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新たな奴隷制度研究の切り口「母を失うこと 大西洋奴隷航路をたどる旅」

<文学(124歩目)>
アフリカ系のアメリカの大学教授が、自分自身のルーツを考察するアプローチがとても新鮮です。

母を失うこと 大西洋奴隷航路をたどる旅
サイディヤ・ハートマン (著), 榎本空 (翻訳)
晶文社

「124歩目」は、サイディヤ・ハートマンさんと最初の出会いとなった作品。

奴隷制度って、「肌の色」で起きたことと考えていたら、このノンフィクション的な本で「肌の色に関係なく」、「お金のために結託した白人と黒人による」ところが、初見でした。

このような学術研究のアプローチとして、現地でのフィールドワークを行ったハートマンさんの努力が実を結ぶ本です。

なかなか難解かもしれないが、高校生までに読んでおく本だと感じました。

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