大塚としひで

イノベイティングコーチ、公認会計士・税理士。大手監査法人約9年、大手金融会社経理部門6…

大塚としひで

イノベイティングコーチ、公認会計士・税理士。大手監査法人約9年、大手金融会社経理部門6年を経て独立。 会計、コーチング、心理学、NLPの学びで得た情報等やサービスを届けています【公式LINE】https://lin.ee/tSGxYZk

マガジン

  • カイケイシタイヨウ第1章〜起業編〜

    個人事業主が起業するときに必要なことを、わかりやすく小説風にしました。 これから起業する人にぜひご一読いただきたいです。

  • 会計士になるまでのお話し

    私が8年以上かけて公認会計士になるまでのお話全10回です。 公認会計士や税理士時間をはじめ、資格試験に奮闘している人の応援になったら嬉しいです!

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「超わかりやすい起業とお金 カイケイシタイヨウ」 第1話 起業編

0.あらすじ 「大谷じゃない?」たまたま参加した異業種交流会で再会した僕(大谷)と高校時代のサッカー部の先輩タイヨウ。タイヨウは公認会計士・税理士として活躍していた。 ひょんな流れからタイヨウに起業の思いを打ち明けた僕は、タイヨウから起業の方法やその後の「お金」のことを教わることに。時にはカフェ、時には居酒屋で、会計税務の専門家視点から軽快に語られる起業の「守り方」。ぼんやりしていた未来が拓け、道筋が見え、一気に加速していく僕の人生。そして、タイヨウの「想い」とは。 1.

    • 公認会計士受験生のあなたへ、お疲れ様でした!

      昨日8月20日まで、公認会計士論文式試験でしたね。 受験された方、本当にお疲れ様でした。 全力を出し切って、満足している方、本当にお疲れ様でした! とりあえずやり切ったけど、自信がない、 あの問題こうしておけばよかった、 など、いろいろと振り返って凹んでいる方もいるでしょう。 むしろ、そういう方のほうが多いのかもしれませんね。 私もそうでした。 ただ、今は頑張った自分を、真剣に試験に取り組んできたあなたを、 ホメてあげてくださいね。 あなたはがんばった、それは素晴らしい

      • 「超わかりやすい起業とお金 カイケイシタイヨウ」 第2話 経理のキホン編

        1.回想 新緑の季節になった。 僕は、この季節が一番好きだ。 空、樹木草花、 そして人が1年で一番活力が あるように感じるからだ。 気持ちのいい風、 新緑のにおい、 過ごしやすい気候。 桜の季節と同様、ほんのわずかな 期間に感じるので、 なるべく外出して澄んだ空気を楽しむ。 前回タイヨウと会ってから 約7ヶ月が経過していた。 僕は早めに着き、 品川の前回と同じカフェに入る。 ゆったりと座りながら、 ほんの数ヶ月前を懐かしんだ。 当時の自分はあの席に座っていたな。

        • 6.あり方【カイケイシタイヨウ第1章起業編】

          :前回までのあらすじ: 10年ぶりに再開した高校時代の先輩タイヨウと僕(大谷)。 起業についての話を一通り聞いた僕は、さらにタイヨウから直球の質問をされる。今度は、ちょっと変わった質問だった。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ (ここからつづき) ▼ 「大谷は独立して、 どんな想いを実現していきたいのかな?」 モヤモヤ感を思い出した。 一緒ではないけどまた似たような質問。 タイヨウさんしつこいな。 なんで何度も聞いてくるんだろう。 僕はちょっとイライラ

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        「超わかりやすい起業とお金 カイケイシタイヨウ」 第1話 起業編

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        • カイケイシタイヨウ第1章〜起業編〜
          6本
        • 会計士になるまでのお話し
          10本

