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花粉症は自分で改善しよう

こんにちは!こんばんは!

ボディメイクの専門家 あきのです☺


今日は”花粉症”についての記事です。
(ちなみに最初に言っておくと、花粉症だけではなく風邪やアトピーや様々な症状に対する免疫力の話がメインです)


もうすぐ新年度のはじまりですね!🌸

つまりは春の到来♩


☞一部の人からすると悩ましい”花粉症の時期”が近づいてきたという事。


日本人の約5人に1人が花粉症患者であるといわれています。


自分以外でも身の回りの誰かしらは花粉症の方がいらっしゃるでしょう。


今日はそんな国民病ともいわれる”花粉症”の改善アプローチを紹介していきます!!

専門的な内容になりますので、ゆっくりと理解しながら読み進めることをお勧めします!

花粉症の概要

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花粉症とは花粉を吸いこむことによって、くしゃみ・鼻水・鼻づまり等の症状を引き起こすアレルギー性鼻炎の1種です。

目や喉のかゆみ・結膜の充血・涙が止まらない・めまい・頭痛・倦怠感・イライラ感などの症状も(ひどい場合)

花粉が飛散している時期はずっと症状が続いてしまうため、精神的な影響もあります。

春が好きではない理由として、”花粉症が辛いから”という意見は少なくないでしょう。

〈花粉症発生のメカニズム〉

鼻腔内に入ってきたスギ等の植物の花粉に対する免疫反応によって鼻水等の症状が引き起こされること。

【つまり】☞花粉(アレルギー物質)が一度鼻の粘膜に付着すると抗体が作られる。その後再び侵入すると鼻水等の反応が引き起こされる

※年間通して鼻炎の人は、ダニなどのアレルギー物質によって引き起こされる鼻炎や、複数の花粉に反応する花粉症を患っている可能性が高い。

花粉に対する免疫反応そのものが悪いという訳ではなく、反応が過剰であることが問題である


〈マニアックな方向け〉

・鼻の症状
花粉が鼻に侵入した後に、マスト細胞にくっつく
そしてヒスタミン、ロイコトリエン、トロンボキサン、PAFなどの物質を放出し、それらの物質が鼻の神経や血管を刺激して発症する

・目の症状
ヒスタミンなどの物質が放出するところまではは鼻の症状と同じ
それらの物質が血管を刺激することで拡張→充血
それらの物質が知覚神経を刺激→かゆみ
知覚神経の異常の影響により涙腺神経を刺激→涙

これって花粉症?それとも風邪?

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花粉症は風邪と症状がよく似ているため、判別し難いことがあります。

幼少期からずっと花粉症の人もいれば、成人以降に発症する場合もあるため、今年から花粉症デビューだ!ということもあり得るわけです。

花粉症になっているのか、ただの風邪に過ぎないのか、症状別でチェックしてみましょう!


ちなみに、鼻水に加えて涙が出る場合は花粉症の可能性が非常に高いです。

〈鼻の症状で判別しよう!〉

・鼻水

(風邪の場合):粘り気が強く、黄色や黄緑色
(花粉症の場合):サラサラとした透明のものが止まらず出てくる

・鼻づまり
風邪・花粉症ともに口呼吸になることにより、口の渇きや咳、食べ物の味が分からなくなる

・くしゃみ
花粉症のくしゃみは、風邪やインフルエンザの際のくしゃみより回数も多い


〈重度のケース〉
・皮膚のかゆみ ・頭痛 ・倦怠感や寝付きにくい

改善に向けて必要な考え方

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花粉症の概要にも書きましたが、アレルギー反応というのは

アレルギー物質が体内に侵入してきたときの免疫(抵抗)反応であるということ。


つまり!花粉症である人とない人の違いとして言える大部分はアレルギー物質が体内に侵入するかどうかということ。


着目するポイントは栄養の吸収を行う”小腸”です。

【小腸とアレルギー物質の侵入について】

栄養の吸収を行う”小腸”の表面は決してツルツルしているわけではなく、”絨毛”と呼ばれる細かい毛のようなものが生えている。(この絨毛にも微絨毛という細かな突起がある)

