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消費者庁の「リコール情報サイト」を知っていますか?


|リコールは車だけじゃない

リコールとは、
設計・製造上の過誤などにより製品に欠陥があることが判明した場合に、法令の規定または製造者・販売者の判断で、無償修理・交換・返金・回収などの措置を行うこと
ですね。代表的なものでは自動車関連があるが、多くの人はご存じですよね。

でも、食品衛生法や消費生活用製品安全法などいろいろな法律で、
食品、家電製品、文具・娯楽製品、被服品、保健衛生品、車両・・
など
いろいろな製品に欠陥や表示上の問題、不具合などが万が一発生していたら・・・・大変危険な結果を生じることもあり、事業者には回収等の措置を講じなければならないこととされています。

|消費者庁のサイトで一括管理

事業者側からすると、食品や文具、衛生用品などは使用者(購入者等)が明確でなく、リコールしたくても、使用者(購入者等)からの申し出がないと、適切な回収等の対応ができませんよね。

また、それぞれの業態によって担当省庁が異なることから消費者としては大変不便ですよね。

そこで、消費者庁がこの種のリコール対象について一元的にとりまとめることとし、消費者庁の「リコール情報サイト」に掲載・表示されているんです。

(筆者撮影)

つまり、消費者庁が提供している「リコール情報サイト」は、消費者が保有している商品に関して、何らかの欠陥、不具合又は品質上の理由等により、事業者が必要な是正措置を実施する場合に、消費者庁がその情報を集約して消費者に提供しようとするものなんです。

|事業者の是正措置とは

是正措置には
① 回収等(返金、交換、引取り等)
② 改修等(点検、修理、補修部品の提供等)
③ 注意喚起(ラベルや説明書の差替、ウェブサイト等での消費者への呼びかけ等)

の三点があり、事業者等が提供するこれらの情報を集約して提供しています。

|このサイトの利活用を

消費者の皆さんも、ぜひ自分の使用している商品や食品の安全性を確認するために利活用してみませんか?

必要な方には掲載した情報をメールで配信するサービスも行っているそうです。

|サイトに掲載している情報について

(1)掲載内容について
当サイトでは、関係行政機関が公表している情報や、事業者から任意で提供のあった消費者向け商品に関する情報のうち、上記の是正措置に該当する情報を掲載しています。
また、関係行政機関が公表している情報については「参照情報」欄に、リンク先を掲載しているので関連情報も収集できるようになっています。

(2)情報の掲載期間について
掲載されている情報は、原則として、当該商品の回収が完了した場合は掲載を取り下げている。
ただし、商品が転々譲渡される等して長期にわたり使用されることなどが想定される商品は、回収完了後も注意喚起として掲載を継続する場合があるという。

したがって、オークションやフリマでの商品売買等を考えの人は利用してみると良いですね。
過去に製品評価技術基盤機構(NITE)が「中古品売買のポイント」について情報提供をしているので参考に記載する。

(参照;日本経済新聞)

食料品については、消費期限・賞味期限やリコール理由に応じて、一定期間経過後に掲載を取り下げているとのこと。

(消費者庁資料)

(3)掲載している情報に関する注意点
原則、関係行政機関が公表した情報や事業者が自社サイト上に掲載している情報を、消費者庁で一定のフォーマットに集めて編集し掲載している。
関係行政機関等から追加情報の公表があった場合には、掲載内容を更新することがある。
商品毎に特有の注意事項等があるという場合もあることから、関係行政機関等のサイトも併せて見て確認するなどして一層正確に内容が把握すると良いでしょう。

なお、対象商品の取扱いについては、詳細画面を確認したうえで、「連絡先」欄に記載されている各事業者にお問い合わせすることができる。

|おわりに

自動車以外の製品や食品などにもリコールという制度があり、それらの情報を一元的に収集してを公表しているサイトがあることをご存じの方がどのくらいいるか分かりません。私も昨年知りましたので情報を共有します。
文中に書いたように、オークションや断捨離と称して所持する商品(中古)をションする方にも参考になるかと思います。」
サイトのURL ⇒ https://www.recall.caa.go.jp/index.php

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