者 Stéphane Grappelli で思い出す 〜 Pink Floyd "Wish You Were Here" 歌詞和訳つき

Pink Floyd の 1975年リリース同名アルバムに収められていた名曲 "Wish You Were Here" の別テイク, フランス系イタリア人のジャズ・ヴァイオリニストStéphane Grappelli (January 26, 1908 – December 1, 1997) をフィーチャーしたヴァージョン ♫

この件は, 以下 Wikipedia の 項目 "Recording" 以降に詳しく記述されている。

ほんと, めっちゃくちゃ美しいヴァージョン ♫ 筆者による歌詞和訳つき。

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

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つまり、君はわかっていると思ってるんだ
天国が地獄と違うってこと
青空が苦痛と違うってことをね
緑の野原はわかるかい?
冷たい鋼鉄の線路と違うってこと
微笑みが偽笑と違うってことはどう?
君はそいつが区別できそうかい?

それで彼らは君に取り引きさせてしまったのかい?
君の英雄達を亡霊どもと交換させたのかい?
熱い灰を樹々と交換させたのかい?
君は熱気の代りに涼しげな微風を得たのかい?
冷ややかな安らぎを捨てて変化を求めたのかい?
それで君は交換してしまったのかい?
戦いに参加することをやめて
檻の中で主役を務めることにしたのかい?

ああ、僕は、僕はここに君がいてほしい
僕らはただ彷徨い泳ぐ二つの魂なのさ
同じ金魚鉢の中をね
来る年も来る年も
ずっと同じ土地を走り廻っている
それで 僕らは何をみつけたんだ?
ずっと変わらぬおそれ - 怖れ、畏れ -じゃないか
ここに君がいてほしいよ

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2020年8月5日付 note, この頃まだ「拙訳」なんて自虐表現を使っていた, 今は使わない, というのは,

筆者は拙者ながら, 歌詞の和訳に関しては良薬ならぬ, 口に苦くない良訳なのだ, ただし歌の歌詞そのものが言ってることは苦いことだったりする場合はあるのだ, それが歌詞なのだ詩なのだ, それでいいのだ, 筆者はバカボンのパパなのだ ... これ, 脱線トピック 1 でも 3 でも書いていたのだ, でもいいのだ, バカボンのパパなのだ, しつこいのだ。 

Paranoia Blues ♫ 〜 歌詞和訳つき

2020年9月7日付 note はこんな書き出しで始めて, 

偏執病ブルーズっていうタイトルにしたのさ、17年前にこの歌の歌詞を訳した時には。多分それは当時の自分が Paranoia と Schizophrenia が少しずつ入り混じったような精神状態にあると思ったりしていたから。まぁ実際にはそのいずれでもなくて、精神病理学上は別の概念で説明されるような状態にあったことを知ってはいたのだけれど。それと、もう一つ、単にこの歌のいわゆる邦題がそのまんまカタカナで「パラノイア・ブルース」となっていて、それとはとにかく別の表記にしたかった、というような単純な動機もあったと思う。

その後も「知ったかぶりのドゥルーズ、ガタリ(筆者のことだよ)、懐かしの浅田彰はいま何処(京都です)」, 「ブルーズなのか、ブルースなのか、ちょっとパラノる(造語!)」とかどんどん 'スキゾ・キッズ' して, なかなか本題に入らなかったが, しかしちゃんと最終的には, 自分の手による歌詞和訳を載せたのだった, そりゃそうだな, 載せないとタイトルが嘘になる!

歌詞和訳の中の "(刺そう *上にメモ)" のメモは上掲リンク先 note の中。

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

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僕にもいわゆる友達ってのは何人かいるんです
彼らは面と向き合えば僕に笑いかけてきます
だけど僕が背中を見せたものなら
平気で僕をだまそう(刺そう *上にメモ)とする奴らなんです
そうさ、そういう奴らなんです
オーノーノー、オーノーノー
僕が知りたいのはたった一つだけ
君はどっちの味方なの?

ジョン・F・ケネディ空港に着くと
僕の心臓はバクバクし始めます
何故って僕はわかってるからです
あの税関の男、奴は僕を
あそこの小さな部屋に連れて行くんです
オーノーノー、オーノーノー
僕が知りたいのはたった一つだけ
君はどっちの味方なの?
君は誰の味方なの?

僕はパラノイア・ブルーズ, 偏執病ブルーズに取り付かれてしまいました
ニューヨーク・シティーをうろついている間にです
ここでは人は5セント貨のために君を殴り飛ばすし
もう10セントのためなら刺し殺しもするんです

とにかく君がどうやったって
ニューヨーク・シティーでは失うことばかり
オー、僕はきわどいところで逃げ出したんです
そう、でなけりゃ危ないところでした

前にチャイナ・タウンに行った時なんて
僕はリンさんのチャーハンを食べてたんだけど
たまたまちょっと目を離して
さぁまた食べようと思ったらびっくり
僕のチャーハンはもう消えていたんです
オーノーノー、オーノーノー
僕が知りたいのはたった一つだけ
君はどっちの味方なの? 誰の味方なの?

