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5-7. 毎日あくせくやっていれば結構満足感はある。 しかし、その間に世の中に取り残されているかもしれない。
ソニー会長 大賀典雄
1日は誰にでも24時間である。その中で、忙しくすごす人間と、ゆとりを持ってすごす人間がいる。やれ会議だ、電話だ……と気がついたら昼休みになっていた、などの経験はよくあることだ。
というのはソニー会長の大賀典雄である。
アクセク動いて仕事に追われていると、1日をふり返った時に、今日はいったい何をやったのか……と心もとない気持ちになることがある。
忙しそうにアクセク
5-5. 肩書きほど有害なものはない。
トッパン・ムーア顧問・元社長 宮澤次郎
宮澤は、肩書きはしばしば自分自身を見つめることを妨げると、次のように語っている。
宮澤は、大学卒業と同時に満州国の官僚になって14年、終戦時には県知事になっていた。しかし引き上げてきて、肩書きが取れ、家財も失うと食べてゆくだけで精いっぱいで、「法学士といっても何もできないものだなあ」とつくづく感じたという。
その後、大蔵省に入り、凸版印刷に誘わ
Y8-5. 明治9年からわき続ける水源地
走水神社からさらに進むと、国道16号線は海岸と離れて高台にのぼる。
しばらくの間、下に走水漁港と漁港に渡る伊勢町橋、走水海岸と東京湾を望む絶景が続く。
ここは運が良ければ、富士に沈む夕日が見られるという東京湾眺望のポイントらしい。
この道はしばらくするとすぐに下り、右手に大きな駐車場が見えてくる。
すぐ裏は走水海岸、そして隣は走水水源地管理センターである。
駐車場に給水用の蛇口が設置されており
5-4. 会社のために働くな、自分のために働け。
本田技研工業創立者 本田宗一郎
かつてはこうした言葉はまったく聞かれなかったが、いまでは、会社のためより自分のために働けと発言をする人は珍しくない。損得ではない、生き方としてそうせよと言っているのだ。
しかし、この本田がこの言葉を発したのは、1950年のことである。戦後5年、必死に事業を立ち上げようとしていた日本の産業界は戦後の荒廃からどう事業を立ち上げるか、どう事業を育てるか暗中模索の
「中国人の歴史観」劉傑 文春新書 1999
■「日本」という国名は尊大か?
劉傑:1962年北京生まれ。留学して1993年東大で歴史学を学び博士課程卒業。同年博士取得、早稲田大学で専任講師を経て1998年から教授。
中国人の歴史観も日本人の多様な歴史観も理解した中国人が、中国人の歴史観をどのように紹介するのか興味があったが、中国人の歴史観をそのまま披露するようなものになっている。実際に中国の人たちに聞けばそういいそうだ。
シナという
5-3. 先見性と早耳は違う。
三浦工業会長 三浦 保
三浦工業は、1927年に松山で個人の事業・三浦製作所を創業した。戦後の1959年(昭和34)年に三浦製作所として法人化してボイラ-の製造を始め、1978(昭和53)年に三浦工業と名称を変える。
地方で創業した企業が成功し、大きくなると、もともとの本社を引き払い東京に本社を移転するということはよくある。しかし、同社は東京にも本社はあるが、松山の本社は動かさない。
「情
5-2. 会社の財産は金ではなく事業だ。新しい工夫によって儲かる……それが事業である。
阪急グループ創始者 小林一三
小林は「事業」という言葉に非常に重きを置いていたが、小林の言う事業とは、金儲けではなく工夫なのである。だから小林は、原価、つまり仕入れを安くして利益を出そうとは考えない。良質の品を経営の工夫で価格を安くして消費者に提供せよ、と言うのである。
工夫とはどういうことか。小林が説明によく用いた例は、高級呉服の販売に関する工夫である。呉服担当の老練な店員は得意先を熟
5-1. 物事を他人より早く知って金を儲ける、ということをすると信頼を失い、事業は成功しない。
阪急グループ創始者 小林一三
一般には知られていない情報を真っ先に入手し、その情報をもとに行動を起こせば、人に先んじることができる。
たとえば、土地である。遷都論議があちこちで行われているが、遷都先の情報をいち早く入手し、その土地を購入しておけば、巨利を手にすることは簡単にできる。
そうして、企業や個人の資産を膨らませる人間を、有能と称したりするが、そうしたことは誠実な人間のすることで
4-13.品質はいいが値段は高い…では困るが、値段は高いが品質はいい…なら売れる。
ワコール会長 塚本幸一
世をあげて低価格時代である(1990年代中頃)。海外ブランド品も円高のおかげで販売価格が下がり、安くなければ売れないと言われる。
高品質・低価格でなければモノは売れないと言われるそんな時代に、他社の商品に比べて価格は少し高いが、高い評価を得て人気を集め、売り上げを大きく伸ばしている商品がある。
ワコールのファンデーションである。
その秘密を塚本はこう語る。
4-11. 個人の机には私物だけ入れろ。
西武鉄道会長 堤 義明
会社の備品である机には私物を入れないほうが望ましい…というのはビジネスの常識としてよく言われた。ところが、堤 義明は、机の中に入れるのは私物だけにせよ…と言うのである。これは実際に、西武鉄道が所沢に本社ビルを作った時に、社員に対して語った言葉である。
なぜか。裏を返せば、
ということを逆説的に言ったのである。
仕事で必要な書類がどこにあるか、その担当者しかわ
自販機の「うまだし」
1年ぶりくらいに羽田空港に行った。羽田空港第3ターミナルの自販機を眺めていて、清涼飲料水のペットボトルに交じってのむおだし「うまだし」なるものを発見した。「なるほど」これが商品になるのかと感心しながら、これは立ち食いそばだな、と感慨深いものがあった。
1970年代、飛行機は長時間給油せずに飛ぶことができなかったため、ヨーロッパや北米行きの飛行機は、いったんアラスカのアンカレッジに寄って給油してい
プロフィール画像、自分のものに変えてみた。
よくわからん状態でnoteを始めたので、プロフィール画像はあるものを使っていた。私のページは人気商売ではないし、画像次第で読んでくださる方がそんなに影響を受けるわけではないだろうと思うので、そのままにしていた。
それでもよかったが、毎年、この時期の恒例で、初夏の気分で頭髪も借り上げた。気分転換にその気になってプロフィール画像も、しばらく前に孫が描いてくれた似顔絵に変えてみた。なんか変わるのかしら。