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豚の角煮と、鍋の見張り番


終日リモートワークで、家にいるのに料理に気がいかない時。
以前も書いたことがありますが、そんな時にぴったりなのが、かたまり肉をただ茹でておく料理。

ほぼほったらかしで、豚の角煮を仕込みました。
酒1/2カップと生姜の薄切りを入れたたっぷりの水に豚のバラブロックを沈め、弱火でゆっくり、1時間〜2時間ほどほったらかして仕事に向かっていると、竹串がスーッと入る柔らかさになります。
それを鍋ごと冷蔵庫に入れ、また放置。
茹で汁の上部に白い脂が固まったら取り出して(この脂はラードとして色々使えますし、余った茹で汁も美味しいスープのベースに。)
茹で汁1・1/2カップに酒1/2カップ、生姜の薄切りを少々鍋に入れ、
肉を湯通しして切り分けたものと櫛形に切った玉ねぎ1個分を入れて弱火で30分煮ます。
その後醤油大さじ3、みりん大さじ4、砂糖大さじ1を加え、キノコやこんにゃくと共に20分ほど煮込みます。
煮上がり際に黒糖大さじ1、ゆで卵や青菜を適量混ぜ、火を強めて汁気を飛ばせばできあがり。そのまま冷めるまで置くと味が染みて美味しくなります。

時々台所には立つものの、待ち時間の間に仕事が捗るのが、こんな日は嬉しいんです。

そんなほったらかし肉料理の仕込みを手伝ってくれる、私の相棒がこちら。

なんだかおもちゃのようですが、
ポットウォッチャー、と言います。
フィンランドから来た小さなキッチン雑貨。
veicoというメーカーのものです。


鍋の縁に挟んで蓋を少しずらした状態にすることで
蒸気を逃し、吹きこぼれを防いでくれて…
名前の通り、鍋の見張り番ですね。

吹きこぼれをおそれずに鍋の中の対流を生むことができ、味しみが良くなる加勢をしてくれたり。

麺を茹でるときも大活躍です。


本当は鍋側の縁に差し込むものなのでしょうが、このクマの頭やお尻に重たい蓋がどうしても乗っかってしまうので
なんとなく、いつからか蓋にかませるように。

色々な動物があり、どれもユーモラスで愛らしいものばかり。
仲良しに差し上げていて、残ったのがこのクマでした。

普段は壁の棚の端っこが定位置。


なければないで済むものではありますが。

こんなとぼけた顔で出番を待っていたり、
いざとなればなるべくおいしくなるように手伝ってくれたりしている健気な佇まいが、とても気に入っています。

忙しくてドタバタ立ち働いていたり、長い時間キッチンに立ち続けないといけない時や、

今日のように他のことが頭を占めていたり、
なぜか前向きになれない時にも、

この小さいものが目に入ってはほっと和んで、

という感じに思いのほか助けられているようです。


目に入るところに好きなものを置くというのは、
こういう意味もあって大切なんでしょうね。





#note  #料理 #肉料理 #豚の角煮 #ポットウォッチャー #フィンランド #調理道具 #鍋 #Veico  #リモートワーク

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