学生時代から12年連れ添った夫と別居中そして離婚協議中①アスペのサイコな夫
今日は実は夫と付き合って12年記念日でもあり結婚5年記念日であるのだけれども、5月末から12年連れ添った夫と別居して離婚が決まった。
別居当初の6月は本当に本当に本当に死ぬかと思うくらい辛かった。自分で決めた別居なのにどうしてこんなにも辛いのかと
ときを戻せば、夫との愚痴話をついうっかり親に話す度にお互い様だ、私がわがままだと散々言われていた。そうだよなと思い、私はここ数年辛い時はぐっと奥歯を食いしばり頑張ってきたと思う。というか耐えてきた。しかしお互い様だなんてそんな生ぬるい言葉で済まされたら、私と夫の12年は一体なんだったのだろうと報われない。
確かに私は夫には大変お世話になった。しかし私の心がすり減るのは夫が家事をしないとか女癖が悪いとかそういうのではない。夫は話が通じないし人の気持ちを理解できない。彼はASD、アスペルガーなのだ。ASDと暮らさないとこの辛さは本当に分からないと思う。それくらいASDの夫との生活は常に孤独で寂しくて、それでも好きだからという気持ち一筋でなんとか自分で自分を奮い立たせていたと思う。おかげさまでカサンドラ症候群になってしまった。
アスペルガー
https://www.fuseki-clinic.com/sp/column/asperger.html
カサンドラ症候群
https://osakamental.com/symptoms/cassandra-affective-disorder.html
夫は家事もできるし女友達もいないし仕事も出来るし世間的に見たら良い旦那様の典型的な姿に見えていただろう。しかし心が通じ合えていない感覚は常にあった。そしてASDの特徴でもあるこだわりの強さが秀でていて、やたら家事の強いこだわりや食の強いこだわりを押し付けられさすがに参ってしまった。服のたたみ方、洗剤は手作り、食べ物の焼き加減、味の濃さ、等など、年々とにかく常に完璧でいなければならないという緊張感があった。それに加えて経済的DVであったりモラハラな言動が加速していった。アスペルガーとモラハラは紙一重なのかもしれない。
私が精神疾患を抱えてからは特に年々夫といることが辛く感じるようになりどんどん溝が深まっていったと感じている。
具体的なエピソードで言えば、私は精神疾患を抱えてからは死にたいと思う日々が増え、たまに「死にたいな‥」とポツリと零してしまうことがあった。
もしパートナーが、最愛の人がそう言ったらどうするだろう。私なら、「私がいるよ。」「大丈夫だよ。」等といった言葉をかけるだろうし、抱きしめるだろうと思う。自分はそうしてほしい。
しかし夫は私が死にたいとこぼすと
「死んだらちゃんと火葬してお墓に入れてあげるから安心しな」
と毎回この返しであった。
サイコじみている。
私たちは辛い時に支え合えないのだなと思った。
喧嘩も増えるたびに話し合いができずヒステリックになった私の方が悪いのだから謝れという責任転嫁により基本的に私が謝罪して仲直り?を装っていた。12年間今まで本当に仲直りができたことはおそらく1度も無いのだと思う。しかし夫と付き合う前で他の人と付き合っていた時はヒステリックになったことは一度もないし別居中も独りでにヒステリックになることはない。つまり夫がいる限り話が通じず感情が伝わらずそのもどかしさからヒステリックを起こしていたのだと気づく。
物理では衣食住を支えてもらっていたが心が安心感で満たされたことがなかったなと思う。
家出はもう何十回しただろうか、親は私の我慢が足りないと言い1度目の家出の時に実家に帰ると夫のいるアパートに帰れ。と言われた。それからは家出をしても1度も実家に頼らずホテルや姉や叔母の家を転々とし道の駅で朝まで過ごすなどをしてきた。
そして今回の家出もホテルや姉の家を頼り1週間ほど過ごし、もう夫のいるアパートに戻ることはないと確信した。家出5日目で確信に変わり、6日目と7日目で賃貸を探し内覧をして8日目に新しく一人で住む賃貸を決めた。
さすがにこれ以上姉の家やホテルを転々とするのも申し訳ないし費用がかさむため親に別居を報告した。
もう一緒には住まないし離婚するだろうから新しく賃貸を決めたし、入居日まで家に住ませてほしいと
突然のことに親も鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をしていた。
高校2年生の夏に私が告白してからあれよあれよと7年交際期間を経てゴールインし結婚5年目にして私の方から希望して別居に至った。別居というか逃亡に近い。12年を共にした彼でもあり夫と離れる決断をした自分を未だに別人格の自分なのでは?と疑う事がある。しかしもう好きではないし愛することが出来ないのだ。ぽっかりと穴が空いてしまったのをなんとか埋めるかのように、本業の仕事以外にバイトをしたり、通いたかったネイルスクールにも通ったり、やたら友人との約束を入れたりと、一人でぼーっとする時間をなるべく作らないようにしている。
今日は結婚記念日であるのだが、なんだか紛らわせたくて一人旅行に来た。それも夫と共に大学時代を過ごした場所に。全ての場所の思い出に夫がセットでつきまとうのだなと目の前に映る景色がそう思わせる。
そんな結婚記念日の朝に夫に抱きしめられる夢を見て目覚めた。久しぶりに号泣した。
なんとなく今まで空元気で別居に新居探しに新しい職探しにとバタバタした日々が続いていて悲しみの気持ちを忘れていた。
辛い
寂しい
心から愛されたかった
そうだ、私は本当はずっとこういう気持ちだったんだね。と自分で自分を抱きしめた。
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