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埋もれがちな名曲を紹介 その2

前回は、アルバムの中でシングルカットされず、名曲なのに知名度が低い曲ということで1曲紹介してみた。

今回は、そもそも最初からジャンルごと知名度が低いので、埋もれがちどころか、どっぷり埋もれている名曲ということで、民族音楽っぽいところから1曲紹介してみようと思う。

その曲の名は「チチカカ(Titicaca)」。

アンデス山中にあるチチカカ湖のチチカカで、いわゆる「フォルクローレ」と呼ばれるジャンルの曲だ。

実は僕自身それほど詳しくないのだが、フォルクローレは、南米(ラテンアメリカ)諸国で1950年代くらいから盛んになった音楽で、伝統的な先住民の民族音楽と、現地に住むスペイン人の現代音楽が融合した大衆音楽ということらしい。

一番有名な曲が、サイモン&ガーファンクルのアレンジで世界的にヒットした「コンドルは飛んで行く」と言えばイメージしやすいだろうか。

僕がこの曲を知ることになったのは、まだ高校生ぐらいだったころ、たまたまFMラジオで流れていたのをエアチェックしていたからなのだが、曲名と曲の部分だけテープに録音していたので、誰の演奏なのか知らないままずっと聞いていたのだ。

最初に聞いてから30年以上経つし、久しぶりにもう一度聞いてみたいけど、オリジナルの音源なんて見つからないだろうなぁと思いつつ、ちょっと前にyoutubeで探しまくったら、ありました!

キラパジュン (Quilapayún)という、チリのフォルクローレグループの演奏が、僕が聞いていた、あの懐かしの「チチカカ」。

この手の楽曲は、同じ曲でも演奏するグループごとにアレンジが違い、下手するとまったく別の楽曲と言っていいほど違うものになってしまうので、見つけることができたのは本当にラッキーだったと思う。

ということで、現代的アレンジは多少あるけど、おもいっきり民族音楽っぽいインストゥルメンタル曲で、目を閉じて聴いていると、そのままアンデスに魂が持っていかれそうになる、静かだけど熱い情熱が感じられる名曲「チチカカ(Titicaca)」をどうぞ。


写真撮ったり、文章書いたりしてる人です。

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