        記事

          5.起業前にやること【カイケイシタイヨウ第1章起業編】

          :前回までのあらすじ: 10年ぶりに再開した高校時代の先輩タイヨウと僕(大谷)。 再開したタイヨウから、円満退社について話を聞いていた。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ (ここからつづき) ▼ 「さっき、 少しずつ起業の準備をし始めている って言っていたけど、 具体的には何をしているの?」 とタイヨウからの質問。 脳みそフル回転で記憶を辿る。 「あ、はい。 えーと、 まずはパソコンがないと仕事にならないな と思いまして、 仕事用のパソコン

          5.起業前にやること【カイケイシタイヨウ第1章起業編】

          4.円満退社のススメ【カイケイシタイヨウ第1章起業編】

          :前回までのあらすじ: 10年ぶりに再開した高校時代の先輩タイヨウと僕(大谷)。 再開したタイヨウから、起業するための書類「青色申告」について話を聞いていた。さらに質問はつづく。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ (ここからつづき) ▼ 「ところで、 今の会社に退職する話はもうしたの?」 「いえ、まだです。 なかなか言い出せずでして。 そもそもいつから起業するかを、 まだ決めてないんです。 近々とは思って、 少しずつ準備はしているんですけど。

          4.円満退社のススメ【カイケイシタイヨウ第1章起業編】

          3.開業に必要な2つの書類【カイケイシタイヨウ第1章起業編】

          :前回までのあらすじ: 10年ぶりに再開した高校時代の先輩タイヨウと僕(大谷)。 再開したタイヨウから、起業するための書類「開業届」について話を聞いていた。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ (ここからつづき) ▼ 「そうなんですね。 あのー、 その「開業届」っていうのは、 いつまでに税務署に持っていけば いいんですか?」 「うん、 「開業届」は、 開業した日から1か月以内だよ。 ちなみに1か月後がちょうど土日の場合は、 その翌日までだ。」

          3.開業に必要な2つの書類【カイケイシタイヨウ第1章起業編】

          2.フリーランスになるのは簡単だ【カイケイシタイヨウ 第1章起業編】

          :前回までのあらすじ: 異業種交流会で高校時代の先輩タイヨウと再会した僕(大谷)。 タイヨウにいろいろな人を紹介してもらう。 後日、タイヨウから独立起業に関する話を聞く約束をする。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ (ここからつづき) ▼ 平日の夕方。 時間有給を使って、 いつもより2時間ほど会社を早く退社した僕は、 タイヨウから指定された品川のきれいなビルの 1階にあるカフェに到着した。 そこまで混雑していないが、 勉強している学生、 お茶をし

          2.フリーランスになるのは簡単だ【カイケイシタイヨウ 第1章起業編】

          1.偶然の再会【カイケイシタイヨウ 第1章起業編】

          登場人物: 僕(大谷):起業を考える会社員。 タイヨウ:大谷の高校時代の先輩。公認会計士・税理士の資格を持つ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ▼ 「混んでるなぁ。」 思わずボソッとつぶやいてしまった。 休日のお台場は雨でも人で溢れている。 大半がカップルや家族連れで 笑顔に溢れているからだろう。 平日の新橋のような ピリッとした緊張感ある雰囲気ではない。 そんなお台場にスーツ姿で現れた僕は、 違和感を感じる。 ▼ 今日はお台場の

          1.偶然の再会【カイケイシタイヨウ 第1章起業編】

          その数字、どうとらえますか?

          こんにちは。大塚としひでです。 今回は数字のとらえかたで、 起きる現実は変わるよ、というお話。 ある会社でのこと。 第1営業部長は数字に厳しい人。 今月の売上予算未達成なら、 部下を怒鳴り散らす。 部下がどんなに頑張っても 予算を達成できないのならば 意味がないと考えているのです。 もちろん、 部下をいじめたいわけではなく、 部下を成長させたい。 ただ、自分も昔はそうやって上司に 怒鳴られながら育てられてきた。 それ以外にどうしたらいいかは あまり

          その数字、どうとらえますか?

