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本を出版するということ

こんにちは。
著者チャンネル事務局です。

本を出版するということは何なのでしょうか。

私たちは、著者の仕事をイメージしやすいと思います。
机の上で様々な本を読み、パソコンや紙に書いて情報収集。

著者自身のコンテンツを貯める、集める。



文章を書くということは自分のコンテンツの棚卸でもある。
脳内、今までの経験が整理され、多くの人に役立つ知恵になる。

企画、文章としてカタチになったものは、
出版社が介入し、出版社の意思が加わることで、
出版への道が開かれます。

出版は、著者の作成した原稿を、たくさん刷って、
より多くの人に届けること。

これは過去も今も変わらない。

平安時代や江戸時代、
生きていた方々はもうこの世にはいません。

書物を通して、当時や現代までメッセージや想い、経験、知恵を
届けることができます。

歴史とは、現代につなげるということ。

「今を生きる」

生きているだけで、
未来へ繋がっていく。

そこに本を出版することで、
ただ生きているだけでは出会うことができない人たちにも
届けることができる。

そのため、現行に対して、出版社や編集者が意見を言うこともあるし、
出版社が主体となって動くこともある。
どのようにして多くの人に届けようかと著者と一緒になって試行錯誤する。

今はいろんな人が情報を発信できる時代。
手段はどれだけあってもいい。

ネットにはネットの良さがあり、本には物があるよいう本の良さがある。

ネットの情報はどうしても受け流されやすい。

ある人の思想のダイジェスト的な部分はわかったとしても、
微に入り細をうがった本質的なところまでは理解できない。

同じ内容が本とネットの両方に掲載されていたとしても、
紙に文字が染み込んでいるのと、
画面で光で文字が表示されているのでは見え方も感じ方も違う。

人間には五感があるから。

もっと言うと、
この世は二次元で捉えるのか三次元で捉えるのか。

表面的に捉えるのか、立体的に捉えるのか。

よく「俯瞰する」と言う言葉があります。

点で捉えるのではなく、面で捉え、さらに立体的に捉える。

ネット上では記事をたくさん書ける。
「投稿」ボタンをクリックすれば誰でも簡単に自分の意見を表明できる。

対して、本は、原稿をつくって、編集者や出版社と意見を戦わせ、
何枚もの紙を刷り、血に汗を滲ませる想いで必死に本気で書く。

何十倍も何百倍もの苦労が伴います。

1クリックで情報を発信できる時代に

正直、

「そこまでして出版したいのか?」

と想う人もいるでしょう。

そこまで本気だからこそ、
人に伝わるし、感動するし、心動かされ、
多くの人の笑顔を見ることができる。

現代は無名でも情報を発信できる時代。
表に名前も顔も出すことなく意見が言える社会。
良くも悪くもですが、悪い方向に行かないように。

自分の名前や顔をしっかり出した上で、意見を主張し、
さまざまな人と出会い、共感し、仲間をつくり、
新しい何かを生み出す。

そうやって豊かな社会を作り、生きていくことが
私たちが未来に貢献できる。

本を出版するとは、私たちにとっては幸福ですね。

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