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オトナの上質なファンタジー「囀(さえず)る魚」

<文学(102歩目)>
本好きならば、読後感がとてもいい作品です。

囀(さえず)る魚
アンドレアス・セシェ Andreas Séché (著), 酒寄進一 (翻訳)
‎西村書店

「102歩目」は、アンドレアス・セシェさんが描く「リオ」さんって、本好きにとっては魅力的な女性。

なんか「リオ」さんに強い関心を持つ自分を意識してしまいました。

それにしても、「訳者が酒寄進一さんだから」で手に取った作品。
やはり「外さない」と思いました。良い出会いです。

これはアンドレアス・セシェさんによる「仕掛け」ですが、色々と読書好きには「なるほど」と思うようなことが散りばめられていて、それだけでも「いいね!」でした。

「本」というものの「力」を信じる者にとって「心憎い仕掛け」ありで、なんともいい時間を過ごさせてくれます。

オトナの上質なファンタジーです。

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