ディストピア小説の代表作品「すばらしい新世界」
<SF(137歩目)>
90年以上前に書かれていたと思えない、すごい設定。これは残りますね。
すばらしい新世界〔新訳版〕
オルダス・ハクスリー (著), 水戸部功 (イラスト), 大森望 (翻訳)
早川書房
「137歩目」は、オルダス・ハクスリーさんの超有名作。
暴力なし、共生・個性・安定をスローガンとする清潔で文明的な世界。
理想の世界ではないか?と思うのですが、人間は受精卵の段階から選別され、5つの階級に分けられて徹底的に管理・区別されていた。
あ~、遺伝子検査とか行きつくとここまで行くかも。おぞましいと感じる。
その管理された美しい世界から、保護区で野人ジョン(これは、今の私たちの様に管理されていない人類)に出会って、主人公は現実を知っていく。
オルダス・ハクスリーさんによる、超有名なディストピア小説です。
1932年の戦間期の不穏な空気の下で「管理を感じさせない、でも徹底的に管理された社会」の究極の到達点を明示した作品だと感じました。各シーンがとても鮮烈で、バイオハザードでアリスが大量生産されている所みたいに、その後の様々な作品に影響を与えていると感じました。
「恐怖」により統制する社会も、「快楽」で統制する社会も、それぞれおぞましさあると感じました。
今日で274日目、私の朝のルーティーンです。
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