デジタルメディアの世界で健康に育つには、を観て

19世紀後半、第一次産業革命期に工業化された都市では公立学校制度が確立され、義務教育体制が敷かれた
日本もそれに倣い、明治5年学制が施行された

それが現在も続く教育の在り方
その潮流を受け継いでいるのが盲目的ICT教育だろう

仕事に人がついていく、そのための人材作り。材は消費されていく
学びの本質からは程遠い。

動画の中で様々な分野の専門家が鳴らす警鐘も、同意しながら聞けた。
スマホやタブレットにかぶりつく子供たちが映っていたけれど、我が家にはその光景はない

だけど、一歩外に出ればそういった環境へ子供達が囲まれるのは容易なこと

グローバルグリーンニューディールの政策提言を進めているジェレミー・リフキンは、第三次産業革命を新ガンディー主義とも呼んだ。
20世紀に終焉を迎えた第二次産業革命下の大量生産・大量消費・垂直統合型の社会構造から、
分散水平型の社会へ。
オランダのベーシックインカムマン、ルトガー・ブレグマンもリフキンのビジョンと呼応する。
しかし、斎藤幸平氏は新著 人新世の冒頭でグリーンニューディールを否定していた。気になるので新書を最後まで読んでみたい。

動画の中で幼少期の運動が重要である、という意見がある。
三砂ちづるさんの排泄コミュニケーションを連想した。
この動画を取り上げていたサイト自体がシュタイナーや人智学に則っているので当然であるけれど。

アナログで育った人だけが、デジタル世界に分別を持って対処できる
それが、現代の脳科学からのメッセージ
幼い頃からの運動が大切だということ
運動。要するに体を動かすこと、身体が育む心、精神への影響は、整体の創始者野口晴哉氏の言葉とも重なる

スマホやタブレットの遊びではない、
砂遊びや虫捕りといった遊び=創造の大切さが科学の分野からも言われている
子供達からそういった機会を奪わないよう絶えず気をつけたい

成人ではない子供や幼児がしているテレビゲーム、ケータイゲームをeスポーツと呼ぶことに違和感を感じていた

10数年も経てば子供の方から離れていく
その親離れまで親は子供に育てられなければならないと思う
チョーク&トークのような子育てではうまくいかないだろう。
子育ち親育ちという共に育つ、共にかけがえのない時間を共有し、学び合うという姿勢でなければ

動画の終盤ではガン研究者が、デジタル機器の物理的影響にも言及している
携帯電話はおもちゃではなく、双方向のマイクロ波ラジオであるということ
子供達をマイクロ波暴露から防ぐこと。放射線が出ていることを忘れないこと

コロナ社会になってオンライン化が急激に進んだ
しかし、未成年や小学生以下の子供達とは、
散歩中の道端でも感じ取れる生命の営みをみて驚いたり、面白がったりすることを共感し、
そういった何気ない日常の中での小さなひと時を共有していきたい
そうして1人の人間として育っていきたい

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