絨毛があることによって小腸の表面積が広がる
故に効率良く栄養の吸収が可能になる
(絨毛が広がるとテニスコート約1面分といわれている)


この絨毛には細胞間のつながりによるフィルターが存在する(タイトジャンクション)
このフィルターには、細かく分解されたアミノ酸レベルの分子は通過できますが、他の大きな分子(細菌やウイルス)は通過することが出来ず体内へ侵入出来ない

これが通常の免疫システムである


しかし、炎症によって細胞間のつながりが破壊されてしまうと細胞間が広がってしまいフィルターとしての機能が故障する

これを”リーキーガット症候群”という
(Leaky gut syndrome、LGS)

つまりは花粉などの大きな物質でも通貨が可能になり、抗体が作られて免疫反応が発生するということ!
(病原菌なども同じく)


(要約すると)小腸にある絨毛は炎症によってフィルターが破壊されて花粉などのアレルギー物質を侵入させてしまう



→次に考えるべきこと

炎症が起こる原因について
(何故リーキーガット症候群が起こるのか)

リーキーガット症候群の原因

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リーキーガットの原因は様々あると考えられています。

その中でも小腸の炎症を起こす原因となる物質を把握することで栄養学的にアプローチが可能となります。

リーキーガット原因① グルテン

小麦粉に含まれる”グルテン”によってタイトジャンクションを形成するタンパク質同士の結合がほどける

〈グルテンを含む食品〉
・パン ・パンケーキ ・ドーナツ ・ハンバーガー ・パスタ ・揚げ物類 ・たこ焼き ・ピザ ・ケーキ ・スナック菓子 ・カレールウ
リーキーガット原因② カゼイン

乳製品に含まれる”カゼイン””とはタンパク質の1種
タンパク質とはアミノ酸の集合体であるが、カゼインのアミノ酸は分解しにくく、未消化のまま腸に届くことにより傷つけて炎症を起こす

〈カゼインを含む食品〉
・牛乳 ・チーズ ・ヨーグルト ・生クリーム ・練乳 ・脱脂粉乳など

ちなみにグルテン、カゼイン共に中毒性があることも確認されています。

リーキーガット原因③ オメガ6

油に着目した際に様々な種類がある中で”オメガ3”と”オメガ6”に注目する
炎症においての違いでは、オメガ3系が炎症を抑え、オメガ6が促進させる効果があるという事

どちらも必要な栄養ですが、現代人はオメガ6に大きく偏ってしまっているので
オメガ6を減らし、オメガ3を増やすことによりバランスを整えることが大切!

普段の食事において…
増やすべきオメガ3:魚の油・えごま油・亜麻仁油
減らすべきオメガ6
サラダ油・ごま油・マヨネーズなど

結局は”健康的な食生活”といったところに落ち着きますが、パンや牛乳やヨーグルトが炎症を悪化させるということに驚きを隠せない人もいるのではないでしょうか。

(ちなみに牛乳で骨は弱くなるケースがほとんど)


余談になりますが、栄養学においてはあらゆる事柄における”肯定派”と”否定派”が存在します。

研究者によって考え方が違い、何が合っているかという断定することが難しい分野でもあります。

今回の”リーキーガット症候群”においても研究途中であり、医学的に結論づけられた状態ではありません。


”すべての事象の肯定派・否定派それぞれの意見や考えを踏まえることにより、包括的かつ多角的な視点で捉えることが可能”になります。

リーキーガット・グルテン否定派の意見

・「グルテンを摂る生活」と「グルテンを摂らない生活」では、病気にかかる確率や死亡率はほぼ変わらず、もしくは「グルテンを摂らない生活」の方がやや高い場合もあった

→否定派の意見としてよくこのような内容が挙げられますが、この研究には裏側があります
グルテンを控えた食生活(例えばパンやカレーやパスタを避ける)ことによって、併せてビタミン、繊維類、マグネシウム、亜鉛、鉄などの栄養摂取量が少なくなったということ