僕が知りたいのはたった一つだけなんです
誰の味方? 誰の味方? 誰の味方?

脱線トピック 5 〜 Paranoia Blues のアンサー・ソングみたいだった "Have a Good Time" from 1975 album "Still Crazy After All These Years"

前の章にリンクを載せたこれにも書いたんだけど(Paranoia Blues のアンサー・ソングのような Have a Good Time),

ええい, 面倒だ, 上掲リンク先 note の自分, つまり筆者の文章を転載してしまう。

"PARANOIA strikes deep in the heartland. But I think it’s all overdone. Exaggerating this, exaggerating that. They don’t have no fun. I don’t believe what I read in the papers. They’re just out to capture my dime. I ain’t worrying and I ain’t scurrying. I’m having a good time." .. in the third verse of "Have a Good Time" ... In some metaphysical sense, なんて昔、筆者は自分の Facebook 上の投稿に書いたのだけれど、「形而上学的な意味において」なんてカタイこと言いたかったのか、「かな〜り抽象的な意味において」ぐらいの意味でそう書いていたのか、とにかく英語が全然完璧じゃない自分は何を言いたかったのか今や謎なんだけれど(いま改めて考えるのが面倒くさいだけ、笑)、とにかく、そんな意味合いで、"Have a Good Time" は "PARANOIA Blues" に対する Paul Simon 自身による "Answer" ではないか、と筆者は書いていた。

Have a Good Time 〜 from "Still Crazy After All These Years", the fourth solo studio album by Paul Simon, recorded in 1975, released in October 1975 ♫

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

Congratulations ♫

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

脱線トピック 6 〜 Congratulations の返歌, アンサー・ソングのように聴けた 〜 "I Do It for Your Love" from 1975 album "Still Crazy After All These Years"

この歌の歌詞の(筆者による)和訳は, 今年2021年3月29日付 note に載せた(以下の Paul Simon のオリジナルのヴァージョン の下に紹介する Herbie Hancock featuring Paul Simon のヴァージョンの下に note リンクを貼り付け)。

歌詞和訳の注釈についてはリンク先 note にて。

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

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僕らは雨の日に結婚した
空は黄色で、草は灰色だった
書類にサインして、車を走らせた
君の愛のために

部屋はかび臭くて、配管は古びてくすんだ色だった
冬の間ずっと、二人で寒さをしのいだね(*1)
僕らが持ってたオレンジジュースは全部飲み干してしまった
君への愛のために

古びたがらくた屋でラグマットを見つけたんだ(*2)
それで僕は君のためにそいつを持ち帰ったのさ
途中で色が変わってしまって
オレンジ色が青になってしまったんだけどね

古びたがらくた屋でラグマットを見つけたんだ(*2)
それで僕は君のためにそいつを持ち帰ったのさ
途中で色が変わってしまって
オレンジ色が青になってしまったんだけどね

訳ある心の痛み
したたり落ちる涙
北半球と南半球で
愛は生まれ、そして消えていく

君の愛のために
僕はただ君への愛のために

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I Do It for Your Love 〜 Herbie Hancock featuring Paul Simon, from Herbie Hancock 2005 album "Possibilities"

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

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僕らは雨の日に結婚した
空は黄色で、草は灰色だった
書類にサインして、車を走らせた
君の愛のために

部屋はかび臭くて、配管は古びてくすんだ色だった
冬の間ずっと、二人で寒さをしのいだね
僕らが持ってたオレンジジュースは全部飲み干してしまった
君への愛のために

古びたがらくた屋でラグマットを見つけたんだ
それで僕は君のためにそいつを持ち帰ったのさ
途中で色が変わってしまって
オレンジ色が青になってしまったんだけどね

古びたがらくた屋でラグマットを見つけたんだ
それで僕は君のためにそいつを持ち帰ったのさ
途中で色が変わってしまって..

訳ある心の痛み
したたり落ちる涙
北半球と南半球で
愛は生まれ、そして消えていく

君の愛のために
僕はただ君への愛のために

付録: ポール・サイモンのソロ3作目 〜 There Goes Rhymin' Simon ♫

今日の本 note 投稿で取り上げた1972年1月リリースの "Paul Simon" の次にポール・サイモンがリリースした, 翌年1973年5月リリースのまたまた傑作アルバム, 題して「ほら, サイモンがまた韻踏んでるよ」, いや原題は "There Goes Rhymin' Simon" ♫ その全曲ではないが 5曲聴けて, うち 4曲は歌詞和訳つき。

前作 "Paul Simon" と比べ, かなりポップな仕上がり, 音楽の豊穣を極めた大傑作。


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