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Vol.882【最近会った人】クジラショーのクジラを観る自分

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おはようございます!
クジラの脳のサイズは人間同等、知能は犬同等と知った星野です。

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▼本州最南端の串本町
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この3連休で姫方の実家に帰省していました。
和歌山県の串本という本州最南端の街。
海の匂いが香るのどかで良い街です。

親戚の方々と食事をしたり、
義実家でダラダラとバチェラーやTVドラマを観たりと楽しい帰省でした。

中でも最も印象に残っている場所は「クジラの博物館」。

クジラが有名な街らしく、
ミュージアムや水族館などがあり、
クジラに餌をあげたり触れ合ったりできるような観光施設でした。
※地方の施設なのでそんなに大規模でなく東京ドームで言うなら1個分くらいのサイズです(知らんけど)

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▼クジラの博物館のクジラショー
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「クジラの博物館」で最も記憶に刻まれたのは、クジラショー。

施設内中央にある海のステージ。
「14:20からクジラショーが始まります」
と30分前くらいから館内アナウンスが響き渡り、大勢の人がステージ前に集まります。

感じる空気感からこれはきっと、
ディズニーランドでいうエレクトリカルパレード、北欧でいうオーロラ、かつての近鉄戦のタフィローズの打席…
のような「ここに来たらこれは観なきゃ!」ものなのであると察しました。

暑い日差しの中、そこで売ってた300円にしては小さいカキ氷片手に、前方から10列目くらいに陣取りました。

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▼クジラvsイルカ
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人生で初めて見るクジラショーは、圧倒的にイルカショーを彷彿とさせる既視感のあるものでした。
フィールド内にクジラ4匹と、飼育員が3人居て笛を持って指示を出す構図。

イルカショーをイメージしながら眺めていたのですが、その違いに圧倒されました。

恐らくクジラは本来飛ぶためにできている身体ではないので、
ジャンプをしても飛距離も低くギリギリ身体全体が海上に出る程度。
バシャン!と大きな水しぶきをあげながら海に倒れ込む。

スピード感もイルカの半分くらいのもんで、だいぶゆったりしてる。
飛ぶスタミナも限られてるのか、20分間のステージで両手で数えられるくらいのジャンプ数…。

観ているとどうしてもこれまでよく観てきたイルカショーが脳内によぎり比較をしてしまうのですが、
"珍しさ"以外のほぼ全項目でイルカ>クジラでして、
運動会で最下位の子を見守る親のような気分になりました。
※それはそれでとても楽しい時間でした。

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▼勝手に比較してる自分
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「無意識の比較」というものを改めて実感しました。

別に誰かに、
「イルカと比べてくださいね!」と言われたわけではないのに、
クジラショーを前にすると無意識にイルカショーを想起し、勝手に頭の中で両者が対峙していました。

人間は何かを見た時、
無意識のうちに人生経験の中での近しいものと比較して感情を得るものなのでしょう。
これは人間の性のような気がします。

そしてそれは世の中が情報に溢れ、
"比較対象"に触れる機会も増えたことから、昨今より一層強まっている流れなのでしょう。
これは良い悪いではなく、致し方のない事実として受け入れるべきものだと思います。

大事なのは、
「無理に比較しないこと」ではなく、
「無意識の比較を認識すること」なのかもしれません。

その上でどうするか?は、状況と生き方次第。

比較の中から勝ち筋を見つけるも良いし。
フラットに見れるよう努めるも良いし。
それぞれの強みを見出すも良いし。

自分が何かを見せる時は別の何かと比較されることを認識し、
自分が何かを見る時は別の何かと比較しちゃうことを認識したい。
そうすれば無自覚の刃で人を傷つけることも減るんじゃないかなぁと思います。

…最近、皆さんがしていた"無意識の比較"はありますか…??



そんなことを考えながら、
やっぱり300円にしては小さかったと思うカキ氷の空き容器を捨てて帰路につきました。
姫方とクジラショーについて笑い合い、
「クジラ博物館」はめちゃくちゃ楽しい思い出になりました。


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■自己紹介
星野賢紘(Katsuhiro Hoshino)
1993年生まれ。さいたま出身。
城北埼玉高校、上智大学新聞学科卒業。
大学まで野球部だった野球好き。
なんJという野球のネット掲示板は欠かせない。

現在は単身赴任で大阪を拠点に東京浅草との2拠点生活中。
趣味は下町の店を開拓しておもろい繋がりを増やすこと。
テレビっ子として育ち、芸能ネタも好きです。
趣味にしたいことは、サーフィンと演劇。

好きなアーティストは、GReeeeN/MOROHA/BEYOOOOONDS/美晴。
好きな動物は、人間。
好きな苗字は、赤田/川崎/松田/杉谷/棚橋/武井壮。

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