つまり、グルテンの摂取の制限と同時に他の栄養素を制限してしまったことによってメリットとデメリットが同等ないしはデメリットが上回ってしまったといった内容になります

グルテンを避けたとしても、野菜や穀物の摂取を意識することでデメリットの面を受けることなく”炎症の発生を防ぐ”というメリットのみ享受することが期待できるでしょう

花粉症に対する骨格的アプローチ

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免疫システムは腸が担っていますが、その管理やコントロールしている場所は”脳の視床下部”になります。

脳の周りを囲む頭蓋骨が締め付けることによって圧がかかることによって血流の低下を招いたり、視床下部にも影響を及ぼします。

トンネルの中や飛行機で気圧が上がって耳が聞こえにくくなった時に唾を飲み込んで圧を抜いたり

耳を引っ張ることによってスッキリした気分になるのと同じ

視床下部に対して血流をよくするアプローチを施すことによって、頭痛はもちろん、花粉症ならではの症状の緩和も期待できるでしょう


視床下部とは”蝶形骨”という骨の上に乗っかっています。

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〈蝶形骨を動かし視床下部へ血流を促す方法〉

①頬骨(目の下の骨が出っ張った部分)に手を当てて、外側に押し出すように伸ばす(蝶形骨を動かしやすくなり、鼻の通りをよくする)

②蝶形骨(こめかみ)に手を当てて軽く圧迫し少し揺らす

③蝶形骨(こめかみ)に手で圧迫したまま下に引っ張る(たれ目になるようなイメージ)

特に花粉症シーズン真っただ中においてやるといいでしょう♩

是非試してみてください!

本当に症状が酷い人向けの最後の切り札

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今まで花粉症で悩まれている方から相談をいただいた時に、栄養学的なアプローチ、骨格的なアプローチによって症状が緩和・解消した例もたくさんあります。

しかし、緩和しても元々重度の花粉症だと、以前悩ましいことには変わりません…


そういった方にはサプリを紹介したり


花粉症に効く注射を安くで打ってくれる病院を紹介をしたりで症状が緩和・解消することも多いので個別に相談してください!

(ちなみに注射ではかなり酷い場合でも1シーズンはピタリと症状がなくなることがほとんど)

基本的にはおすすめしませんので、このnote上では紹介しません…!笑

さいごに 

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花粉症で悩まれている方って多いですよね

僕自身は花粉症ではないのですが周りには悩んでいる人を多く見かけます

相当辛そうです…


今回紹介したグルテンカゼインについてもいろんな意見があり、

「体にイイ小麦もある!」とか「牛乳が体にイイという論文もあるよ!」といった意見があって、そういう意見があること自体当然なのですが


私たちがスーパーやコンビニで手に入るレベルのパンや牛乳がいかにクオリティが低く体にとってプラスに働く栄養素が少ないか

これを無視した議論には大した意味を持ちません。


もちろん好きで摂取すること自体何も悪いわけではなく、僕も出されたら食べるし飲みます笑


しかし、あくまでも頭に入れてもらいたいことが


”現代において、自分のカラダの健康を管理してくれるのはスーパーでも病院でも家族でもなく自分しかいない”ということ



最後まで読んでいただいた皆さんには、僕が感銘を受けたダライ・ラマの言葉を紹介します。

「お金を稼ぐために健康を害し、今度は病を治すために、稼いだお金を使う。将来の心配ばかりをして、現在を楽しむことをしない。その結果、人々は現在にも未来にも生きていない。あたかも人生が永遠に続くかのように生きているが、真の意味での人生を全うすることなく死んでゆく」


節約志向で安い食べ物ばかりを選ぶ人には、真の節約に対して今一度考えてほしいものです(経済的にそうはいかない方もいる)

健康よりも大事なことはないはずです!☺


花粉症に対してのアプローチ、風邪をひきやすい人にも有効なのでお試しあれ∼



最後までお付き合いありがとうございました♩

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