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シリーズものだが、おそらく単発になりそうな惜しい作品「歴史は不運の繰り返し セント・メアリー歴史学研究所報告」

<SF(88歩目)>
イギリスでベストセラー、10冊以上のシリーズになっているとのこと。
ただ、早川さんで出すと読者が狭まる「歴史改変SF」ラノベ版くらいで刊行すると「いいね!」になりそうなモッタイナイ作品です。

歴史は不運の繰り返し セント・メアリー歴史学研究所報告
ジョディ テイラー (著), 朝倉 めぐみ (イラスト), 田辺 千幸 (翻訳)
早川書房

「88歩目」は、ジョディ・テイラーさん。
この作品で初めて読みました。

この作品は、SF設定もすごい大技なので「SF」として早川さんから刊行されている。

でも、ハヤカワ文庫SFの読者層ではない気がするところが「惜しい」です。男女の「愛(love)」たっぷりで、リーダビリティも良い。

しかし、ハヤカワ文庫SFの読者層の好物と違うから続編が出てこない気がします。
これはモッタイナイです。

「インディージョーンズ」ばりの活躍を品がいい文章で。且つ、ヒロインはドジで〇〇で。。。って、大昔の「スチュワーデス物語」の主人公と同じですね。

すると、このシリーズはハヤカワ文庫SFよりも20歳以上若い世代にぶつけないとモッタイナイです。

読んで感じたのは、コニー・ウィリスさんの雰囲気をカバーに感じて手に取って「〇」でした。
是非とも、シリーズを安定的に出して欲しい作家です。

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