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十二人の死にたい子どもたち/沖方丁

タイトルに惹かれて読んだ。
 
「集団自殺をしようと、サイトで自殺の意思を管理人に伝えた12人の子ども達は
廃屋病院に集まります。
ところが、待ち合わせ場所には既に亡くなっている少年がいた…
彼(ゼロ番)の正体は一体?これは殺人なのか?」という内容。

 
12人の性格やファッション、自殺の動機や価値観は分けられていて良かったが
心理描写が弱い。
展開がだらだら。
「マスカレード・ホテル」もそうだが
事件起きるまでにとにかく時間かかるというか
次の展開まで動くのが時間かかるというか
ページ数あるのに起承転結が弱い。
読んでいてだれる。
色々ツッコミどころがある。あのゲップのタイミングはどうなんだ。
入館順や数字をもらった順などの矛盾を考えていく工程は楽しかった。

小説と映画版で見た目が違う人がチラホラ…それが残念。
 
 
個人的には私はサトシくんやアンリちゃん寄りの考えかなーと思う。
アンリちゃんの性格が一番似ていて、価値観や行動はサトシくん寄りというか。

演じるならメイコ!
最初と最後での性格の違いを演じたら楽しそう。 

 
内容とタイトルからオチは想定内だったが
本当に読み通りで笑えた。
そして年齢に対して性格が大人び過ぎてないか。
そんなに気持ちは変わるか疑問に思った。

 
アンリとサトシは潔くて良い。
「自殺島」のが心理描写丁寧な印象(途中までしか読んでないが)。


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