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様々な政治体制「エウメスヴィル ーーあるアナークの手記」

<文学(103歩目)>
異色の「SF作品」と呼ばれているが、色々な政治体制を学べる「文学」だと思います。

エウメスヴィル ーーあるアナークの手記 (叢書・エクリチュールの冒険)
エルンスト・ユンガー (著), 田尻三千夫 (翻訳)
月曜社

「103歩目」は、エルンスト・ユンガーさんの他の作品とまるで異なります。

この作品は、「労働者: 支配と形態 (叢書・エクリチュールの冒険) 月曜社」と一緒に読んで、やっとこさわかったことがあり。

「アナーク」と「アナーキスト」 についてこんな作品は今まで出会ったことがない。

SFと分類する人もいますが、それにかかわらず読んでみると「アナーキスト」にかかわるエルンスト・ユンガーさんの考えに触れることが出来ます。

ちょっと月曜社さんのこの「叢書・エクリチュールの冒険」シリーズは取っ掛かりがカンタンではないが、とてもいい作品だと思います。

遠未来の都市国家エウメスヴィルを舞台のSF設定の中で、ギリシャの都市国家からナチスドイツまで含めて「政治体制」による物語は刺激的です。

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