          夢にまでみた生活がはじまった。〜#1会計士になってからの話〜

          こんにちは。 公認会計士・税理士の大塚としひでです。 公認会計士になってからのおはなし、 第1回目となります。 これから、公認会計士として働きはじめてから現在にいたる までの話を、なるべく失敗談を交えながら書いて みたいと思います。 監査法人に就職する 2004年12月、 私は大手と言われる監査法人に就職しました。 2004年12月1日。 当時芝浦にあった本社の研修室で入社式が終わると、 懇親会ということでお台場へ。 当時は日航ホテルだったと思いますが

          夢にまでみた生活がはじまった。〜#1会計士になってからの話〜

          無駄な事などひとつもない。〜私が公認会計士になるまで#10(最終回)〜

          こんにちは。 公認会計士の大塚としひでです。 公認会計士になるまでをつづったお話、 最終回の第10回目となります。 前回のお話しはこちら。 なんとか滑り込みで内定通知をもらった私は、 無事就職することができました。 最終回なので、これまでをあらためて振り返って みたいと思います。 8年半。1996年4月、 大学の講座で簿記の勉強をスタートさせた私は、 2004年11月に合格通知をもらうまで実に8年半 もの時間を要しました。 受験すること実に7回。

          無駄な事などひとつもない。〜私が公認会計士になるまで#10(最終回)〜

          涙の内定通知。〜私が公認会計士になるまで#9〜

          こんにちは。 公認会計士の大塚としひでです。 公認会計士になるまでをつづったお話、 全10回のうち第9回目となります。 前回のお話しはこちら。 7回目の挑戦で、やっと合格。 みなさんは、 7回も続けて何かにチャレンジした ことってありますか?笑 まずはホッとした あらためてその時の感情を思い出すと、 嬉しかったというよりは 「ホッとした」という感じでした。 もちろん嬉しさはじわじわ出てきましたが、 それ以上に、もう受験勉強をしなくて良い、 次のステ

          涙の内定通知。〜私が公認会計士になるまで#9〜

          あきらめななかった先に届いた「合格」。〜私が公認会計士になるまで#8〜

          こんにちは。 公認会計士の大塚としひでです。 公認会計士になるまでをつづったお話、 全10回のうち第8回目となります。 前回のお話しはこちら。 アルバイトをはじめる 会計士受験仲間じぇいさんとの会話の前後で、 私は別人になりました。 まず親に頭を下げて、 もう1年だけ勉強させて欲しいとお願いしました。 それから、自分の意識・環境を変えるため、 そして少しでも学費を自ら稼ぎ、親の負担を減らすため、 短期間ですが、当時お世話になっていた資格の学校で アル

          あきらめななかった先に届いた「合格」。〜私が公認会計士になるまで#8〜

          もう死んでしまいたいと思った。〜私が公認会計士になるまで#7〜

          こんにちは。 公認会計士の大塚としひでです。 公認会計士になるまでをつづったお話、 全10回のうち第7回目となります。 今回は重いテーマですね(苦笑)。 前回のお話しはこちら。 家にとじこもる 論文式試験に合格した翌年の2003年、 なんと短答式試験で不合格になってしまいました。 さすがにこれはしんどかった。 試験発表の後、頭の中が真っ白になりました。 きっと周りの受験仲間は、私にたくさんの優しい 励ましの言葉をくれていたのだと思いますが、 はっきり覚

          もう死んでしまいたいと思った。〜私が公認会計士になるまで#7〜

          論文のカベ。〜私が公認会計士になるまで#6〜

          こんにちは。 公認会計士の大塚としひでです。 公認会計士になるまでをつづったお話し、全10回のうち第6回目となります。 前回のお話しはこちら。 前回は、なかなか合格できない日々が 続いていたお話しでした。 さてさて、続きです。 ついに短答式試験に合格。しかし・・・ 2002年の試験合格を目指していた頃に、 ようやく勉強の手応えが出始めました。 本気になって勉強をはじめておよそ3年。 1万時間の法則に従うかのように「わかる」 「できる」感覚が少しずつ湧い

          論文のカベ。〜私が公認会計士になるまで#6〜